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オンラインゲームに関する調査

ゲームアイテムの現実売買「RMT」、反対派が賛成を上回る

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

通貨やアイテムなどのゲーム内データを実際の現金で売買する行為を「RMT」(リアルマネートレード)と呼ぶ。取引される代表的なデータは、装備などのアイテム、ゲーム内通貨、育成代行、キャラクター売買といったものだ。つまり「時間と手間」をお金で買っているのである。

インターネットコムとgooリサーチが行った調査によると、RMTに「賛成」する人は7.54%、「条件つきで賛成」は25.28%で、38.14%を占める「反対」派が優勢となった。

調査対象は、全国の10代~50代のインターネットユーザー1,079人。男女比率は男性:44.49%、女性:55.51%。年齢層分布は10代:2.41%、20代:21.04%、30代:43.47%、40代:23.45%、50代:9.64%。

全体1,079人にオンラインゲームをプレイしたことがある人は41.80%(451人)。そのうち半数以上(234人)が過去3か月以内にプレイしている。

この234人に現在支払っているオンラインゲームの月額料金の平均を尋ねたところ、「無料ゲームしかやらない」という回答がもっとも多く76.50%。「1,000円未満」が10.26%、「1,000円以上~2,000円未満」7.26%、「2,000円以上~3,000円未満」3.85%、「3,000円以上~4,000円未満」1.71%だった。お金を払ってオンラインゲームをプレイしている人は4分の1にも満たない。

また、一週間でオンラインゲームに費やす時間は「1時間未満」「1時間以上~3時間未満」がそれぞれ36.75%。この二つで73%にのぼる。続いて「3時間以上~5時間未満」13.25%、「5時間以上~10時間未満」5.98%の順となった。

ユーザー同士でゲームアイテム・ゲームマネーを現実に売買する「リアルマネートレード(RMT)」についてオンラインゲーム経験者451人に意見を聞いたところ、「賛成」が7.54%、「条件つきで賛成」が25.28%で、「反対」派(38.14%)が優勢だ。「わからない」という人も29.05%にのぼる。

賛成の理由は、「現金化できたらハリが出る」「金儲けができそうだから」「より本格的なゲームになると思う」「やりたい人同士でやるなら問題ない」「これも交流の一部だと思う」など。

一方、反対派からは「現金がからむと、トラブルの元になるから」「あくまでもゲームだと割り切って欲しい」「殺伐とする」「オンラインとオフラインの区別がつきにくくなるから」「現実の資金力が有利不利をわけて平等じゃない」という意見も。

「条件つきで賛成」と回答した人からは、「年齢制限をかければ特に問題ない」「明確な規約の元で行われるべき」「時間をお金で買うという考え方はアリだと思う」などの意見が出た。

<調査概要>

  • 実施期間: 2006/10/02~2006/10/04
  • 有効回答数: 1,079

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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