平成11年5月25日から6月9日にわたり、ポータルサイト「goo」上で「パソコンと家庭の情報化に関するアンケート」調査を実施した。回答総数は1,989名。
調査概要
1. 調査対象 | インターネットユーザー |
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2. 調査方法 | 「goo」上で実施されたオンラインサーベイ(Web上での自記入チェック式調査) |
3. 調査実施期間 | 平成11年5月25日(火)〜平成11年6月9日(水) |
4. 有効回収サンプル数 | 1,989名 |
調査結果データ
(1) 回答者の属性
アンケート回答者の属性としては、8割が男性、年齢的には20〜30代が全体の7割強を占めている。
【図1-1】アンケート回答者の属性(1)性別
【図1-2】アンケート回答者の属性(2)年齢構成
(2) アンケート回答者の特徴
今回のアンケート回答者は日常的にパソコンを利用している人が69%と全体の約7割を占めている。
パソコンの購入目的としては、新規のユーザーが38%、買い替え、買い増しユーザーがそれぞれ29%、30%となっている。
以上のことから、本アンケートの回答者は一般より、パソコンを使いこなしているユーザーの割合が高いと考えられる。
【図2-1】アンケート回答者のパソコン利用実態
【図2-2】アンケート回答者のパソコン購入目的
(3) 自作パソコンの割合
過去1年のパソコン購入者のうち、自作の割合は14%と高い割合となっている。
この傾向はデスクトップ機でより顕著であり、その割合は20%まで高まっている。(この割合は、メーカー別シェアで見た場合のトップメーカーのシェアに近い割合と推察される。)
【図3-1】自作パソコンの割合(全体)
【図3-2】自作パソコンの割合(デスクトップ機)
(4) パソコンの購入経路
パソコンの購入経路としては、パソコン専門店が43%ともっとも多い。また、パソコン専門店からの通信販売は6%、パソコンメーカーのダイレクト販売は11%と2割弱が通信販売へ移行している。
これは自作機を除いたユーザーで見てもほぼ同様の傾向であるが、新規ユーザーに限定してみると、量販店の割合が増え、通信販売の割合が減少する傾向が見られる。
【図4-1】パソコン購入経路
【図4-2】パソコン購入経路(自作機を除く)
(5) パソコンの購入理由
パソコンの購入理由としては、「インターネットを楽しみたい」がもっとも多く、「仕事や勉強に必要」を大きく上回っている。
【図5-1】パソコンの購入理由
(6) パソコンの購入サイクル
以前に購入したパソコンの購入時期については、2〜3年前が多く、全体の52%を占めている。また、前の機種を1年以内に購入したユーザーも16%存在する。
一方、以前のパソコン購入時より5年以上経過したユーザーも19%存在している。
総じて、買い替え(買い増し)サイクルは3年程度と推察される。
【図6-1】パソコンの購入サイクル
(7) パソコンの購入と性能
以前のパソコンの性能については、「満足していた」と「概ね満足していた」で65%、全体の約2/3を占めている。 ただし、今回のパソコンの購入については、それとほぼ同等の66%が、その性能が買い換え(買い増し)の直接的な原因であると回答しており、パソコンの性能が、買い替えの大きな要因になっていることと推察される。
【図7-1】今回購入以前に利用していたパソコンの満足度
【図7-2】パソコンの性能と購入要因の関係
(8) パソコン購入の主要目的
パソコン購入の主要目的は娯楽がもっとも多く、会社の仕事を大きく上回っている。
使用アプリケーションについても、電子メール、ブラウザなどインターネット関連のアプリケーションの利用率が高く、従来のワープロや表計算を上回っている。
【図8-1】パソコン購入の主要目的
【図8-2】パソコンで利用している主なアプリケーション
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