gooリサーチ と 読売新聞 による共同企画調査
読売新聞 2008/07/11 東京本社夕刊本紙
gooリサーチと読売新聞社による共同企画調査<第87弾>
伝統芸能について
「伝統芸能守るべきだ」81%
日本の伝統芸能の世界を描いたテレビドラマや映画、漫画が人気を集め、伝統芸能の若き担い手たちが活躍の場を広げています。10〜30歳代は、どのようなまなざしを向けているのでしょうか。
調査結果について
まず、関心のある伝統芸能(複数回答)を聞くと、「落語」の36%が最も多く、「歌舞伎」29%、「邦楽(三味線、琴、尺八など)」26%、「日本舞踊」17%などが続きました。ただ、「とくにない」も41%に上り、関心度は今ひとつのようです。
男女別のトップは、男性が「落語」39%、女性は「歌舞伎」36%。「落語」「講談・浪曲」以外は、女性の数値が男性を上回りました。
同じ選択肢から、この1年間に舞台やテレビ、DVDなどで実際に鑑賞したものを複数回答で選んでもらうと、関心度と同様に「落語」が23%でトップでした。しかし、そのほかの選択肢はすべて1割を切り、2位の「歌舞伎」「邦楽」も各7%にとどまりました。「とくにない」は65%に上りました。たとえ関心があっても、実際に鑑賞するまでにはなかなか結びつかないようです。
伝統芸能への全体的な印象(複数回答)では、「様式美がある」50%、「わかりにくい」38%、「格式張っている」35%、「華やかだ」26%などの順でした。
日本の伝統芸能をこれからも「守り続けていくべきだ」と答えた人は81%に達し、「すたれてしまっても仕方がない」は10%と少数派でした。
また、学校の授業で、伝統芸能に親しむ機会を「増やした方がいい」との答えは60%で、「増やす必要はない」の20%を大きく上回っています。
関心の有無はともかく、伝統芸能の価値を認め、次の世代へと引き継いでいこうという意識は若い世代にも広く浸透しているようです。
◎調査方法
NTTレゾナントのインターネット・アンケートサービス「gooリサーチ」で6月26〜30日に実施、全国の10〜30歳代の男女536人が回答した。
<調査概要>
- 実施期間: 2008/08/27~2008/08/31
- 有効回答数: 540
NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。