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駅弁に関するアンケート

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食べてみたい駅弁 「ご当地の食材」が人気

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gooリサーチ と 読売新聞 による共同企画調査

読売新聞 2005年11月7日 消費事情ランキング

gooリサーチと読売新聞社による共同企画調査<第8弾>

駅弁に関するアンケート

~食べてみたい駅弁 「ご当地の食材」が人気~

ロングセラーは「ますのすし」

読売新聞社とNTTレゾナントが共同で実施した「gooリサーチ」の消費者モニター調査で、これから食べてみたい駅弁のトップは、釧路駅の「たらば寿し」(北海道)だった。駅弁選びで、地元の名物・特産を材料に使っているかどうかを重視する人が7割を超え、地域色にこだわる駅弁ファンが多いことが浮かび上がった。

調査結果について

■知名度■

旅情をかき立てる駅弁は、全国で約2000〜3000種類に上るという。

今回の調査は、京王百貨店新宿店が毎年1月に開催する「元祖 有名駅弁と全国うまいもの大会」と、JR東京駅に昨年8月にオープンした「駅弁屋 旨囲門(うまいもん)」で人気が高い27の駅弁を対象に、消費者モニターに好みなどを聞いた。

このうち、「実際に食べたことのある駅弁」(複数回答)は、富山駅の「ますのすし」(43.6%)と、北海道・森駅の「いかめし」(42.5%)が群を抜いて多かった。

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ますのすしは、明治時代から販売されている人気駅弁で、富山産米の酢飯と、脂が乗ったマスの切り身の風味が人気だ。いかめしも戦前からのロングセラーで、生いかに、うるち米とモチ米を詰め、秘伝のタレでじっくり煮込んでいる。

食べたことのある駅弁の中から最も気に入った駅弁を選んでもらったところ、ますのすしが28.4%の支持を集めてトップに立ち、"二冠"を達成した。

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■限定20食■

一方、最も食べたいと思う駅弁の1位は、10代〜60歳以上の世代まで広範な支持を集めた北海道・釧路駅の「たらば寿し」だ。釧路近海でとれた太いタラバガニの脚の身、しょうゆ漬けされたいくら、酢でしめた生サケを、酢飯の上に盛りつけた豪華版。「1日限定20個しか作らない」(製造元の釧祥館(せんしょうかん))ため、地元以外で食べる機会はほとんどない。京王百貨店新宿店の駅弁大会の実演販売には、毎年、長蛇の列ができる。

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3位につけた仙台駅の「網焼き牛たん弁当」は、仙台名物とアイデアが融合した。牛たん焼きは、冷めると硬くなるため、「駅弁にはなじまない」といわれてきたが、ひもを引けば温まる容器を開発し、いちやくヒット商品となった。

■ポイント■

また「駅弁を買う時に何を重視するか」(複数回答)については、「地元の名物・特産を材料に使っている」が70.5%と圧倒的に多く、「おいしそうな盛り付け」(44.8%)、「こだわりの素材」(41.3%)が続き、「低価格」(32.9%)、「量の多さ」(11.1%)などよりも食材や盛り付けにこだわる人が多いことが分かった。

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1日100万円以上も売れる「駅弁屋 旨囲門」を展開する日本レストランエンタプライズ(NRE)の近藤昌昭氏は「駅弁を食べることで、日常生活から離れ、ちょっとした旅気分や故郷を思い浮かべる人が多い。地元の素材を使った食材は、特に人気が高い」と話している。

【調査方法】

インターネット・アンケートサービス「gooリサーチ」で、10月21〜24日に実施。登録している10代〜60歳以上の消費者モニターに好きな駅弁や買う時の基準などを聞いた。1093人(男性461人、女性632人)が回答した。

<調査概要>

  • 実施期間: 2005/10/21~2005/10/24
  • 有効回答数: 1,093

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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