携帯電話を利用したキャンペーンに関する調査

QRコードはもはや一般化したと言っていいだろう。携帯電話からキャンペーンサイトへアクセスさせる方法は日々進化している。最近では「コアラのマーチ」の絵柄に画像認識サービスを活用したり、アニメ「クレヨンしんちゃん」のオープニング場面を撮影するといった試みも実施されている。キャンペーンとは違うが、清水寺のおみくじまでモバイル対応となってしまった。

インターネットコムとgooリサーチが行った調査によると、携帯電話を利用したキャンペーンにおけるサイトへのアクセス方法は、「携帯電話からメール送信」が最も多く276人、2位は「QRコードを携帯電話で読み取る」（181人）だった。「キャンペーン応募はPCの方が便利」という人は徐々に減っている。

調査対象は、全国10代～60代のインターネットユーザー1,049名。男女構成は男性41.47％、女性58.53％。年齢層分布は、10代1.72％、20代24.40％、30代40.99％、40代24.98％、50代7.91％。

1,049人のうち、携帯電話から何らかのキャンペーンを利用したことが「ある」と答えたのは40.42％（424人）で、2005年5月に行った調査よりも1.12ポイント増加している。キャンペーンを知った媒体（複数選択可）は、「携帯サイト」が最も多く209人。以下、「商品についていたシール/タグなど」（175人）、「店頭のチラシや小冊子」（130人）、「PC向けサイト（119人）、「雑誌」（83人）、「テレビ」（58人）などが続いた。

キャンペーンサイトへのアクセス方法として、最も多かったのは「携帯電話からメール送信」で276人、2位は「QRコードを携帯電話で読み取る」（181人）、3位は「携帯電話でURLを入力」（141人）となった。ほかにも「PCから携帯電話のメールアドレスを入力」（86人）、「携帯電話の検索サイト」（28人）などが上げられた。

キャンペーンを利用した感想を聞くと、「とても満足している」人は2.36％、「まあまあ満足している」人は56.13％。合計すると約6割が携帯電話を利用したキャンペーンに満足しているようだ。

「オンラインで応募するキャンペーンは、PCと携帯電話のどちらから応募する方が便利か」という質問では、依然としてPCが圧倒的に多く81.79％にのぼる。ただ、PC派は2005年の調査では87.0％おり、1年半で5.21ポイントの減少となった。その分、「携帯電話」（8.29％）、「どちらともいえない」（9.91％）という層が増えている。

QRコードの定着やオンラインクーポンの利用率が高いことからも、携帯電話を利用したキャンペーンが今後も増えていきそうだ。