gooリサーチ と 読売新聞 による共同企画調査
読売新聞 2006年9月25日 ネットリサーチ
gooリサーチと読売新聞社による共同企画調査<第20弾>
スポーツに関する調査
~「運動不足」9割が実感~
「スポーツの秋」が到来した。読売新聞社とNTTレゾナントが共同で実施した消費者モニター調査によると、仕事を持つ人の9割が運動不足を感じていた。しかし、仕事の多忙や金銭的な負担などを理由に、普段はスポーツをしていない人が多い。一方、回答者の7割超がスポーツ観戦に興味を持っていた。この秋、あなたは行動派? それとも観戦派?
調査結果について
◆毎週運動は2割
今回の調査は、約1000人の勤労者を対象に実施した。8割が会社員・公務員で、契約社員・派遣社員を合わせると回答者の9割近くが「サラリーパーソン」だ 自由業・自営業の回答者も1割強いた。
まず、「日ごろ、運動不足を感じることがあるか」と尋ねたところ、「よくある」(60%)と「時々ある」(34%)を合わせて、9割超が運動不足を自覚していた。
しかし、スポーツする頻度を尋ねたところ、「していない」(55%)が過半数を占め、運動不足を自覚している人の割合との格差が目立った。スポーツをしている人でも、「月1〜2日」(21%)が最も多く、毎週、スポーツをしている人は2割強にとどまった。
スポーツをしていない理由(複数回答)は「忙しい」(65%)が最も多く、「お金がかかる」(31%)、「スポーツをする場所がない」(23%)が続いた。
定期的にスポーツをしている人に理由(複数回答)を聞くと、「健康でいたいから」(72%)が断然トップで、「体力をつけたい」(57%)が続いた。「ダイエットしたい」は全体の43%。男女別では、女性が64%と高く、男性は37%だった。
◆多額支出には慎重
スポーツの用具の購入や観戦など、スポーツ関連の年間の支出額は、「全く使っていない」(30%)と「1万円未満」(33%)で6割超を占めた。
多くの人の生活の中で、スポーツ関連の消費は優先順位が低いようだ。総務省の家計調査でも、2005年に勤労者世帯(2人以上)が、運動用具類などのスポーツ関連で支出した額は、前年より約2000円減の約4万6000円。健康を意識しながらも、多額の支出には慎重なようだ。
◆個人競技が人気
この秋にやってみたいスポーツ(複数回答)としては、水泳(29%)やフィットネス(26%)が多かった。社会人には、野球やサッカーなど人数や場所が必要になる球技よりも、1人で自由な時間に取り組める水泳や、フィットネスクラブジムで汗を流す人が多いようだ。涼しくなったため、ジョギング・マラソン(22%)やサイクリング(20%)も人気が高かった。ゴルフ(14%)は、金銭面の負担から敬遠する人が多いと見られる。登山(19%)も上位で、年齢別で見ると、20%弱の40歳代から21%超の60歳以上まで、年齢が高くなるほど人気が高い。テレビで人気の格闘技(5%)は、男性(4・62%)より女性(5・11%)の方が人気が高かった。
◆「テレビ」圧倒的
スポーツの観戦を楽しむ人も多い。今年はサッカーのワールドカップや高校野球など話題が多いこともあり、興味が「ある」と答えた人は、「非常にある」(31%)と「少しはある」(45%)とを合わせて、7割超にのぼった。
◆スポーツ観戦「ネットで」25%
スポーツ観戦のスタイル(複数回答)を挙げてもらったところ、テレビ(96%)が断然多かった。球場や競技場に足を運ぶ熱心なファンも43%に達した。一方、4人に1人がインターネット(25%)で観戦していると答えた。テレビがみられるパソコンの普及や、携帯電話でテレビが見られるワンセグ放送(2%)も始まり、スポーツ観戦の仕方も多様化が進んでいる。
【調査方法】
NTTレゾナントのインターネット・アンケートサービス「gooリサーチ」で、2006年9月15〜17日に実施。全国で働いている18歳以上の男女1093人が回答し、男女比は男性71%、女性29%。
<調査概要>
- 実施期間: 2006/09/15~2006/09/17
- 有効回答数: 1,093
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