gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査
インターネットコムとgooリサーチが行った調査によると、検索連動型広告の認知度は高く、おおむね好意的に受け入れられているようだ。
このレポートは「ネット広告に関する定期調査」の第3回目の報告である。この定期調査では、検索連動型広告(リスティング広告)やコンテンツ連動型広告を中心に、ネット広告に関するインターネットユーザーの意識の変化を追っていく。
今回の調査対象は全国10代~50代以上のインターネットユーザー1,092人。男女比は男性53.2%、女性46.8%。年齢別は10代16.5%、20代18.1%、30代21.4%、40代15.9%、50代以上28.0%。
今回はまず、第1回と同様に検索連動型広告の認知度・浸透度を見てみよう。すべての回答者1,092人に対して「検索サイトで検索結果の右側や上部に表示されている広告リンク(スポンサーリンク・スポンサーサイトなどとして表示:検索連動型広告)をクリックしたことがありますか?」との質問を行った。
「ある」との回答は70.0%(764人)。第1回は約72.8%、第2回は約67.6%であり、検索連動型広告を広告として認識し、クリックしている検索サイト利用者は7割程度で推移しているようだ。一方、今回、「広告が検索結果として表示されているのを知らなかった」との回答は2.8%(31人)であった。
次に、ユーザーが検索連動型広告を役に立つと思っているかどうかを見よう。検索連動型広告をクリックしたことがあるという764人に「検索連動型広告は役に立っていると思いますか」との質問を行った。
「とても役立つ」との回答はわずかに1.0%(8人)だが、「役立つ」14.3%(109人)、「どちらかといえば役立つ」46.6%(356人)との合計は、61.9%と6割を超えた。「ないほうがよい」は4.5%(34人)とこれまでで最も少ない割合となっている。
最後に広告からの商品購入率を見よう。同じく764人に「検索連動型広告のリンクから商品・サービスを購入したことはありますか」との質問を行った。
その結果、「ある」との回答は14.3%(109人)。一方、「ない」との回答は80.1%(612人)であった。
購入までたどり着くのが必ずしも検索連動型広告が目指すものとは限らないが、1割以上は検索連動型広告から購入までたどり着いているという結果は興味深い。
<調査概要>
- 実施期間: 2009/02/02~2009/02/05
- 有効回答数: 1,092
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。