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首都機能移転先の新都市に関するアンケート調査結果

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掲載メディア 2000/2/22

首都機能移転先の新都市に関するアンケート調査結果

株式会社三菱総合研究所では、国土庁より委託を受けた業務の一環として、インターネットユーザーを対象とし、首都機能移転先の新都市像についての検討の参考とするための調査を行った。国土庁においては、本調査結果を、現在開発中の「首都機能都市体験システム」の中で示される各地区のイメージ作成の参考とするとともに、今後の首都機能都市としてふさわしい新都市像のあり方の検討に活用する予定である。調査期間は平成11年12月27日〜平成12年1月17日であり、インターネット・アンケート・サイト「gooリサーチ」上において「首都機能移転先の新都市に関するアンケート」として実施した。有効回答者数は12,489名であった。

調査概要

1. 調査対象 インターネットユーザー
2. 調査方法 「goo」上で実施されたオンラインサーベイ(Web上での自記入チェック式調査)
3. 調査実施期間 1999年12月27日〜2000年1月17日
4. 有効回収サンプル数 12,489名(うち男性6,951名、女性5,538名)

調査結果データ

【首都機能都市としてアピールすべき点】

先進性よりも環境のやさしさや文化的な面をアピールすべきとの回答が多くみられた。

首都機能都市としてアピールすべき点のグラフ

【首都機能を支援するのに必要と思われる機能や施設】

「国内外との充実した交通・情報通信ネットワーク(61.1%)」、「各地で発生した大規模災害に迅速に対応できる施設(52.9%)」、「政府機関の情報公開や国民との交流のための施設(50.9%)」が重視されるという傾向があった。

首都機能を支援するのに必要と思われる機能や施設のグラフ

【首都機能都市に住む場合に、現代の都市問題のうち望まれる改善点】

「公共交通機関の充実や渋滞のない道路など利便性の確保(53.3%)」、「教育施設や医療施設など日常生活に不可欠な機能の充実(46.9%)」が重視される結果になった。

なお、クロス集計によると、主婦の回答者には「教育施設...(62.8%)」に関心が高い、東京圏在住の回答者は「通勤に便利なゆとりある住宅...(35.7%)を重視するという特徴が見られた(詳細は国土庁ページ参照)。

首都機能都市に住む場合に、現代の都市問題のうち望まれる改善点のグラフ

【首都機能都市における休日の過ごし方】

「キャンプや釣りなど野山や海に出かけ自然に楽しむ(54.0%)」と、「家でゆっくり過ごす(40.3%)」という性格の異なる過ごし方が上位であった。

クロス集計によると、年齢が上の世代ほど、自然に親しむ、地域活動への参加といった回答が多く、逆に下の世代ほど、大規模商業施設やテーマパークに出かけるなど都市型の過ごし方を望むという傾向があった(国土庁ページ参照)。

首都機能都市における休日の過ごし方のグラフ

【首都機能都市における理想的な通勤時間】

「10分以上30分未満(54.9%)」、「30分以上60分未満(36.3%)」との回答が多かった。一方、「0分(在宅勤務)」を理想とする回答は、4.9%にとどまった。

首都機能都市における理想的な通勤時間のグラフ

【首都機能都市のイメージを表す色】

緑が最も多く(56.8%)、次いで青であった(21.7%)。

首都機能都市のイメージを表す色のグラフ

【首都機能都市に期待するイメージ】

「国際的な(41.4%)」、「開かれた(32.3%)」、「ゆとりのある(31.8%)」、「先進的な(25.4%)」、「多様性のある(23.4%)」が上位を占めた。

首都機能都市に期待するイメージのグラフ

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

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