gooリサーチ と 読売新聞 による共同企画調査
読売新聞 2007/11/09 東京本社夕刊
gooリサーチと読売新聞社による共同企画調査<第55弾>
食品の安全性について
~消費期限1日過ぎたコンビニ弁当 「食べる」8割~
表示偽装など、食品の安全性を巡る事件が相次いでいます。若い世代は「食の安全」をどのように考えているのでしょうか。
調査結果について
食品の安全性に関心があるという人は「大いに」が37%、「多少は」は53%で9割の人が関心を持っていました。関心がある人は10歳代でも計87%。20歳代では計91%、30歳代では計93%となり、年代を問わず関心が高いことが分かりました。
スーパーやコンビニで食品を買う時、賞味期限や消費期限を「必ず確認する」は63%で、「ときどき」と合わせ「確認する」人が計90%。また、「期限が迫っている食品より、まだ先のものを選ぶ」という人も88%に上りました。
多くの人が賞味期限や消費期限に敏感な様子がうかがえますが、各地で料理教室を開く「ベターホーム協会」(東京)企画広報部長の三輪みどりさんは「その日に食べるなら期限が迫っていてもいい。捨てられる食品を減らすことを考えて」と呼び掛けています。こうした「エコ買い」にも注目すべきでしょう。
一方、コンビニで弁当を買って冷蔵庫に入れたまま、消費期限が1日過ぎてしまった場合にどうするか――を聞いたところ、「そのまま捨てる」は16%と少数派でした。「加熱するなど調理して食べる」が最多の45%で、「そのまま食べる」も39%いました。三輪さんは「表示だけに頼らず、色やにおいから判断する能力を持つことも必要でしょう。ただ、基本的には表示を守るべきです」と話しています。
また、食品の産地を「気にする」という人は計60%でした。「値段が高くても国産の食品を買う」は計61%、「値段が安いから外国産の食品を買う」は計39%。特に、産地を気にする人では「国産を買う」が計81%を占めました。
今夏、中国産ウナギから抗菌剤が検出されたことなどを背景に、多くの人が外国産の食品の安全性に不安を感じている様子もうかがえました。(まもたん)
◆調査方法
NTTレゾナントのインターネット・アンケートサービス「gooリサーチ」で10月22〜25日に実施、全国の10〜30歳代の男女551人が回答。男女比は1:1。職業別の内訳は学生38%、正社員29%、専業主婦・主夫10%などでした
<調査概要>
- 実施期間: 2007/10/22~2007/10/25
- 有効回答数: 551
(※)集計結果は「第11回[トピQ・ネット調査]<人づきあい>」と合同となります。
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。