ID・パスワードを必要とするログインサービスに関する調査のアイキャッチ

ID・パスワードを必要とするログインサービスに関する調査

「すべて違うID・パスワードを利用」1割以下、増え続けるログインサービス

共同調査 伝える ダウンロード

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

Web上でサイト閲覧以外に何かしようと思ったら、たいていの場合IDとパスワードが求められる。ショッピング、メール、金融などの従来からあるサービスはもちろん、最近登場した音楽コミュニティ「Last.fm」やニュースコミュニティ「newsing」、ランキングコミュニティ「livedoor リスログ」といったソーシャル系サービスも、積極的に利用するならユーザーアカウントが必要だ。

インターネットコムとgooリサーチが行った調査によると、半数以上が「ここ1年間でID・パスワードを必要とするログインサービスの利用数が増えた」と回答した。その結果、複数のサービスで「すべて違うID・パスワードを利用している」という人は1割以下にとどまる。

調査対象は20代から60代以上のインターネットユーザー1,091人。男女構成比は男性43.26%、女性56.74%。年齢層分布は、20代20.26%、30代41.52%、40代24.47%、50代10.17%、60代以上3.57%。

全体1,091人に、利用しているログインサービスの数を尋ねたところ、最も多かったのは「5~10個」で41.06%。以下、「1~4個」(18.15%)、「11~15個」(16.13%)、「16~20個」(11.55%)、「31個以上」(8.43%)、「21~30個」(4.67%)と続く。「ここ1年間でID・パスワードを必要とするログインサービスの利用数が増えた」というユーザーは56.55%と半数以上を占める。

このような状況では、複数のサービスで「同じID・パスワードを利用しているものもある」ユーザーが87.68%にのぼるのも当然かもしれない。「すべて違うID・パスワードを利用している」と回答した人は8.08%にとどまった。

登録したID・パスワードを忘れることがあるか聞いたところ、「たまに忘れる」と回答した人は78.09%(852人)。「頻繁に忘れる」人も9.17%(100人)おり、「忘れたことがない」人は12.74%(139人)だった。

忘れたことがある952人がID・パスワードを思い出せない場合にとった行動は主に3つだ(複数回答)。利用経験がもっとも多かったのは「メールによる自動再送信機能」で713人、2位は「リマインダ機能」(454人)、3位は「思い当たるパスワードを手当たりしだいに入力」(448人)となった。

これら以外の「再度登録しなおす」(150人)、「直接サイトの管理者に尋ねる」(124人)などはそれほど実行されておらず、「利用をあきらめた」ユーザーも99人いる。

さらに全体1,091人にID・パスワードをどのように管理しているか聞いてみた(複数回答)。それによるとトップは「手帳やメモなどに書き留めておく」で473人、以下、「自分の頭で記憶している」(401人)、「ID登録完了通知メールを保存しておく」(353人)などが続いた。そのほか「覚えやすいようになるべく同じID・パスワードに統一」(266人)、「メールやテキストに書き留めている」(250人)、「Webブラウザの自動保存を使う」(199人)なども一定数を占める。

意外と少なかったのが「ID・パスワード管理ソフトを使う」という回答だ。1,091人中わずか72人にとどまった。


Q:ここ一年間で、ID・パスワードを必要とするログインサービスの利用数に変化はありましたか。

Q:登録した ID・パスワードを忘れることがありますか。

Q:普段、ID・パスワードをどのようにして管理していますか。
あてはまることをすべてお答えください。



(2006/8/4~8/6 全国の20代~60代以上のインターネットユーザー1,091人)

<調査概要>

  • 実施期間: 2006/08/04~2006/08/07
  • 有効回答数: 1,091

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

タグ: . .

上へ戻る