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3D映像に関する調査

3D映画と3Dテレビ、今後の普及に関する考えに大きな差

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

3D映像で上映するタイトルや映画館は、着実に増え続け、3Dテレビも、裸眼でも楽しめるタイプが発表されるなど、秋冬商戦で大いに盛り上がりを見せている。

メーカー側での、3D映像に対する熱は過熱する一方だが、消費者は、それら3Dコンテンツにどのような視線を送っているのだろうか。

インターネットコムでは、gooリサーチと協力して、3D映像コンテンツに関するアンケート調査を実施して、結果をまとめた。

調査対象は、全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,067人。男女比は、男性53.4%、女性46.6%。年齢別は、10代16.6%、20代18.4%、30代20.3%、40代16.6%、50代16.1%、60代以上12.0%。

3D映像を体験したことがあると答えた62.2%(664人)に、3D映像を見た感想を聞いてみた。

その結果、「とても満足している」「ある程度満足している」と答えた回答者は、それぞれ9.2%(61人)と51.2%(340人)となった。一方で、「あまり満足していない」「とても不満」と答えた回答者は、29.2%(194人)と5.3%(35人)となった。満足という回答が合計で60.4%(401人)となり、体験したユーザーの多くは、コンテンツを評価しているようだ。

次に、代表的な3D映像コンテンツである、3Dテレビと3D映画について聞いてみた。

まずは、3Dテレビが一般家庭に普及すると思うかどうか、回答者全員に質問した。

この質問に対して、「とても/ある程度普及すると思う」という回答は、それぞれ2.9%(30人)と33.5%(351人)となった。「あまり/まったく普及しないと思う」という回答は、50.5%(529人)と8.2%(86人)だった。3Dテレビの普及に関しては、ユーザーはやや冷ややかな意見を持っているのだろうか。

対して、3D映画が普及すると思うかどうか、回答者全員の答えはどうであろうか。

「とても/ある程度普及すると思う」という回答者は、それぞれ7.5%(79人)と56.6%(593人)となった。また、「あまり/まったく普及しないと思う」という回答者は、28.4%(297人)と2.9%(27人)だった。

「とても/ある程度普及すると思う」の合計が、3Dテレビでは36.4%(381人)、3D映画では64.1%(672人)、と普及に関する考えに大きな差が表れた。また、両者とも「とても普及すると思う」という積極的な考えは、1割未満となったことも興味深い。

今回の調査から、3D映像コンテンツに関して、ユーザーは機能を評価しながらも、用途については、家で楽しむというよりは、エンターテイメントとして、映画館やテーマパークなどで体験することを望んでいるように思える結果となった。

<調査概要>

  • 実施期間: 2010/10/21~2010/10/26
  • 有効回答数: 1,067

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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