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駅構内における商業スペースの利用状況に関する調査

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駅構内における商業スペースの利用状況、今後求められるものは?

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駅構内における商業スペースの利用状況

~今後求められるものは?~

全体の6割以上が週に一回以上「駅ナカ」を利用している。利用先はキヨスクなどの売店が最も多く、時間をかけずに比較的小額の買い物をしている人が多い。今後は、銀行窓口やマッサージなどといった、さまざまなサービスの利用を望む声があがっている。

今回は、駅構内における商業スペース、いわゆる「駅ナカ」がテーマ。都心の主要駅で次々と大型の商業施設がオープンするなか、駅の商業地としての利用方法が見直されている。そこで駅ナカの利用状況と今後の利用意向を調査した。

調査は2006年12月1日〜12月3日でおこない、全国の1,095人の男女(男性51.1%、女性48.9%)から回答をえた。また調査に回答いただいた年齢層は19歳以下15.9%、20歳代16.0%、30歳代18.1%、40歳代23.3%、50歳代19.8%、60歳代5.1%、70歳以上1.7%であった

有効回答者1,095名のうち、駅ナカを利用したことがある人は82.2%にのぼり、60%以上の人が月に1回以上、18.3%の人が週に1回以上利用している。

調査結果について

現在利用している店舗で最も多かったのは、キヨスクなどの売店(73.67%)や書店(53.67%)、飲食店(50.67%)、コンビニエンスストア(41.11%)、などが続いた。その一方でマッサージ(1.11%)や美容院、理髪店(1.00%)、エステ(0.11%)などはほとんど利用されていない。

図1.駅ナカで利用している店舗

図1.駅ナカで利用している店舗のグラフ

今後利用したい店舗を調査したところ、現在も利用度の高い売店(64.29%)や書店(62.37%)、飲食店(57.81%)、コンビニ(41,19%)などを上げる声が多い一方、ドラッグストア(32.60%)や総菜店(18.36%)、レンタルビデオ店(16.62%)、電気量販店(12.88%)、マッサージ(9.86%)アパレルショップ(7.40%)など、幅広い意見が上がった。サービスが充実すれば、「単に移動途中の短い時間に駅ナカに立ち寄る」という認識から、「駅ナカを利用するために駅を利用する」という人が増えるかもしれない。

図2.駅ナカで今後利用したいと思う店舗

図2.駅ナカで今後利用したいと思う店舗 のグラフ

一方、駅ナカで提供されるサービスに求められることとしては、利用の際に時間がかからないこと(65.84%)が重要なポイントとなってる。また併せて、電子マネーやクレジットカードなどといった決済手段の多様化ニーズもはっきりと表れている。

図3.駅ナカで今後期待するサービス

図3.駅ナカで今後期待するサービスのグラフ

時間的な負担感を感じさせずにいかに満足できる商品・サービスを提供できるか? これが駅ナカでの成功を左右するポイントだといえそうだ。

<調査概要>

  • 実施期間: 2006/12/01~2006/12/03
  • 有効回答数: 1,095

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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