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第9回 電子書籍に関する調査

一向に増えない利用者と利用希望者

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

このレポートは、インターネットコムと goo リサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「電子書籍」について調査した第9回である。

調査対象は全国10代~60代以上のインターネット ユーザー1,087人。男女比は男性53.7%、女性46.3%。年代比は10代13.8%、20代15.5%、30代21.8%、40代17.2%、50代19.6%、60代以上12.1%。

今回も最初に「電子書籍/雑誌を読んだことがありますか」と尋ねてみた。「はい」は34.3%(前回34.8%)、「いいえ」は65.7%(同65.2%)で、状況に変化はない。また、この「いいえ」と答えた電子書籍の未経験者714人に読みたいかどうか質問したところ、「はい」は31.1%(同33.0%)、「いいえ」は68.9%(同67.0%)で、電子書籍/雑誌に対する関心が高まらないどころか、利用を希望しない人の割合が増え続けている。

電子書籍/雑誌を読みたくないと答えた492人(全体の45.3%)に理由を質問したところ、「紙の書籍/雑誌の方が好き」(42.5%)、「画面では読みにくい」(42.1%)、「紙の書籍/雑誌で十分満足している」(35.2%)という答えが多かった。

電子書籍が普及しているとはいえない状況にあり、楽天の「kobo」や Amazon.com の「Kindle」といった専用リーダーを利用している人は27人(全体の2.5%)にとどまった。それでも、使われている専用リーダーの種類については、「Kindle(Amazon.com)」(44.4%)と「kobo(楽天)」(33.3%)の2強と低迷するその他製品という傾向が見てとれる。

盛り上がりに欠ける電子書籍市場であるが、利便性が高いことは間違いないので徐々に利用者が増えて行くだろう。そうなれば調査結果にも変化が現れるはずだ。その変化をとらえるためにも、引き続き調査を行っていく。

<調査概要>

  • 実施期間: 2013/09/30~2013/10/03
  • 有効回答数: 1,087

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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