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Web解析に関するユーザー動向調査

“更新の励みにするため”、ブロガー/サイト運営者の約半数が無料Web解析を導入

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gooリサーチ と japan.internet.com による共同企画調査

Web解析を用いることでWebサイトの閲覧数やリンク元がわかる。Blogサービスなどのオプションや、無料のツールも多く提供されており、うまく使えば自分のサイトをより良いものにできるだろう。2005年11月にはグーグルが高機能な無料ツール「Google Analytics」をリリースしたことでも話題になった。今回はそんなWeb解析ツールの利用状況を調べてみた。

インターネットコム株式会社とgooリサーチが行った調査によると、BlogやWebサイトを運営している人の約半数が無料Web解析ツールを導入しており、その目的は「更新の励みにするため」が多数を占めた。

調査対象は、全国10代~50代のインターネットユーザー1,085人。男女比は男性46.45%、女性53.55%、年齢別は、10代2.58%、20代23.13%、30代39.72%、40代24.79%、50代9.77%。

全体1,085人のうち、自分のBlogやWebサイトを運営している人は365人(33.64%)で、約3人に1人。

これらBlog/Webサイトなどの運営者365人にWeb解析ツールの導入状況を聞くと、「無料ツール」が約半数を占めた(47.12%、172人)。「有料ツール」のユーザーは3.56%(13人)にとどまるが、これらを合計すると「Web解析を導入していない」(49.32%、180人)をわずかに上回る。僅差だがWeb解析ツールを導入している人が多かった。

「無料ツールを導入している」172人と、「Web解析を導入していない」180人を比較すると、前者の56.98%が自サイトにアフィリエイトやテキスト広告サービスを利用していることがわかった。これに対し、「Web解析を導入していない」人は28.33%にとどまる。Web解析ツールを導入しているか否かで、広告サービス活用に約2倍の開きが見られるのは興味深い。

有料・無料ツールを導入している185人に、その目的を尋ねたところ(複数回答)、もっとも多かった回答は「更新の励みにするため」(119人)というものだった。これに続いたのは「ページ内容の参考にするため」(73人)、「知り合いが来てるか確認するため」(53人)、「アフィリエイトの効果を上げるため」(33人)、「流行っているから」(11人)など。更新のモチベーションや知り合いの訪問確認といった軽めの理由が目立ったのは、無料ツールユーザーの多さからだろうか。

またこれらのユーザーが、Web解析ツールによって得られたデータのうち、もっとも重視しているものは「リファラー(リンク元)」で35.68%。以下、「IPアドレス(マシン名・ドメイン名)」、「リピーター」、「ユーザーエージェント(OS・ブラウザ)」の順となった。その他の回答では「検索ワード」が多かった。

ところで、Web解析を導入していない180人にもその理由を聞いてみた(複数回答)。それによると、トップは「必要性を感じないから」(100人)、2位は「Web解析がよくわからない」(56人)、3位は「導入が難しそうだから」(54人)。

Blogをはじめとしてユーザー自身の情報発信が活発である。Web解析に対して「よくわからない」「難しそう」という意識を取り除くことができれば、今後もユーザーは伸びていきそうだ。またアフィリエイトなど、自身のサイトから収入を得る手段も追い風となるだろう。

<調査概要>

  • 実施期間: 2006/04/14~2006/04/17
  • 有効回答数: 1,085

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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