1999年5月12日から5月25日にわたり、ポータルサイトgoo上で「インターネット・ショッピング」 に関するアンケート」調査を実施した。回答者数は2,744名であった。
調査結果について
インターネット・ショッピングの利用経験者が、回答者の約半数を突破するに至った。購入商品は「パソコン関係」「書籍・CD・ゲームソフト」が多く、それぞれ4割を超えているが、「食品」「オンライン予約」「ファッション関係」も2割を超え、購入分野は拡大傾向にある。
インターネット上のショッピングモールの利用理由については、特定の商品を買うために訪れるといった、目的の明確な利用が3分の1にとどまる一方、「面白そうなものが売っていないか見に行く」「プレゼントや特別バーゲンなど得になりそうな情報をさがすため」の比率が高くなっている。
モールを利用する際に重視する点としては、「出展している店の信頼性」が90.1%でトップ。以下「商品の探しやすさ」「品揃え」「手続きの簡便性」など、モールの基本的な機能が続いている。
調査概要
1. 調査対象 | gooユーザー |
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2. 調査方法 | 「goo」上で実施されたオンラインサーベイ(Web上での自記入チェック式調査) |
3. 調査実施期間 | 1999年5月12日(水)~5月25日(火) |
4. 有効回収サンプル数 | 2,744名 |
調査結果データ
◆ ユーザープロフィール
回答者の62.3%が男性で、女性は36.6%である。年齢は、20代、30代が多く、両者合わせて回答者全体の8割に達する。
未既婚では、両者でほぼ半々の分布となっている。職業は技術系会社員が27.0%と多いが、専業主婦も1割近い。
◆ インターネットでの買い物の経験
インターネットによるショッピング経験者は、対象者中の53.0%であり、そのほとんどが過去1年間に経験有りとしている。
◆ インターネットショッピングによる購入商品
インターネットショッピングによる購入商品は、パソコン関係がもっとも高いが、食品、オンライン予約、ファッション関係も2割を越えている。
◆ 購入金額
(1)分野別購入金額
分野別の平均購入金額は、金融・保険関係で大きな金額が回答されているが、これ以外では、家電、パソコン関係が10万円近い平均購入金額となっている。
(2)年間購入金額
2万円未満で全体の4割に相当するが、5〜10万円、10〜30万円の金額帯も比較的多くなっている。
◆ 購入分野数
1分野のみでの購入が約4割を占める。1〜3分野での購入までを合わせると全体の9割近くに達する。
◆ モール認知度・購入率
認知率、購入率ともトップは楽天市場。大手プロバイダ系は認知率が高く、購入率もある程度高い。認知率が低い割に健闘しているのはIPPIN!。
◆ モール利用理由
モールの利用理由は「面白そうなものが売っていないか見に行く」、「プレゼントや特別バーゲンなど得になりそうな情報をさがすため」が高く、特定の商品を買うために訪れるのは3分の1。
◆ モール重視点
「モールに出店しているお店の信頼性」への重視度はきわめて高い。商品の探しやすさ、品揃え、手続きの簡便性など基本的な部分をまず重視している。
一方、モール側からの対応や情報提供、キャンペーン等は最重視ではないが、「やや重視」も合わせると6割を越える重視率となっている。
◆ 会員向け特典
電子代理人を除いては、各会員向け特典の利用意向に大きな差があるわけではない。第1位は「モールに出店しているお店に関する品質保証」であり、次が利用額に応じたプレゼント、ポイント制といった経済的メリットとなっている。
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