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電子書籍に関する調査

約65%が電子書籍に関心あり

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

このレポートは、インターネットコムとgooリサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。
今回は「電子書籍」について調査した第1回である。

調査対象は全国10代~50代以上のインターネットユーザー1,078人。男女比は男性52.5%、女性47.5%。年代比は10代16.3%、20代18.1%、30代21.3%、40代16.3%、50代以上27.9%。

これまでの調査では、テーマを「ケータイ小説」とやや絞っていた。しかし、米国Amazon.comが電子書籍リーダー端末「Kindle」、ソニーが同じく「Reader」の新モデルをそれぞれ発表する一方、シャープが当初電子書籍リーダーとして市場投入したタブレット端末「GALAPAGOS」の販売を打ち切るなど、電子書籍を取り巻く環境の動きが慌ただしくなっている。そのため、今回からテーマを「電子書籍(ケータイ小説を含む)」に広げてみた。

まず、「電子書籍/雑誌(以下、すべての質問でケータイ小説を含む)を読んだことがありますか」と尋ねたところ、「はい」は37.2%、「いいえ」は62.8%となった。読んだ経験のない677人に読みたいかどうか質問したら、半数弱の44.8%が「はい」と答えた。経験者と希望者を合わせると、全体の約65%(704人)が電子書籍に関心を持っていることになる。

電子書籍を読む手段としては、どういったものが望まれているのだろうか。そこで、この704人に「どのような方法で電子書籍/雑誌を読みたいですか」と聞いてみた。

多い回答を上位から並べると「Webサイト(PCでアクセス)」28.6%、「ダウンロード(PCで購読)」22.3%、「Webサイト(iPadなどのタブレット端末でアクセス)」17.2%、「ダウンロード(iPhoneやAndroidなどのスマートフォンで購読)」17.0%、「Webサイト(iPhoneやAndroidなどのスマートフォンでアクセス)」16.8%、「ダウンロード(iPadなどのタブレット端末で購読)」16.5%の順番。

ここで興味深い点は、読んだことのある人に選んでもらった購読手段で比較的多い「Webサイト(携帯電話/PHSでアクセス)」と「ダウンロード(携帯電話/PHSで購読)」という回答が、こちらでは大幅に少なくなっていることだ。逆に「専用リーダー(ソニーの「Reader」やアマゾンの「Kindle」など)」という項目は大きく増えた。購読手段として携帯電話を選ぶ人が少ないのは、調査テーマをケータイ小説でなく広く電子書籍としたためだろうか。

電子書籍リーダー端末に対する関心が高いようなので、使いたい端末を具体的に調べた。1位は「Reader」(63.8%)で群を抜いて多く、2位が「Kindle」(37.9%)、3位が「GALAPAGOS」(34.5%)。4位には、楽天が電子書籍ストア「Raboo(ラブー)」を専用として販売しているパナソニック製「UT-PB1」(20.7%)が入った。

なお、この調査は、ソニー製ReaderおよびAmazon.com製Kindleの新モデルが発表される前に行われた。今後はGALAPAGOS販売打ち切りの影響も出てくるだろう。今後の推移を見守りたい。

<調査概要>

  • 実施期間: 2011/09/26~2011/09/28
  • 有効回答数: 1,078

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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