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IT関連の用語に関する調査

「IT用語は難しい」8割以上、要因は“アルファベット”や“短縮”などなど…

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

気がつくと知らない用語が増えている――。毎日のように新しいサービスや"○○2.0"が世に送り出されるなか、このように感じる人も多いはず。特にIT業界はその傾向が強いのではないだろうか。例えば、やっとBlogがわかってきたら次にはRSSがしっかり待ち構えているといった具合に。

インターネットコムとgooリサーチが行った調査によると、IT用語が難しいと感じる要因は、「アルファベットが多い」、「短縮したものが多い」、「増えるスピードが速い」などであることがわかった。

調査対象は全国10代~60代のインターネットユーザー1,033人。男女比は男性42.59%、女性57.41%、年齢層分布は10代1.84%、20代20.33%、30代41.92%、40代23.23%、50代10.45%、60代2.23%。

全体1,033人にIT用語が難しいと思うか尋ねたところ、84.22%が「難しいと思う」と回答。年齢別でその割合が最も高かったのは50・60代(87.02%)だが、10・20代(85.59%)や30・40代(83.21%)でもさほど変わらない。

IT関連用語が難しい理由として、全体で多く挙げられたのは「アルファベットが多い」(497人)、「短縮したものが多い」(423人)、「増えるスピードが速い」(335人)、「耳になじまない」(239人)、「周りに教えてくれる人がいない」(223人)などだ。男女別では、男性は「短縮」に弱く(男性189人、女性234人)、女性は「アルファベット」に弱い(男性179人、女性318人)という結果も興味深い。

また、周りが使っているために、自分も意味を理解していないIT用語を使うことはあるか尋ねたところ、50・60代では「よくある」(20.61%)、「たまにある」(60.31%)の合計が8割を超えた。20代・30代(合計69.25%)や10・20代(合計63.75%)でも決して少ないとは言えないが、年齢が上がるにつれて「わからない」とは言い出しづらくなるということか。

ところで、わからない用語に出会った場合にとる行動を全体に聞いたところ、「調べる」と回答した人は52.86%で、「そのままにする」(40.27%)を上回る。ただ、「調べる」人の割合を男女別でみると、男性が61.14%であるのに対し、女性は46.71%と差が開いた。

さらに、近頃よく目にするIT用語についてその概要を知っているか聞いてみた。取り上げたのは昨年と同様、「Blog」、「SNS」、「RSS」などの短縮された用語や、「アフィリエイト」、「ポッドキャスティング」「Web2.0」など比較的新しい言葉だ。

各年齢層で最も認知度が高かったのは、やはり「Blog」(前回1位)だった。それに続いたのは「アフィリエイト」や「QRコード」。一方、グラフにある通り、「SNS」や「RSS」、「SEM」といったよくある"短縮3文字"な用語は理解度が低い。また、昨年から話題となっている「Web2.0」も定義が曖昧なためか、さらに理解されていないのが現状だ。

<調査概要>

  • 実施期間: 2006/07/07~2006/07/09
  • 有効回答数: 1,033

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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