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緊急調査「ドイツW杯2006」開催直前意識調査結果

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グループリーグ突破を予想する割合は高く、結果次第では消費効果への期待も高まる

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報道発表資料 平成18年6月2日

gooリサーチ結果 (No.119)

緊急調査「ドイツW杯2006」開催直前意識調査結果

~グループリーグ突破を予想する割合は高く、結果次第では消費効果への期待も高まる~

国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1)を共同で提供するNTTレゾナント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:資宗 克行)と株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 將介)は、「gooリサーチ」登録モニターを対象に「ドイツW杯2006」に関する調査を実施しました。

ドイツW杯での日本代表に対する期待は非常に高く、また6月以降にグッズ等の商品購入を予定している人の割合も少なくなく、本番での日本代表の活躍次第で一層の消費拡大が期待される結果となりました。

総括

有効回答者2,124名のうち、日本代表への期待感が非常に高く、グループリーグ突破を予想する人が76.9%にのぼりました。観戦のスタイルとしては、自宅でビールを飲みお菓子やおつまみを食べながらテレビ観戦する、という形態を予定していることが明らかとなりました。

今回のドイツW杯に合わせた商品購入意向については、大型テレビ・薄型テレビ、DVDレコーダーなどの商品を購入済みの方もいる影響か、特になしとの回答が大半を占めているが、商品購入予定者の中には6月以降にテレビやグッズなどの購入を予定している人が3〜4割程度存在しており、日本代表がグループリーグを突破して勝ち進めば、ドイツへの旅行なども含めもう一段の消費喚起効果が期待されます。

調査結果のポイント

(1) 日本代表への関心は高く、76.9%が日本代表のグループリーグ突破を予想

日本代表に関心を持つ人は全体の83.4%と高く、76.9%の人が日本代表のグループリーグ突破を予想している。世界各国の選手の中で最も関心が高いのはロナウジーニョ(ブラジル)。

(2) 観戦は自宅のテレビで、インターネットは速報や結果の閲覧に活用という方が多数を占める

ドイツW杯は、自宅のテレビで観戦するとの回答が7割以上を占め、インターネットについては「ニュース(速報・結果)」の閲覧に活用するという方がこれも7割に達している。

国内で観戦する理由としては、「そこまでしたくない」という現時点での関心度合いに由来すると思われる理由や、時間、費用等の問題が挙げられているが、日本代表が勝ち進めばドイツに行きたい、という声もほぼ4人に1人の割合で存在し試合の動向によっては現地観戦ツアー等への人気の高まりも予想される。

(3) 購入意向商品はグッズ等の小型商品が中心だが、テレビの購入意向も約2割存在

ドイツW杯に際しての商品購入意向は「特になし」が約8割となっている。一方で商品購入を予定している人が6月以降に購入を予定する商品としては、マグカップや携帯ストラップなど関連商品やサッカーゲームソフト、チームウェアなどの小型商品が挙げられている。テレビ、DVDレコーダー等については購入希望者の半数以上がすでに購入済と回答しているものの、テレビに関しては6月に購入を予定する人が約2割存在している。

《 補足 》

(*1)【 gooリサーチ 】 http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントと、日本のリーディングシンクタンクである三菱総研の調査企画力、コンサルティング力が融合した、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。携帯電話でアンケートに答える 「gooリサーチ・モバイル」モニター(5.3万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(3.4万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(2.7万人)を含め、73万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています。(モニターの人数はいずれもH18年5月現在)

<本調査およびgooリサーチに関するお問合せ先>

NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 リサーチグループ
(Tel) 03-5224-5380、(FAX) 03-5224-5201、(E-mail)research@goo.ne.jp

NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 広報グループ
(Tel) 03-5224-5500、(E-mail) pr@nttr.co.jp

<gooリサーチに関するお問合せ先>

株式会社三菱総合研究所 Eリサーチグループ
(Tel) 03-3277-0719、(Fax) 03-3277-0523、(E-mail) e-res@mri.co.jp

株式会社三菱総合研究所 広報部広報グループ
(Tel)03-3277-0003、 (Fax)03-3277-3490、(E-mail) ccd-mg@mri.co.jp

調査概要

1. 調査対象 「gooリサーチ」登録モニター
2. 調査方法 非公開型インターネットアンケート
3. 調査期間 平成18年5月18日(木)〜平成18年5月21日(日)
4. 有効回答者数 2,124名
5. 回答者の属性 【男女内訳】
男性49.3% 女性50.8%

【年齢層】
19歳以下16.8%、20歳代16.4%、30歳代20.4%、40歳代20.9%、50歳代19.3%、60歳代5.3%、70歳以上0.9%

調査結果データ

1. ドイツW杯への期待度

(1) 注目するチームはやはり日本代表

今回のドイツW杯で注目するチームを挙げてもらったところ、日本代表とした人が83.4%に達し、日本代表チームへの注目の高さが伺える。そのほか、外国チームではブラジルが49.1%と他の外国チームと比較すると圧倒的に高く、ついで開催国ドイツ21.6%、イングランド20.0%などがこれに続いた。【図1】

【図1】注目するチーム(n=2,124)

【図1】注目するチームのグラフ

(2) 日本代表のグループリーグ突破予想について

日本代表がどのような結果を残すか、との質問に対しては、「グループリーグ敗退」が23.1%にとどまり、グループリーグ突破を予想する人が76.9%に達した。どこまで勝ち残ることができるかについては、「ベスト16」が30.2%、「ベスト8」が26.6%、「ベスト4」が15.7%となっており、「優勝」を予想する人も2.4%いた。【図2】

【図2】日本代表の結果予想(n=2,124)

【図2】日本代表の結果予想のグラフ

男女別でみると、グループリーグ突破予想は男性で70.5%にとどまるのに対し女性は83.1%となり、女性のほうが希望的観測も含め期待感が強く現れた。【図2-2】

【図2-2】男女別

【図2-2】男女別のグラフ

(3) 関心のある選手はロナウジーニョがトップ

選手の中で興味のある選手について上げてもらったところ、ブラジルMFのロナウジーニョをあげる人が53.5%ともっとも多かった。日本選手では中村俊輔が45.8%、中田英寿が44.5%となり、そのほか巻誠一郎(31.9%)、小野伸二(31.0%)などが続いた。また選択肢にはない自由回答では、大黒、川口などの名前もが挙がった。【図3】

【図3】興味のある選手(n=2,124)

【図3】興味のある選手のグラフ

男女別では、宮本、巻両選手は女性人気が高い一方(女性票の割合−男性票の割合=20.1ポイント、10ポイント)、ロナウジーニョ選手は女性に比べ男性の人気が非常に高かった(男性票の割合−女性票の割合=19ポイント)。【図3-2】

【図3-2】男女別

【図3-2】男女別のグラフ

2.ドイツW杯の観戦方法について

(1) インターネットの利用動向

ドイツW杯に関連して、インターネットの活用方法について聞いたところ、「ニュース(速報・結果)」を挙げた人が72.8%と大半を占めており、以下、「ドイツW杯関連情報の収集」の24.4%、「ネットを活用するつもりはない」の21.6%と続いている。実際の「試合模様の視聴」は10.9%であり、ネットを活用して試合観戦を予定している人は現状それほど多くないことが伺える。【図4】

【図4】インターネットの利用(n=2,124)

【図4】インターネットの利用のグラフ

(2) 観戦方法と観戦時の飲食嗜好について

観戦方法ついては、「自宅のテレビで」観戦を予定している方が75.4%にのぼり【図5】、また観戦の際の飲食について聞いたところ、「菓子・スナック類」(38.7%)、ビール(36.7%)、おつまみ(34.3%)の順で多くなっている。【図6】

本調査結果からは、試合が深夜時間帯ながらも、ビールやスナック類を飲食しながら自宅のテレビで観戦する人の割合が多いことが推察される。

【図5】観戦方法(n=2,124)

【図5】観戦方法のグラフ

【図6】観戦時の飲食嗜好(n=1,707)

【図6】観戦時の飲食嗜好のグラフ

(3) 国内で観戦する理由と、日本が勝ち進んだ場合のドイツでの応援への関心

国内で観戦する予定の方に、「ドイツに行かずに国内で観戦する理由」について聞いたところ、「そこまでしたいと思わない」との回答が66.7%となった。そのほか、「旅行代金が高いから」(36.8%)、「仕事や学校が休めないから」(35.6%)などが続いている。【図7】

また、日本が勝ち進んだ場合にドイツで応援したいかについては「非常に行きたい」「できれば行きたい」の合計で24.8%となった。チケット入手、時間、費用等の課題がありつつも、日本代表の活躍をその場で見たいという希望者は、ほぼ4人に1人の割合で存在することが分かる。【図8】

【図7】国内で観戦する理由(n=1,703)

【図7】国内で観戦する理由のグラフ

【図8】日本が勝ち進んだ場合のドイツでの応援への関心(n=1,703)

【図8】日本が勝ち進んだ場合のドイツでの応援への関心のグラフ

3. ドイツW杯に際しての商品購入意向と購入時期

(1) ドイツW杯に際しての商品購入意向について

ドイツW杯に際して既に購入したもの、これから購入する予定のものについて尋ねたところ、83.3%の人が「特になし」と回答し、購入済み、もしくは今後購入予定のある人は16.7%にとどまった。

購入対象商品としては「大型テレビ・薄型テレビ」が6.2%、「DVDレコーダー」が3.7%、タオル・マフラーなどのグッズ(5.0%)、マグカップ・携帯ストラップなどの関連商品(4.0%)も挙げられた。【図9】

【図9】ドイツW杯にあたっての商品購入意向(n=1,707)

【図9】ドイツW杯にあたっての商品購入意向のグラフ

(2) 各商品の購入時期

各商品の購入時期・購入予定時期は、大型テレビ・薄型テレビ、DVDレコーダーについては半数以上の人が4月以前に購入済と回答しているが、一方でテレビに関しては6月に購入を予定している人が17.9%存在している。ドイツW杯は、トリノ冬季オリンピックに関連した消費が一巡した後ながらも、消費拡大に一定の効果があることが見て取れる。その他6月に購入を予定している商品として、マグカップや携帯ストラップなどの関連商品(41.2%)、サッカーゲームソフト(23.1%)、チームウェアやタオル、マフラーなどの応援グッズ(27.1%)が挙げられており、小型商品を中心に売れ行きが進むものと予想される。【図10】

【図10-1】大型テレビ・薄型テレビ

【図10-1】大型テレビ・薄型テレビのグラフ

【図10-2】DVDレコーダー

【図10-2】DVDレコーダーのグラフ

【図10-3】応援グッズ

【図10-3】応援グッズのグラフ

【図10-4】日本以外のチームウェア

【図10-4】日本以外のチームウェアのグラフ

【図10-5】大会公式球・シューズ

【図10-5】大会公式球・シューズのグラフ

【図10-6】マグカップなどの関連商品

【図10-6】マグカップなどの関連商品のグラフ

【図10-7】サッカーゲームソフト

【図10-7】サッカーゲームソフトのグラフ

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

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