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就業経験のある未就業女性のスキルに関する意識調査

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スキルの不足を理由の1つに挙げた未就業の女性のスキルや就業時の姿について調査

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NTTコム リサーチ と 大妻女子大学 による共同企画調査

お知らせ 2015年4月22日

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社

「就業経験のある未就業女性のスキルに関する意識」調査結果

~スキルの不足を理由の1つに挙げた未就業の女性のスキルや就業時の姿について調査~

大妻女子大学の井上俊也教授らは「NTTコム リサーチ」モニターを対象に、「就業経験のある未就業女性のスキルに関する意識調査」を実施いたしました。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江、以下NTTコム オンライン)が運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」(旧 gooリサーチ)(*)の会員モニターのうち、首都圏に住む35歳~55歳の、かつて就業経験はあるが現在は働いていない女性を対象に調査を実施しました。

総括

離職した女性にとって復職することは、家事や子育て、介護などの阻害要因もあって簡単でないことが回答内容から伺えると同時に、働く意欲や、働くために必要なスキルが不十分であるなどの理由も見られます。スキル不足を理由の1つとして働いていない女性が、復職するのに有用と思われ学習意欲のあるスキルとして、「パソコン使用能力」「語学力」などのテクニカル系スキルに高い数値を示しています。スキル不足を理由として働いていない女性のなかには、前の職種やその職場での立場をうけて、前職で経験のあるスキルを中心に離職期間中に衰えたと感じるスキルを再学習したいという意向が伺えます。

調査結果のポイント

(1) 現在働いてない理由は家事や子育て介護など、働く上での阻害要因を挙げる方が47.8%

一都3県在住の35歳~55歳の(子どもなしもしくは小学生以上の子どもあり)女性で、以前にフルタイムでの就業経験はあるが、現在は働いていない女性1,794人に対して「現在働いていない理由」を聞いたところ、「家事や子育て、介護など、働くことを阻害する環境があるから」が最も多く47.8%を占めたが、「働く意欲が十分ではないから(23.2%)」、「働くために必要なスキル(能力・知識・資格)が備わっていない(16.8%)」などの、意欲やスキルの不足を挙げる回答も存在した。

(2) 「スキル不足回答者」で以前の職場の立場は「他人からの指示に基づく業務」が多くが81.1%

「働くために必要なスキルが備わっていない」事を働いてない理由の一つに回答した301人の「以前の職場での立場」については、「他人からの指示を忠実に行う」オペレーター的な役割の方が81.1%で、「それ以外」の理由を持つ方(63.6%)と比べて17.5ポイントの差があり高くなっている。次に両者間で差があるのが、以前職場で「リーダーを補佐し、チーム全体を束ねていた」サブリーダー的な役割をもつ方で、「必要なスキルが備わっていない」回答者(7.3%)に対し、「それ以外」の理由を持つ方(13.9%)のほうが6.6ポイント差で逆に高くなっている。

(3) 不足意識のあるスキルは「パソコン使用能力」や「語学力」などのテクニカルスキルが高い

働くために必要なスキルの不足の理由もあって現在働いていない方に「働くために必要であるが欠けていると思うスキル」を聞くと「パソコン使用能力(62.8%)」「語学力(話す聞く42.2%)(読み書き37.9%)」などのテクニカル系スキルが欠けているとの意識が高いことが分かった。 また「不足している資格」については「英語関連(英検,TOEIC,TOEFLなど)(38.2%)」,「IT関連(ITパスポート,情報処理技術者,MOS,CCNAなど)(27.9%)」,「外国語関連(英語以外)(21.6%)」が高い数値を示した。「士業」と言われる資格についてはいずれも低く10%前後であった。

(4) 学んでみたいスキルは「パソコン使用能力」が高い一方で、「特にない」も2割以上存在

「今後働くために有用と思われ,学んでみたいスキル(能力・知識・資格)」を聞いたところ、(3)と同様に「パソコン使用能力」が51.8%が最も高く、「不足意識」と「学習意欲」がともに高いことが分かる。またその反面で、「学んでみたいスキルは特にない」を回答している方も21.3%存在しており、働く上で家事・子育て・介護などの環境的な阻害要因がある一方で、「スキルが足りない」「働く意欲が十分でない」という理由で働いていない状況もあるように、学ぶとしても前職に関わりのある比較的難易度の高くないスキルへの関心か、もしくは学ぶ意欲自体がないという回答が目立ち、復職する場合の障壁になっている可能性があることが推測される。

(5) 不足意識スキルと学習意欲スキルから見られる3つの傾向

上記の「欠けていると思うスキル」と「学習意欲のあるスキル」の回答結果には主に3つの傾向がみられる。1つは「パソコン使用能力」が顕著だが「不足意識(62.8%)」,「学習意欲(51.8%)」ともに高い数値傾向を示すもので、復職を考える際のスキルとして離職期間中に衰えたパソコン操作スキルをキャッチアップしたい意向が伺える。

次に、「不足意識」は高いが、「学習意欲」は低い数値を示すもので、特に「リーダーシップ」や「交渉力」などの「ヒューマンスキル」系にその傾向がみられる。働くのに際しては有用であるスキルと認識しながらも、そのスキル習得を選択しようと思っていない傾向が伺える。

3つ目として、「士業」のような専門性の高い資格において「欠けているスキル」も「学習意欲のあるスキル」もいずれも低い数値を示すものが挙げられる。「スキル不足の理由もあり働いてないと回答した方」においては、新たに資格を習得して専門的な職種への復職につなげたいと思う意欲が高くないことが伺える。

調査結果について

1. 調査対象 「NTTコム リサーチ」登録モニター
2. 調査方法 非公開型インターネットアンケート
3. 調査期間 平成26年12月22日(月)~平成27年1月5日(月)
4. 有効回答者数 1794名
5. 回答者の属性 一都3県在住でかつ、現在働いていない(もしくはパートタイムで働いている)が、かつてフルタイムで働いた経験がある35歳~55歳の女性 (子供がいる場合は末子が小学生以上)

【年代】:
30代後半:12.6%、40代前半:27.1%、40代後半:28.9%、50代以上:31.4%

【職業】:
パート・アルバイト:34.2%、専業主婦:58.6%、無職:7.1%

《 補足 》

■本調査は、大妻女子大学人間生活文化研究所「共同研究プロジェクト」(K2606)の助成を受けての調査となります。

(*)「NTTコム リサーチ(旧gooリサーチ)」 http://research.nttcoms.com/
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(http://www.nttcoms.com/)が提供する高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。
自社保有パネルとしては国内最大級のモニター基盤(2014年7月現在 217万会員)を保有するとともに、
「モニターの品質」「調査票の品質」「アンケートシステムの品質」「回答結果の品質」の4つを柱とした
「クオリティポリシー」に基づく徹底した品質確保を行い、信頼性の高い調査結果を提供するインターネットリサーチとして、多くの企業・団体に利用されています。
なお、2013年12月9日に、モニター基盤の拡大を機にサービス名称を「gooリサーチ」から「NTTコム リサーチ」と名称を変更し、サービスを提供しています。

【 本件に関するお問い合わせ先 】

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
ビジネスインテリジェンス本部
TEL: 03-4330-8402
URL: http://www.nttcoms.com/
メールアドレス:research-info@nttcoms.com

調査結果データ

(1) 現在働いてない理由は家事や子育て介護など、働く上での阻害要因を挙げる方が47.8%

一都3県在住の35歳~55歳の(子どもなしもしくは小学生以上の子どもあり)女性で、以前にフルタイムでの就業経験はあるが、現在は働いていない女性1,794人に対して「現在フルタイムで働いていない(パートタイムでの就業を除く)理由」を聞いた。それによると、「家事や子育て、介護など、働くことを阻害する環境があるから」が最も多く47.8%(858人)を占めており、以下、「経済的に働く必要性がないから(25.0%,449人)」とほぼ同等の割合で「働く意欲が十分ではないから(23.2%,416人)」や、「働くために必要なスキル(能力・知識・資格)が備わっていないから(16.8%,301人)」などの、意欲やスキルが欠けていることを示す回答が続いた。

【図1】現在働いていない(またはフルタイムで働いていない)理由(複数回答)

【図1】現在働いていない(またはフルタイムで働いていない)理由(複数回答)

(2) 「スキル不足回答者」で以前の職場の立場は「他人からの指示に基づく業務」が多くが81.1%

回答において「働くために必要なスキルが備わっていない」とチェックした301人と、「それ以外の上記に記載の理由で働いてない」と回答をした1,493人には「以前働いていた時の職場での立場」や「働いていた時の職種」について属性の違いが見られた。
「以前の職場での立場」については、「必要なスキルが備わっていない」の回答者は、以前職場では「他人からの指示を忠実に行う」オペレーター的な役割をもつ方が81.1%で、「それ以外」の理由を持つ方(63.6%)との間で17.5ポイント差の開きがあり高くなっている。

次に両者間で差があるのが、以前職場で「リーダーを補佐し、チーム全体を束ねていた」サブリーダー的な役割をもつ方で、「必要なスキルが備わっていない」の回答者(7.3%)に対し、「それ以外」の回答者(13.9%)と6.6ポイント差で、「それ以外」の理由を持つ方のほうが逆に高くなっている。

【図2-1】以前の職場での立場(働いてない理由の1つに必要なスキルが備わっていないと回答した方)

【図2-1】以前の職場での立場(働いてない理由の1つに必要なスキルが備わっていないと回答した方)

【図2-2】以前の職場での立場(働いてない理由をスキル以外の理由と回答した方)

【図2-2】以前の職場での立場(働いてない理由をスキル以外の理由と回答した方)

また、「働いていた時の職種」について両者を比較した場合、以前「事務職」に働いていた方の差がもっとも大きく、「必要なスキルが備わっていない」と回答した方は68.4%に対して、「家事・子育て・介護等働くことを阻害する環境がある」「働く意欲が十分ではない」「経済的に働く必要性がない」等の、「それ以外の理由」の方が63.6%で4.8ポイント差となっている。以下大きな数値差はないが、「それ以外の理由」の方が数値が高い職種として「専門的・技術的職業」が11.6%(「必要なスキル不足」の方9.0%に対して2.6ポイント増)、「営業・販売職」が15.3%(「必要なスキル不足」の方13.3%に対して2ポイント増)となっている。

【図2-3】働いていた時の職種について

【図2-3】働いていた時の職種について

(3) 不足意識のあるスキルは「パソコン使用能力」や「語学力」などのテクニカルスキルが高い

「働くために必要なスキルが備わっていない」を働いてない理由の1つに回答した【図1】の16.8%の301名の女性を対象に、「現在働くために欠けていると思うスキル(能力・知識・資格)」,「今後働くために有用と思われ、学んでみたいスキル(能力・知識・資格)」について聞いた。

「働くために必要であるが欠けていると思うスキル」について、まず「能力」の中で最も多かったのが「パソコン使用能力(62.8%)」で、「プレゼンテーション能力(46.5%)」「語学力(話す聞く42.2%)(読み書き37.9%)」「交渉力(36.2%)」「リーダーシップ(35.5%)」が続いた。 「パソコン使用能力」「語学力(話す聞く)」などのテクニカル系スキルが欠けているとの意識が高くなっている。

次に、スキル不足意識のある「知識」については「財務関連知識(28.2%)」と「会計関連知識(28.2%)」が高く、それ以外の4つの知識はほぼ同じとなっている。
「資格」については「英語関連(英検,TOEIC,TOEFLなど)(38.2%)」,「IT関連(ITパスポート,情報処理技術者,MOS,CCNAなど)(27.9%)」,「外国語関連(英語以外)(21.6%)」が高い数値を示している。それ以外の項目は低く、中でも「士業」と言われる資格についてはいずれもほぼ同じ10%前後となっている。

【図3】「スキル不足回答者」の働くために必要であるが、欠けていると思うスキル(複数回答)

【図3】「スキル不足回答者」の働くために必要であるが、欠けていると思うスキル(複数回答)

(4) 学んでみたいスキルも「パソコン使用能力」が高い一方で、「特にない」も2割以上存在

また、同じ方を対象に「今後働くために有用と思われ,学んでみたいスキル(能力・知識・資格)」を聞いたところ、「能力」についても同様に「パソコン使用能力」が51.8%で最も高く、「語学力(話す聞く)(23.6%)」,「語学力(読み書き)(18.6%)」のテクニカルスキルが高い。
以下、「コミュニケーション力(15.6%)」,「プレゼンテーション力(15.3%)」のヒューマン系スキルが続いており,この5項目だけが10%以上となっている。
「知識」では「財務関連知識(8.3%)」,「会計関連知識(7.6%)」と10%を超えるものはなく、「資格」では「英語関連(英検、TOEIC、TOEFLなど)」が22.6%と最も高く、「IT関連(ITパスポート、情報処理技術者、MOS、CCNAなど)」が12.6%と続いているが、いずれのスキル項目とも先の「不足意識」での回答数値より下回っている。

またその反面、「学んでみたいスキルは特にない」を回答している方も21.3%存在している。
家事や子育て、介護などの環境的な要因が働くことを阻害されている方が存在する一方、「スキルが足りない」「働く意欲が十分でない」という理由で働いていない状況にもあるように、学ぶとしても前職に関わりのある比較的学び始めやすいスキルに関心を示すか、もしくは学ぶ意欲がないといった回答がみられ、復職する場合の障壁になっている可能性があることが推測される。

【図4】「スキル不足回答者」の今後働くために有用と思われ、学んでみたいスキル(複数回答)

【図4】「スキル不足回答者」の今後働くために有用と思われ、学んでみたいスキル(複数回答)

(5) 不足意識スキルと学習意欲スキルから見られる3つの傾向

働いてない理由の1つをスキル不足と回答した方について、「欠けていると思うスキル」と「学習意欲のあるスキル」の回答結果をみると主に3つの傾向がみられる。

1つ目は、「パソコン使用能力」や「語学力」の回答のように、「不足意識」と「学習意欲」が両者とも比較的高い数値傾向を示すものである。「語学力(話す聞く)」は「欠けていると思うスキル(42.2%)」に対して「学習意欲がある(23.6%)」といずれも高いが、特に傾向が顕著なのは「パソコン使用能力」であり、「欠けていると思うスキル(62.8%)」に対して「学習意欲がある(51.8%)」と9ポイント差と最も小さくなっている。
以前事務職に就業した方が多い(図2-3 68.4%)ことからも、多くの方が職場でパソコンを使用していたことが想定され、復職を考える際にまず、世の中のIT化の進展により離職期間中に衰えたパソコン操作スキルをキャッチアップしたいという意向が伺える。

次に、「欠けているスキル」は高い数値を表すが、「学習意欲のあるスキル」は低い数値を示すもので「ヒューマンスキル」系にその傾向がみられる。特に「リーダーシップ」は、「欠けているスキル(35.5%)」に対して「学習意欲がある」は4.7%、「交渉力」については「欠けているスキル(36.2%)」に対して「学習意欲がある」が8.0%であった。
これは本来働くのに際しては有用であるスキルと認識しながらも、そのスキル習得を選択しようと思っていない傾向が少なからず見られる。

またもう1つの傾向として、「士業」のような専門性の高い資格において「欠けているスキル」も「学習意欲のあるスキル」もいずれも低い数値を示したものがある。これは「スキル不足で働いてないと回答した方」において、新たに資格を習得して専門的な職種への復職につなげたいと思う意欲が高くないことが伺える。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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