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大学のオープン化に関する調査結果(2014)

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MOOCの利用意向が49.5%と向上、IT関連、歴史、金融など多様なジャンルに受講意向示す

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NTTコム リサーチ と 日本オープンオンライン教育推進協議会 による共同企画調査

お知らせ 2014年11月11日

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社

大学のオープン化に関する調査結果

~MOOCの利用意向が49.5%と向上、IT関連、歴史、金融など多様なジャンルに受講意向示す~

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江、以下NTTコム オンライン) は日本オープンオンライン教育推進協議会事務局長 福原美三教授らと共同で「大学のオープン化に関する調査」を実施いたしました。
本調査は毎年実施しており、今回は8回目の実施となります。NTTコム オンラインが運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」(旧 gooリサーチ)(*)の登録モニターのうち全年代の方を対象に調査を実施し有効回答者数は1289名でした。

総括

大学の講義をインターネットで無償公開する活動として始まったオープンエデュケーションは国際的には10年以上が経過しており、欧米を中心に拡大を続けているが、国内においても取組みに対する好印象は約9割に達し、MOOCの認知率(21.5%)や利用者・利用意向者の割合(49.5%)も昨年に比べて向上が見られる。

MOOCの学習端末としてスマートフォン、タブレットの利用も拡大しており、またオンライン講座で不足しがちなコミュニケーション面について、国内ではオンライン講座の担当講師や受講生同士の双方向による日本独自の受講スタイルの取り組みも進められつつある。社会人の通信教育、スクール等での学習機会は、過去、現在受講者で27.8%だが、今後の受講意向者を合わせると48.1%に達しており、取得したい能力・知識として「IT関連」「歴史・文化」「金融・ファイナンス」に関する知識など、MOOCで学習したい分野と重なることからも、今後教育のあり方が大きく変化する可能性が伺える。

調査結果のポイント

(1) MOOCについての良い評価が87%に達する

大学の講義をベースとして無償オンライン講座の形で提供され、講義を閲覧して修了者には修了証が発行される教育サービスである大規模公開オンライン講座(MOOC)が2014年4月から日本でも始まっているが、その評価は非常に高い。MOOCの認知率も昨年に比べて向上しており、利用経験者は2.4%で未だ大多数の人が利用経験がないが、未経験者での今後の利用意向は49.5%(昨年調査時:45.2%)おり利用意向率も向上が見られる。

(2) MOOCの学習端末としてスマートフォン、タブレットの利用が拡大

MOOCの学習端末についてはPCが52%とほぼ半数であるが、スマートホン、タブレット端末を合わせて23%が利用しており、比率としてはPCの半数に迫っている。学習場所についても自宅が51%、その他の場所が46%と拮抗しており、モバイル学習が進んでいることが明らかになった。

(3) MOOCで学習したい分野の希望は、男性は経済学&金融が、女性は心理学への関心が高い

学習したい分野についての希望は心理学(32%)、歴史(30.9%)、音楽・映画(28.7%)、経済学・金融(27.7%)が他よりも多い傾向にあるが、特定分野が極端に多い傾向でもなく、教養系科目と実践系科目に万遍なく希望が分散しており多様なニーズが示されている。男女別では男性では経済学&金融が、女性では心理学への関心が高くなっている。

(4) 講師対面による「反転学習コース」で講座が提供された際の受講意向は67.7%と高い割合

オンライン講座で不足しがちなコミュニケーションについて、日本独自の取り組みとして講義映像に登場する担当講師本人による対面の「反転学習コース」があり、受講したい講座で提供されていた場合の受講意向は67.7%と高い割合を示した。その理由に、講師から直接講義が受けられる、分からない部分を直接質問できる、同じテーマに興味を持つ受講生と議論ができるなど、積極的な交流を期待している結果が見られた。

(5) 社会人以降の学習機会の有無は現在受講者は27.8%だが、意向者まで含めると半数の48.1%

社会人になってからの研修や通信教育、スクール等での学習機会は、過去、現在受講者で27.8%であるが、今後の受講意向者を合わせると48.1%に達する。機会があれば「取得したい能力・知識」は、「PCを含むIT関連の知識」「歴史・文化に関する知識」「金融・ファイナンスに関する知識」の順で高く、MOOCで学習したい分野でも高かった歴史や経済学・金融、情報、テクノロジー&デザインなどのジャンルとの相関が見られる。

調査結果について

調査対象 「NTTコム リサーチ」登録モニター
調査方法 非公開型インターネットアンケート
調査 大学のオープン化に関する調査
調査期間 平成26年9月18日(木)~平成26年9月24日(水)
有効回答者数 1,289名
回答者の属性: 【年代】
男性10代:8.1%、20代:8.6%、30代:8.3%、40代:8.4%、50代:8.4%、60代以上:8.2%、
女性10代:8.7%、20代:8.1%、30代:8.7%、40代:8.4%、50代:8.3%、60代以上:7.8%

【職業】
会社員:31.8%、公務員・団体職員:4. %、自営業:6.7%、学生:17.3%、アルバイト・パート:10.5%、専業主婦・主夫:17.7%、無職:10.2%、その他:0.9%

《 補足 》

(*)「NTTコム リサーチ(旧gooリサーチ)」 http://research.nttcoms.com/
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(http://www.nttcoms.com/)が提供する高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。
自社保有パネルとしては国内最大級のモニター基盤(2014年10月現在 217万会員)を保有するとともに、
「モニターの品質」「調査票の品質」「アンケートシステムの品質」「回答結果の品質」の4つを柱とした
「クオリティポリシー」に基づく徹底した品質確保を行い、信頼性の高い調査結果を提供するインターネットリサーチとして、多くの企業・団体に利用されています。
なお、2013年12月9日に、モニター基盤の拡大を機にサービス名称を「gooリサーチ」から「NTTコム リサーチ」と名称を変更し、サービスを提供しています。

【 本件に関するお問い合わせ先 】

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
ビジネスインテリジェンス本部
TEL: 03-4330-8402
URL: http://research.nttcoms.com/
メールアドレス:research-info@nttcoms.com

調査結果データ

(1) MOOC(大規模公開オンライン講座)の認知・利用経験・利用意向

インターネット上で公開された講義を閲覧して、さらに修了証を取得できるMOOC(Massive Open Online Courses 大規模公開オンライン講座)が既に何年も前から米国などを中心に海外で活動が盛んであり、2014年から国内でも主要大学をはじめその取り組みがスタートしている。

MOOCの取り組みについて「非常によい」「良いと思う」を合わせると87%に達しており、高い評価を示している。【図1-1】

MOOCのの認知や利用意向を確認したところ、認知度は昨年調査では「知らない」が95.7%であったが、今年調査では78.5%と大幅に下がっており、認知率の向上が見られる。しかし詳しく知っている方は依然として少なく、「名前を聞いた事がある」方がそのまま増加した格好と言える。【図1-2】

MOOCの利用についても、利用経験者は昨年調査では1.4% だったのに対して、今年は2.4%と微増ではあるが、未だ大多数の人々は利用経験がない。その上で、今後の利用意向については昨年調査では「利用したいと思わない(53.4%)」の方が(今後利用したいと思う45.2%)上回っていたが、今年は若干ながら「利用したい」が49.5%であり、昨年との比較で、非利用意向者を上回っている。【図1-3】

【図1-1】 MOOCの取り組みの評価

【図1-1】 MOOCの取り組みの評価

【図1-2】 MOOCの認知度

【図1-2】 MOOCの認知度

【図1-3】 MOOCの利用経験・利用意向

【図1-3】 MOOCの利用経験・利用意向

(2) MOOCの学習に利用する端末と学習場所について

MOOCの学習に用いる端末については、パソコン利用が全体の半数を占めるが、スマートフォン、 タブレット端末で学習する人の割合も合わせて23%おり、多様な環境での学習が始まっていることが伺える。【図2-1】

また、学習場所についても自宅が51%、その他の場所が46%と拮抗しており、モバイルでの学習も確実に進行していることが見られる。【図2-2】

【図2-1】MOOCで学習する際に利用した端末(複数回答 N=31)

【図2-1】MOOCで学習する際に利用した端末(複数回答 N=31)

【図2-2】MOOCを主に学習した場所(複数回答 N=31)

【図2-2】MOOCを主に学習した場所(複数回答 N=31)

(3) MOOCで学習したい分野についての希望

学習したい分野についての希望は心理学、歴史、音楽・映画、経済学・金融が他よりも多い傾向にあるが、特定分野が極端に多いという傾向ではなく、教養系科目と実践系科目に万遍なく希望が分散しており、多様なニーズが示されている。【図3-1】

【図3-1】 学習したい分野

【図3-1】 学習したい分野

性年代別の希望分野について

男性では経済学&金融がすべての世代で6位以内、特に社会人としてアクティブな20代から50代では2位以上となっている。ついでコンピュータサイエンスが全ての世代で5位以内となっており、10代では1位である。関連分野である情報、テクノロジー&デザインも全ての世代で7位以内であり、40代では1位である。また歴史が全ての世代で8位以内で特に50代、60代では1位となっている。昨今のビッグデータへの注目が集まっていることを反映してか、10~40代で統計学&データ分析への関心が高く、特に20代では1位となっている。

女性では栄養学、心理学、音楽・映画、芸術、健康&社会 などへの関心が高い。特に心理学は全ての世代で4位以内であり、40代、50代 では1位となっている。栄養学も全ての世代で10位以内であり、20代、30代 では1位である。音楽も全ての世代で8位以内であり、10代では1位となっている。【図3-2】

職業別の希望分野について

会社員や公務員、自営業など職業をもっている人々に は経済学&金融の人気が高く、学生、パート、主婦などには心理学の人気が高い傾向にある。また、歴史は全ての層で4位 以内であり、職業を超えて人気が高い。【図3-3】

【図3-2】性別世代別の希望分野について

【図3-2】性別世代別の希望分野について

【図3-3】職業別の希望分野について

【図3-3】職業別の希望分野について

(4) 日本独自の講師対面による「反転学習コース」の受講意向

オンライン講座で不足しがちなコミュニケーションについて、特に質問/意見提示の場が必要だとする回答が65%と高い数値が示されており(昨年調査時60%)、日本版MOOCにおいても独自の取り組みとして、一部の講座ではオンラインの講義映像に登場する担当講師本人による対面の「反転学習コース」が提供されている。

日本版MOOCでは、最初の講座であった東京大学本郷教授の「日本中世の自由と平等」以来多くの講座で反転学習を組み合わせた学習機会が提供されおり、今回の調査結果でも、反転学習が受講したい講座で提供されている場合は受けたいとの回答が70%弱と非常に高い割合を示している。【図4-1】

また受講したい理由も、講師から直接講義が受けられる、分からない部分を講師に直接質問できる、同じテーマに興味を持つ受講生と議論ができるなど、積極的に講師や他の受講生との交流を期待している結果が見られる。【図4-2】

【図4-1】「反転学習コース」の受講意向

【図4-1】「反転学習コース」の受講意向

【図4-2】「反転学習コース」を受講したい理由

【図4-2】「反転学習コース」を受講したい理由

(5) 学習機会の有無と取得したい能力・知識

社会人になってからの研修や通信教育、スクール等での学習機会の有無については、過去、現在受講者を合わせると27.8%であるが、今後の受講意向者を合わせると48.1%と半数近くにまで達する。【図5-1】

また、機会があれば「取得したい能力・知識」については、「PCを含むIT関連の知識」「歴史・文化に関する知識」「金融・ファイナンスに関する知識」の順で高くなっており、MOOCで学習したい分野でも高かった歴史や経済学・金融、情報、テクノロジー&デザインなどのジャンルとの相関が見られる。【図5-2】

【図5-1】研修や通信教育、スクール等での学習機会の有無

【図5-1】研修や通信教育、スクール等での学習機会の有無

※社会人でない方を集計対象から除外しております

【図5-2】機会があれば「取得したい能力・知識」

【図5-2】機会があれば「取得したい能力・知識」

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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