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ビールに関するアンケート

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自宅でよく飲むビール類 「味」が決め手

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gooリサーチ と 読売新聞 による共同企画調査

読売新聞 2005年9月19日 消費事情ランキング

gooリサーチと読売新聞社による共同企画調査<第5弾>

ビールに関するアンケート

~自宅でよく飲むビール類 「味」が決め手~

ビールはアサヒ、発泡酒はキリン、「第3のビール」はサッポロ――。読売新聞社とNTTレゾナントが共同で実施した「gooリサーチ」の消費者モニター調査で、自宅でよく飲むビール類の種類別のトップを、3メーカーが分けあった。

調査結果について

■ビールが一番

普段、自宅でよく飲むお酒を三つまで回答してもらったところ、「ビール」が49.2%で最も多かった。次いで発泡酒43.7%、チューハイ33.1%と続いた。原料に麦芽を使わないなどの工夫で酒税を抑え、安さで話題を集めている「第3のビール」は17.6%で5位だった。

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ビールのうち自宅でよく飲む銘柄(三つまで回答)は、アサヒビールの「スーパードライ」が51.8%で、最も人気があった。すっきりした辛口の味わいが、幅広い支持を得ているようだ。

2位のキリンビール「一番搾り」は、苦みを抑えたまろやかな味がうけている。3位に食い込んだのがサッポロビールの「ヱビス」。通常のビールより1〜2割高いが、麦芽100%の濃厚で苦みのある味わいを支持するファンが多いことが裏付けられた。

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■健康志向も人気

発泡酒の1位はキリンの「淡麗〈生〉」(33.4%)。今年1月、副原料の大麦を20%以上増量し、味わいがより強調された。2位のアサヒ「本生」は、ミネラルを多く含む海洋深層水を使っている。糖質を70%カットしたキリン「淡麗グリーンラベル」(3位)や同じく50%カットのアサヒ「本生アクアブルー」(5位)など、健康志向の製品も女性を中心に支持を集めた。

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「第3のビール」は、2004年2月に全国発売されて、ブームの先駆けとなったサッポロ「ドラフトワン」が25.0%でトップ。2位はキリンが今年4月に発売した「のどごし〈生〉」、3位は、やはり4月発売のアサヒ「新生」だった。

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ただし、「第3のビール」を「飲まない」と答えた人が50.8%と過半数を占めた。「飲まない派」は、ビールの13.9%、発泡酒の26.3%より格段に多い。新たなファンを獲得できる商品をいかに生み出すかが、今後の第3のビール開発のカギとなる。

■何を重視?

ビール類を選ぶ際に重視するポイントは、「味」(78.7%)、「価格」(56.4%)、「のどごし」(29.2%)の順で、価格にも大きな関心が寄せられている。

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ビールと発泡酒などの価格が違うのは、原料の麦芽の量などで酒税の税率が異なる影響が大きい。来年度に向けた税制改正では、ビール類の税率の一本化が議題に上る見通しだ。

税率の格差を「今のままでよい」と答えた人が43.8%で最も多く、「格差をなくすべき」(19.8%)の2倍以上だった。消費者の多くは、発泡酒や第3のビールの安さを維持してほしいと考えているようだ。

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一方で、ビール、発泡酒、第3のビールの税制が見直されて、価格がほとんど変わらなくなった場合は、57.0%が「ビールの消費が増える」と答えた。「本当はビールが飲みたいけど、安い発泡酒や第3のビールで我慢」という人が多いこともうかがえる。

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【調査方法】

インターネット・アンケートサービス「gooリサーチ」で、9月6日から7日まで実施。対象は登録している消費者モニターのうち、全国の20歳以上の男女で、1084人が回答した。

<調査概要>

  • 実施期間: 2005/09/06~2005/09/07
  • 有効回答数: 1,084

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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