第3回モバイル機器に関する調査

インターネットコムとgooリサーチが行った調査によると、ノートパソコンとNetbookの所有率が上昇しているようだ。
このレポートは、Netbookやスマートフォンを中心に、モバイル機器に関するインターネットユーザーの意識の変化を追う、「モバイル機器に関する定期調査」の第3回目の報告である。

今回の調査対象は全国10代～60代以上のインターネットユーザー1,095人。男女比は男性53.5％、女性46.5％。年齢別は10代16.5％、20代18.1％、30代21.7％、40代15.6％、50代以上28.0％。

今回もまず、どのようなモバイル機器が所有されているのかを見よう。「通常の携帯電話以外のモバイル機器のいずれかを持っていますか」との質問を行った。

トップ3は今回も「ニンテンドーDS」46.0％（504人）、「通常のノートパソコン」24.7％（271人）、「PSP」19.4％（212人）。DSは前回調査とほぼ変わらないが、ノートは17.0％から、PSPは16.9％からそれぞれ所有率がアップしている。ノートはWindows 7、PSPは新モデルの発売効果だろうか。

Netbookも6.6％（72人）と前回の4.9％から増加したが、スマートフォンは4.9％（54人）と前回の5.6％から0.7ポイントの減少となった。スマートフォンの所有率は停滞しているようだ。

今回はスマートフォンとNetbookにおいて、それぞれどのモデル・メーカーに人気が集まっているのかを見よう。まずはスマートフォンだ。スマートフォン所有者54人に「どのようなスマートフォンをお持ちですか」との質問を行った。

最も回答を集めたのは、「iPhoneシリーズ」で68.5％（37人）。以下は「W-ZERO3シリーズ」24.1％（13人）、「Windows Mobileケータイ（W-ZERO3シリーズ以外）」11.1％（6人）と続いた。Androidは9.3％（5人）だ。

iPhoneは前回の50.8％から18ポイント近くも上昇しており、好調がうかがえる。そのほかのプラットフォームも、Windows Mobileは8.2％から、Androidは3.3％からそれぞれ目に見えて上昇している。

最後にNetbookを見よう。Netbook所有者72人に「どのメーカーのネットブックをお持ちですか」との質問を行った。

最も回答を集めたのは、「エイサー―Aspire one」で23.6％（17人）で、前回1位の「ASUSTeK―Eee PCシリーズ」（19.4％：14人）を抜いた。以下は「ソニー - VAIO Wシリーズ」15.3％（11人）、「デル―Inspiron miniシリーズ」が11.1％（8人）と続いた。

Netbookは順位の変動が激しかったが、中でもVAIO Wは、前回の3.7％から大幅に増加している。今後の変化にも注目したい。