gooリサーチ と 読売新聞 による共同企画調査
読売新聞 2005年10月3日 消費事情ランキング
gooリサーチと読売新聞社による共同企画調査<第6弾>
ゲーム機に関するアンケート
~家庭用ゲーム機 ソフトが「命」~
読売新聞社とNTTレゾナントが共同で実施した「gooリサーチ」の消費者モニター調査で、10代から30代までの世代に一番好きな家庭用ゲーム機を聞いたところ、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション2」が6割の支持を集めた。ただ、年末から登場し始める次世代ゲーム機は、買いたい機種を決めていない人が4割近くを占め、今後の勝負の行方は、ソフトの充実度や本体の機能、価格などに左右されそうだ。
調査結果について
■圧勝■
据え置き型の家庭用ゲーム機のうち、SCEの「プレステ2」、任天堂の「ゲームキューブ」、マイクロソフトの「Xbox」について最も好きな機種を聞いたところ、「プレステ2」を選んだ人が61.0%と圧倒的だった。
1994年12月に発売された初代プレステの人気を引き継ぎ、「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」など人気ソフトにも恵まれた。
「ゲームキューブ」への支持は全体では4.0%にとどまったが、10代に限れば10.3%で、小中学生など若い世代で人気が高いことが裏付けられた。
2002年2月発売の「Xbox」は0.5%という厳しい結果だった。人気ソフトの不足が響いたと見られ、次世代機での追い上げを狙っている。
■次世代機続々と■
次世代機は、SCEが「プレイステーション3」、任天堂が「レボリューション(仮称)」、マイクロソフトが「Xbox360」を発売する予定だ。
買いたいと思う機種では「プレステ3」が47.2%を占め、ここでもプレステ人気の根強さを見せた。一方で、「レボリューション」が12.2%、「Xbox360」は1.6%にとどまった。
これは、次世代機を選ぶポイント(三つまで選択)として、「やりたいソフトに対応している」(53.1%)、「対応ソフトの充実度」(43.5%)などを重視している人が多く、現在のプレステファンが、「プレステ3」を選ぶ傾向が強いためと見られる。
■勝負の行方■
とはいえ、どの次世代機を選ぶかについては「分からない、決めていない」とする人が39.0%もいるため、任天堂とマイクロソフトにも巻き返しのチャンスはありそうだ。
次世代機を「映像の美しさ、鮮やかさ」(33.6%)、「映像の滑らかさ」(20.2%)などで選ぶとする人も多い。「Xbox360」は、12月に発売する実機が9月中旬の「東京ゲームショウ2005」に出品され、美しい映像や迫力のサウンドが好評だった。残りの2社が発売までに性能をどう仕上げてくるか、注目度は高い。
さらに「価格」で選ぶとした答えが63.5%とトップで、機能に見合った値ごろ感ある価格で売り出せるかどうかが、勝敗のカギを握りそうだ。
【調査方法】
インターネット・アンケートサービス「gooリサーチ」で、9月15日から16日に実施。対象は登録している消費者モニターのうち、全国の10〜30代の男女。1074人が回答した。
<調査概要>
- 実施期間: 2005/09/15~2005/09/16
- 有効回答数: 1,074
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。