第18回［トピＱ・ネット調査］＜父親＞

６月１５日は「父の日」でした。お父さんに贈り物をした人も多いのではないでしょうか。そこで、１０〜３０歳代にとっての父親像を調べてみました。

調査結果について

父親が「頼りになる」という人は５７％で、「頼りにならない」１２％を大きく上回りました。「頼りになる」は２０歳代が６２％で最も多く、３０歳代は５６％、１０歳代は５４％でした。

父親と互いに気持ちが通じていると思うかどうかについては、「そう思う」が４０％、「そうは思わない」は２６％でした。年代が上がるほど、「そう思う」が増える傾向にあり、１０歳代３４％、２０歳代３９％、３０歳代４７％でした。

以上二つの設問では、「わからない」という回答が目立ち、頼りになるかどうかでは２２％、気持ちが通じているかどうかでは３４％に上りました。一般に父親は仕事に追われ、子供と接する時間が少なくなりがちです。父親との関係などが「わからない」というのも、そうした実態を反映しているのかもしれません。

父親とどんな内容の会話をしているか（複数回答）では、「家族のこと」５２％、「社会の出来事」４２％、「勉強や仕事のこと」４１％の順でした。交友関係についての会話は少ないようで、「友人や知人のこと」９％、「恋愛のこと」は１％にとどまりました。「会話はしない」も全体の１２％を占めました。

父親に必要な資質は、「頼もしさ」７５％、「優しさ」４５％、「経済力」３６％、「威厳」３３％、「厳しさ」２８％、「親しみやすさ」２６％、「かっこよさ」１１％の順となりました。若い世代も、やはり父親には大黒柱としての存在感を求めている、と言えそうです。

理想の父親は１位がタレントの所ジョージさん、２位は野球日本代表監督の星野仙一さん、３位はタレントの関根勤さんでした。

◎調査方法

ＮＴＴレゾナントのインターネット・アンケートサービス「ｇｏｏリサーチ」で５月２８〜３０日に実施、全国の１０〜３０歳代の男女５３１人が回答した。