
gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
インターネットコムとgooリサーチが行った調査によると、SNSの利用目的は、男性では「同じ趣味を持つ人を探す」、女性では「家族・友人とのコミュニケーション」がトップとなった。特に女性の場合はコミュニケーション目的の利用者が他を大きく引き離した。
今回の調査は2006年10月に続く定期調査の第4回となる。
調査対象は全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,093人。男女比は男性45.84%、女性54.16%、年齢別は10代2.38%、20代21.68%、30代38.52%、40代24.15%、50代9.79%、60代以上3.48%。
全体1,093人のうち「mixi」などのSNSを現在利用している人は前回より1.51ポイント増加して30.28%(331人)。過去に利用した経験がある人(6.50%)を加えると36.78%で3分の1を超える。「SNSを知らない」という回答は15.74%(172人)であり、SNSを認知している人はこれを除いた84.26%(921人)となる。
男女別では、SNS利用者は男性の28.14%、女性の32.09%で、約4ポイントの差が見られた。その一方でSNSを知らないという人は女性の方が多かった(男性12.77%、女性18.24%)。
SNSを知っている921人に「最近、SNSが流行しているという印象はありますか」と聞いたところ、36.92%(前回34.00%)が「かなりある」と回答。「少しある」(40.50%)と合わせると77.42%がSNSの流行を感じているようだ。これは調査対象全体の65.23%となる。
国内では「mixi」が圧倒的な強さを誇るSNS業界だが、ポータルの強みを活かしたい「Yahoo! Days」やモバイルに力を入れる「GREE」、世界最大の「MySpace」といった同タイプのサービスのほか、ファッションの「ZOZORESIDENCE」やジョギング愛好者の「JogNote」など、特定の分野に特化したサービスも多く存在する。
そこで、SNS利用者331人に同時に利用しているサービスの数を聞いてみた。それによると、「1つ」と回答した人がやはり多く71.00%にのぼったが、逆にいえばこれは3割弱が複数のSNSを利用しているということでもある。「2つ」が20.24%、「3つ」が5.74%、「4つ」と「5つ以上」がともに1.51%となった。
SNSの利用目的を尋ねると(複数回答)、男性では「同じ趣味を持つ人を探す」(58.87%)が最多で、それに「家族・友人とのコミュニケーション」(55.32%)、「なんとなく・ひまつぶし」(44.68%)、「情報収集」(43.26%)が続いた。これが女性になると一転し、「家族・友人とのコミュニケーション」(75.79%)、「情報収集」「なんとなく・ひまつぶし」(ともに40.00%)「同じ趣味を持つ人を探す」(35.79%)の順となった。女性はコミュニケーション目的のユーザーが飛び抜けて多いことがわかる。
また今後どのような分野のSNSがあればいいと思うか聞いてみたところ(複数回答)、男性は「地域」(29.08%)、「スポーツ」(24.82%)と回答した人が多く、女性は「地域」(23.16%)、「音楽」(20.53%)と回答する人が多かった。男女ともに地域特化型SNSがトップとなったが、2位以降はそれぞれ異なる結果となった。
<調査概要>
- 実施期間: 2006/12/04~2006/12/07
- 有効回答数: 1,093
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