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音楽ストリーミングサービスに関する調査

共同調査 伝える ダウンロード

全体の1割が利用済み、日本で始まっていない海外サービスの利用者も多く

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NTTコム リサーチ と インターネットコム による共同企画調査

1000曲を、ポケットに。そう謳われていた時代から10年あまり。音楽を聴く環境は、じつに目まぐるしく変化してきたが、もはやポケットのデバイスから何十万曲も聴ける時代になってきた。それを実現するのが、音楽ストリーミングサービスといわれるサービスだ。毎月一定の金額を払えば、あらゆる曲を無制限でストリーミングで聴くことができるサービスは、海外では一般的になっている。今回、インターネットコムと NTTコム リサーチは、「音楽ストリーミングサービス」に関する調査を行った。

調査対象は、全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,070人。男女比は男性53.9%、女性46.1%。年代比は10代13.3%、20代15.2%、30代21.7%、40代17.5%、50代15.0%、60代以上17.4%。

全体1,070人のうち、音楽ストリーミングサービスを「知っている」人は442人(41.3%)、「知らない」人は628人(58.7%)。約4割が音楽ストリーミングサービスを知っているようだ。

次に、各サービスの知名度を調査するため、どの音楽ストリーミングサービスを知っているか聞いたところ、以下のようになった。「レコチョク Best」や「ヤフーミュージック!サウンドステーション」が群を抜いている。

以下のうち、どのサービスを知っていますか?(n=442) (2014年4月22日~5月2日/全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,070人)
以下のうち、どのサービスを知っていますか?(n=442)
(2014年4月22日~5月2日/全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,070人)

続いて、音楽ストリーミングサービスを知っている人に、実際に利用したことがあるか聞いたところ、「利用している/したことがある」人は122人(27.6%)、「利用したことはない」人は320人(72.4%)。全体1,070人からみると、約1割が利用している/したことがあるようだ。利用している/したことがあるサービスを聞いたところ、以下のようになった。「レコチョク Best」や「ヤフーミュージック!サウンドステーション」の利用者が多い一方で、ソニーの「Music Unlimited」、また日本ではサービスが開始していない「Rdio」や「Pandora」などの利用者もいた。

以下のうち、どのサービスを利用している/したこごありますか?(n=122) (2014年4月22日~5月2日/全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,070人)
以下のうち、どのサービスを利用している/したことがありますか?(n=122)
(2014年4月22日~5月2日/全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,070人)

音楽ストリーミングサービスの利用者122人に、サービス利用後に CD 購入やレンタルの回数が変わったか聞いたところ、「大きく減った」と答えた人は23人(18.9%)、「少し減った」人は17人(13.9%)、「変わらない」人は76人(62.3%)、「少し増えた」人は5人(4.1%)、「大きく増えた」人は1人(0.8%)だった。約3割の人が、CD 購入やレンタルの回数などが減ったようだ。

サービスを利用し始めてから、CD 購入やレンタルの回数が変わりましたか?(n=122) (2014年4月22日~5月2日/全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,070人)
サービスを利用し始めてから、CD 購入やレンタルの回数が変わりましたか?(n=122)
(2014年4月22日~5月2日/全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,070人)

海外発のサービスがいまだ日本では利用できない音楽ストリーミングサービス。今後どのような動きを見せていくのか注目したい。その他、音楽ストリーミングサービスに求めるものなども聞いた。

<調査概要>

  • 実施期間: 2014/04/22~2014/05/02
  • 有効回答数: 1,070

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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