ソフトウェア使用許諾書に関する調査のアイキャッチ

ソフトウェア使用許諾書に関する調査

ソフトウェア使用許諾書、読まないユーザーが67.5%

共同調査 伝える ダウンロード

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

現在では、ほとんどの人がコンピュータやスマートフォンのようなデバイスを使っているが、ユーザーごとに必要とするソフトウェアやアプリケーションは大きく異なる。

本来、ユーザーはそれらをインストールする時に、ソフトウェア使用許諾書が表示されるが、これを読んでいるユーザーはどの程度いるだろうか。

インターネットコムは、gooリサーチと協力して、ソフトウェア使用許諾書に関する調査を実施した。

調査対象は、全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,093人。男女比は、男性52.7%、女性47.3%。年齢別は、10代16.6%、20代18.3%、30代21.3%、40代16.2%、50代15.6%、60代以上12.1%。

まずは、ソフトウェア使用許諾書について知っているのか、聞いてみた。

その結果、「はい」という回答は、73.2%(800人)、「いいえ」という回答は、26.8%(293人)となった。調査対象となっているのが、普段からコンピュータなどに触れる機会が多いはずであるインターネットユーザーであることを考えると、認識率は決して高いとはいえないだろう。

次に、「はい」と答えた回答者800人に、ここ1年以内にソフトウェアをインストールしたか聞いた。

この質問に対し、71.4%(571人)の回答者が、「はい」と答え、「いいえ」「わからない」という回答は、それぞれ21.5%(172人)、7.1%(57人)となった。やはり、ソフトウェアをインストールしているユーザーは多かった。

つまり、ユーザーはソフトウェア使用許諾書を目にする機会が多いはずなのだが、どれだけのユーザーがしっかりと内容を読んでいるのだろうか。

1年以内にソフトウェアをインストールしたと答えた571人のうち、ソフトウェア使用許諾書の存在に気づいていた、551人に、その内容を読んだのか聞いた。

「毎回読んだ」と答えた回答者は、8.9%(49人)。[ほぼ読んだ」は、23.2%(128人)。「ほぼ読まなかった」は、53.0%(292人)。「毎回読まなかった」は14.5%(80人)。「忘れた」は0.4%(2人)となった。

「ほぼ読まなかった」と「毎回読まなかった」を合わせれば、67.5%(372人)となり、ソフトウェア使用許諾書を目にしたのに関わらず、読まない人はかなりいるようだ。

ソフトウェア使用許諾書には、ユーザーの権利や義務が明記されている。思わぬトラブルに巻き込まれないためにもユーザーは目を通したほうがいいはずなのだが、意識は低いようだ。また、ソフトウェアを配信する側も、もっとユーザーが内容を理解するように策を講じるべきかもしれない。

<調査概要>

  • 実施期間: 2010/10/05~2010/10/09
  • 有効回答数: 1,093

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

タグ: . . . .

上へ戻る