
gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
手帳や携帯電話、PC のアプリケーションに卓上カレンダーなど、スケジュール管理ツールは多種多様だ。Web 上で使うツールでは、個人のスケジュールだけでなく他のユーザーと共有できるものが流行している。「Google Calendar」や「c2talk」、「check*pad」などがその代表だろう。ただ道具は常に進化しているが、難しいのは年間を通して使い続けることだったりする。
インターネットコムとgooリサーチが行った調査によると、スケジュール管理ツールを途中で使わなくなってしまう理由トップ3は、「利用し忘れたまま時間が経ってしまった」、「利用していた道具が使いにくかったから」、「スケジュールを管理するほど予定がなかったから」だった。
調査対象は全国20代~50代のインターネットユーザー1,089人。年齢層は20代21.21%、30代44.35%、40代24.43%、50代10.01%。男女別構成比は男性43.25%、女性56.75%。
全体1,089人に対し、現在、スケジュール管理の道具をいくつ使用しているか聞いてみたところ、トップは「1つ」で44.17%(481人)、続いて「2つ」が32.69%(356人)、「3つ」使っている人は10.01%(109人)だった。一方で「使用してない」という人も12.12%(132人)いた。
その内訳は「手帳」を使っている人が最多で613人、「携帯電話(PHS・スマートフォン含む)が396人、「カレンダー(壁掛け・卓上)」が322人、「PC」が249人、「PDA」が32人となった(複数回答)。昨年の調査と同様に「手帳」が2位以下を大きく引き離したが、持ち運びしづらい「カレンダー」も意外と健闘している。
利用している手帳の具体的な商品名を聞いたところ、「能率手帳」や「ほぼ日手帳」、ミスタードーナツの景品、高橋書店の商品などの回答が目立った。また企業などからの貰い物を使い続ける人も多かった。
「PC」でスケジュールを管理している人が利用しているツールは、デスクトップにインストールするタイプのアプリケーション(132人)が Web ブラウザから利用するアプリケーション(94人)を上回った。Web ベースのアプリケーションの具体名を聞くと、「Yahoo!カレンダー」が圧倒的に多い。「Google Calendar」、「mixi」のスケジュール機能、「check*pad」などの回答も見られた。
ところで、新年早々からスケジュール管理ツールを使い始めたものの、気がついたら利用しなくなっていたという人もいるだろう。その理由は、「利用し忘れたまま時間が経ってしまった」(136人)、「利用していた道具が使いにくかったから」(125人)などが多かった。また「スケジュールを管理するほど予定がなかったから」(74人)、「なんとなく飽きてしまったから」(69人)、「スケジュールを管理する習慣がつかなかったから」(68人)なども挙げられた(複数回答)。
スケジュール管理の道具を選ぶ際に重視する点としては(複数回答)、「入力のしやすさ」(785人)、「携帯性」(633人)、「視認性」(477人)「見た目のよさ」(234人)の順。これらの条件を満たしたツールならば、使うのを途中でやめてしまうこともなくなるのだろうか。
<調査概要>
- 実施期間: 2006/11/10~2006/11/11
- 有効回答数: 1,089
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