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チラシサイトに関する調査

ネット上のチラシサイト、利用経験は約2割―保管場所いらず、他地域の情報も

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

チラシは必ずしも新聞と一緒に運ばれてくるわけではなく、Web上でも閲覧することができる。全国の店舗のチラシ情報を集めた、いわゆる「チラシサイト」では、地域を選択するだけで自宅周辺のチラシをチェックできる。各店舗が登録したセール情報を音声で読み上げて告知するなど、Webならではのサービスも登場している。

インターネットコムとgooリサーチが行った調査によると、新聞を購読していない人の4人に1人がチラシサイトの利用経験があり、新聞購読者を含めると全体では利用経験者は約2割となる。

調査対象は全国20代~50代のインターネットユーザー1,080人。年齢層は20代27.13%、30代24.91%、40代24.72%、50代23.24%。男女別構成比は男性51.20%、女性48.80%。

全体1,080人のうち、新聞を購読しているのは79.35%(857人)。新聞に挟み込まれるチラシも重要視されているようで、購読者の4人に1人(215人)が「折込チラシがなければ新聞は購読しない」としている。

また、ネット上で折込チラシを閲覧できるサイトを知っているか尋ねたところ、17.97%(154人)が「利用したことがある」と回答し、「知っているが利用したことはない」人は30.34%(260人)だった。これらを合計すると、新聞購読者の半数弱(48.31%)がチラシサイトを認知しているようだ。

新聞を購読していない223人にも聞いてみたところ、チラシサイトの利用経験者は25.11%(56人)と約4分の1に上り、「知っているが利用したことがない」は23.32%(52人)。チラシサイトの認知度は新聞購読者・非購読者の間にほとんど差がないものの、利用経験者の占める割合は非購読者の方が高い。これは、新聞を購読してない人の54.71%(122人)が折込チラシを見られないことに不便を感じているからだろうか。

新聞購読者・非購読者を合わせると、チラシサイトの利用経験者は210人。これは全体の19.44%となる。

ところで、チラシサイトの特徴としてまず挙げられるのが、保管場所を必要としない点だ。紙のチラシは回収してもらうまで部屋の隅で山積み状態、という人も多いだろう。またチラシサイトでは自宅周辺以外の情報も得られるため、例えば、勤務先近辺のスーパーのセール情報を入手したり、週末に距離の離れたショッピングセンターに買い物に行く際にもあらかじめ情報を得ておくことができる。ほかにもサイトごとに独自の機能を提供しており、凸版印刷のチラシサイト「Shufoo!」では、音声読み上げや動画チラシのようなWebならではの機能から、さらにはレシピ情報まで揃える。

チラシサイトを利用したことがある人にどのような点が便利だと思うか聞くと、新聞購読者は「場所をとらない」、「他の地域の情報も見られる」、「必要な情報が見つけやすい」などを挙げた。新聞を購読していない人の場合は、「新聞を購読する必要がない」が圧倒的に多く、続いて「場所をとらない」となった。

チラシサイトを利用したことがない870人に今後の利用意向を尋ねたところ、「利用したい」(58.39%)という回答が「利用したくない」(16.44%)を大きく上回った。紙からWebへ――。チラシをめくるスタイルも変わりつつある。

<調査概要>

  • 実施期間: 2007/02/23~2007/02/26
  • 有効回答数: 1,080

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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