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インターネット検索に関する調査

キーワードを示すCMに6割が接触

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

インターネットサービスの入り口は何と言っても検索だ。今年も検索プロバイダ各社がシェア争いを繰り広げることが予想されるが、年の初めにまずは現在のインターネットユーザーがどのように検索サービスを利用しているか、ざっくりと把握しておきたい。

インターネットコムとgooリサーチが行った調査によると、検索連動型広告をクリックした経験のあるインターネットユーザーは51.41%、またテレビCMなどで検索キーワードを示すクロスメディア広告を見たことがある人は60.96%にのぼった。

調査対象は、全国の20代~60代のインターネットユーザー1,099人。男女比率は男性:52.78%、女性:47.22%。年齢層分布は20代:24.93%、30代:21.57%、40代:22.20%、50代:20.56%、60代:10.74%。

まず、キーワードを入力して調べるタイプの一般的な検索サイトをいくつ使い分けているか訪ねた。主流は42.77%(470人)を占める「2個」で、これに「1個だけしか使わない」(26.84%:295人)が続いた。「3個」という回答者も22.38%(246人)おり、4人に3人は複数の検索サイトを使い分けていることがわかった。

では最も利用しているサイトはどこだろうか。やはり1位は「Yahoo! JAPAN」(46.77%)、2位が「Google」(39.04%)となった。昨年6月の調査では、「Yahoo! JAPAN」が48.21%、「Google」が35.11%だったことから、両社の差は徐々に縮まっているようだ。

広告についても尋ねた。検索結果の上部や右側に企業の広告が表示されていることは、ネットユーザーにとってはすでに常識のようで、89.63%(985人)がこれを認知していた。またこのうち55.94%(551人)はそれらの広告をクリックしたことがあると回答。広告であることを知らずにクリックした人を含めると、検索連動型広告のクリック経験は全体1,099人のうち51.41%(565人)で、半数以上にものぼる。

さて、検索広告のトピックといえば"クロスメディア"である。テレビCMや雑誌などと連動して、検索経由で潜在顧客を企業サイトに誘導するこの手法は、毎日見ない日がないほど盛んに行われている。

代表的なのがテレビCMの中で検索用のキーワードを挙げ、「○○で検索してください」と視聴者に要求するものだ。続きが気になってついつい検索してしまう人もけっこういることが前回の調査で明らかとなった(CM視聴者のうち検索経験者30.97%)。

今回の調査でも、60.96%(670人)が上記のようなCMを閲覧したことがあると回答、そのうち32.24%(216人)が実際に検索していることがわかった。前回調査から約3か月で、CMへの接触、検索経験ともに伸びているようだ。

インターネットユーザーの検索行動は絶えず変化する。昨年末に開催されたイベント「忘年会議」で行われたヤフー検索チームのプレゼンによると、行き先が決まった検索キーワードとも言うべき「ナビゲーショナルクエリ」がここ数年で増加し、代わりに一般名詞のキーワードが激減しているという。上記のような広告手法は、その傾向に拍車をかけることになるかもしれない。

<調査概要>

  • 実施期間: 2007/01/12~2007/01/15
  • 有効回答数: 1,099

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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