第47回携帯電話買い替えニーズ調査

この「携帯電話買い替えニーズ定期リサーチ」はインターネットコム株式会社とgooリサーチが2004年4月より定期的にレポートしているもので、今回はその第47回となる。

調査対象は、全国の10代から50代以上のインターネットユーザー1,000人。男女比率は、男性：46.4％、女性：53.6％。年齢層分布は、10代：1.8％、20代：18.5％、30代：34.0％、40代：26.8％、50代以上：18.9％。

利用キャリアは、NTTドコモユーザー：49.2％、au（KDDI）ユーザー：27.9％、ソフトバンクユーザー：18.7％、ウィルコムユーザー：4.0％、イー・モバイルユーザー：0.2％の割合で調査を行った。

今回はキャリア（携帯電話会社）への不満にについての調査結果をみてみよう。

調査対象全体に「あなたは現在利用している携帯・PHS電話会社に不満はありますか」と聞いてみたところ、「大いにある」5.6％（56人）、「ある程度ある」19.0％（190人）、「少しある」41.0％（410人）となっており、キャリアに不満を感じているユーザーは65.6％（656人）、6割半ばとなっている。

1月に実施した第43回の調査結果では、不満を感じているユーザーは68.4％だったので、若干減少していることになる。

ちなみに不満は「まったくない」というユーザーは20.6％（206人）で、2割ほどとなっている。

次に、不満を感じていると回答した656人に、具体的な不満点を複数選択にて回答してもらった。

最も回答を集めたのは「通話料金」の334人（50.9％）。これに「パケット通信料金」の300人（45.7％）、「通話の割引オプション」の137人（20.9％）、「つながりにくさ・切れやすさ」の134人（20.4％）が続いている。

上位のほとんどは料金に関する不満、特に通話料金に関するものとなっているのは、第43回の調査結果とほぼ変わっていない。

5月にソフトバンクモバイル、ドコモ、au（KDDI）が相次いで夏モデルを発表し、続々と発売されてきている。最後に、全回答者に「あなたは夏モデルに買い換える予定はありますか」との質問で、夏モデルの購入意向を探った。

「購入する予定」は4.4％（44人）、「購入したいが予定はない」は40.2％（402人）で、夏モデルを購入したいと考えているユーザーは44.6％、4割半ばといったところ。また「もう購入した」ユーザーはわずか1.5％（15人）だった。

なお、「夏モデルが発表されたことを知らない」との回答は17.3％（173人）となっており、発表からおよそ1か月が過ぎても、新製品が発表されたことが2割弱ほどのユーザーには伝わっていないようだ。