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第7回 環境・社会報告書に関する読者の意識調査結果

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幅広い読者に向けた分かりやすい内容と、 ウェブなどの様々なメディアの効果的な活用が求められる

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報道発表資料 平成19年2月9日

gooリサーチ結果 (No.148)

第7回 環境・社会報告書に関する読者の意識調査結果

~幅広い読者に向けた分かりやすい内容と、
ウェブなどの様々なメディアの効果的な活用が求められる~

インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1)を共同提供するNTTレゾナント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)と 株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 將介)は、一般消費者に対する「環境・社会報告書に関する意識調査」を実施しました。有効回答者数は23,896名でした。

本調査は今年で7回目を数え、「gooリサーチ」に加え、環境情報ポータルサイト「環境goo」(http://eco.goo.ne.jp)(*2)も連動し、今回のアンケートを実施しました。また、「gooリサーチ」「環境goo」に、調査結果詳細概要の掲載も予定しております。

なお、NTTレゾナントは、本調査結果をもとに、環境・社会報告書に関するシンポジウムを開催します。シンポジウムでの討議内容については、平成19年3月上旬に「環境goo」上で公開する予定です。

調査結果のポイント

■環境・社会報告書の到達率

環境・社会報告書の到達率(認知・閲読状況)は、環境に対して関心の高いと思われる「環境goo」会員19.3%、調査対象から「環境goo」会員を除いた「gooリサーチ」モニターで11.8%、2003年以降、「環境goo」会員・「gooリサーチ」モニター共に低下傾向にある。

■環境・社会報告書への満足度

環境・社会報告書への満足度(求める情報が満たされたと感じる度合い)については、「環境goo」会員、「gooリサーチ」モニターともに、低下傾向にある。満足度の低下が、未読者の関心の低さの一因となっていることが推測される。

■環境・社会報告書の課題

環境・社会報告書の課題としては、内容や書式が企業間で異なる点や、客観性がない点が多く挙げられている。また近年、「専門用語が多く分かりにくい」(38.3%)とする声が増加傾向にあり、専門知識がなくても分かりやすい報告書の作成が求められている。

■環境・社会報告書の閲読目的

環境・社会報告書の閲読目的は「環境や社会的責任に関する企業の姿勢や活動を知るため」が6割を超え最も多いが、昨年と比べると低下している。一方でここ数年、目的が多様化しており、より幅広い読者を想定した、情報発信が求められている。

■企業の環境活動を知るための方法

企業の環境活動を知るために最も効果的な方法として、「環境goo」会員、「gooリサーチ」モニター共に「企業の自社ホームページでの情報発信」が最も多く、続いて「テレビ、ラジオ、新聞などマスメディアを使った環境や社会的責任に配慮した商品の広告」が多く挙げられている。「環境・社会報告書の冊子の発行」については2割強に留まっており、環境・社会報告書の内容や質の向上はもちろん、ウェブサイトを始めとした様々なメディアの活用による効果的な情報発信が求められている。

《 補足 》

(*1)【 gooリサーチ 】 http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントと、日本のリーディングシンクタンクである三菱総研の調査企画力、コンサルティング力が融合した、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。携帯電話でアンケートに答える 「gooリサーチ・モバイル」モニター(6.2万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(3.9万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(3.5万人)を含め、116万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています。(モニターの人数はいずれもH19年2月現在)

(*2)【 環境goo 】 http://eco.goo.ne.jp/
NTTレゾナントが運営する国内最大級の"環境情報ポータルサイト"。企業からコンシューマまであらゆるユーザの環境情報ニーズに対応しています。

<本調査およびgooリサーチに関するお問合せ先>

NTTレゾナント ポータル事業本部 メディア事業部 「環境goo」
(Tel) 03-5224-5290

NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 リサーチグループ
(Tel) 03-5224-5380、(FAX) 03-5224-5201、(E-mail)research@goo.ne.jp

NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 広報グループ
(Tel) 03-5224-5500、(E-mail) pr@nttr.co.jp

<gooリサーチに関するお問合せ先>

株式会社三菱総合研究所 Eリサーチグループ
(Tel) 03-3277-0719、(Fax) 03-3277-0523、(E-mail) e-res@mri.co.jp
株式会社三菱総合研究所 広報部広報グループ
(Tel)03-3277-0003、 (Fax)03-3277-3490、(E-mail) ccd-mg@mri.co.jp

調査概要

1. 調査方法 「gooリサーチ」上のインターネット・アンケート画面での回答
2. 調査対象 1)「環境goo」にアクセスする一般ユーザ
2)「環境goo」個人会員
3)「gooリサーチ」モニター

※ 2) 3)はメールでアンケート協力を依頼し、「gooリサーチ」上のインターネット・アンケート画面で回答。
3. 調査期間 平成18年10月19日(木)〜10月31日(火)
4. 総回答者数 23,896名
5. 回答者の属性 男性 12,030名、女性 11,866名

調査企画・協力

  • 後藤敏彦氏 (環境監査研究会代表幹事)
  • 川北秀人氏 (IIHOE:人と組織と地球のための国際研究所代表)
  • 環境情報ポータルサイト「環境goo」

調査結果データ

(1) 報告書の認知度は低下傾向にある

「環境goo」を利用しており、環境に対して関心の高いと思われる「環境goo」会員の場合、これまでに報告書を「読んだことがある」という割合は、2000年の21.3%から2003年には45.7%に増加したものの、それ以降低下傾向にあり、2006年は19.3%と再び大きく低下した。「名前は知っているが目にしたことはない」も24.9%と、前年に比べ低下、「報告書を知らない」という回答は2000年の30.8%から2003年にいったんは15.7%に減ったが、以降、増加しており2006年には39.9%と調査開始時よりも増えている。【図1-1】

また、調査対象から「環境goo」会員を除いた「gooリサーチ」モニターでみてみると、「読んだことがある」という回答は2001年の8.5%から2006年は11.8%へとやや増加したものの、「知らない」という回答が37.3%から48.6%へと増えており、「環境goo」会員と同様に2003年以降は認知度が低下傾向にある。【図1-2】
これらの結果から、企業の環境や社会的責任への取組みに関する関心の度合いに係わらず、環境・社会報告書の認知度は2003年をピークに近年は低下傾向にあることが明らかとなった。

【図1-1】環境・社会報告書の認知度(「環境goo」会員)

【図1-1】環境・社会報告書の認知度(「環境goo」会員)

【図1-2】環境・社会報告書の認知度(「gooリサーチ」モニター)

【図1-2】環境・社会報告書の認知度(「gooリサーチ」モニター)

(2) 環境・社会報告書に対する満足率が低下傾向にある

環境・社会報告書を読んだ人に対して、求める情報が満たされたと感じる度合い(「満足度」)について尋ねたところ、「やや不十分」「全く不十分」を合わせた割合は「環境goo」会員で16.5%、「gooリサーチ」モニターでは15.0%で、昨年と比較して若干ではあるが増加している。一方で、「よく満たしている」「ある程度満たしている」と答えた割合が減少していることから、全体的に満足度は低下傾向にあるということがいえる。【図2-1】【図2-2】
こうした満足度の低下が、未読者の関心の低さの一因となっていることも推測される。

【図2-1】全体として求める情報が満たされたと感じる度合い(「環境goo」会員)

【図2-1】全体として求める情報が満たされたと感じる度合い(「環境goo」会員)

【図2-2】全体として求める情報が満たされたと感じる度合い(「gooリサーチ」モニター)

【図2-2】全体として求める情報が満たされたと感じる度合い(「gooリサーチ」モニター)

(3) 環境・社会報告書の問題点

環境に対して高い意識を持っていると思われる「環境goo」会員に対して、環境・社会報告書の問題点について聞いてみたところ、「各社の内容や書式が異なり企業間の比較ができない」(48.6%)、「数値データを示されても評価できない」(42.5%)、「良いことばかりで客観的でない」(41.5%)が多く挙げられた。これら客観性、網羅性については環境・社会報告書のフォーマット統一を提唱するガイドライン制定の影響からか、改善されてきているものの、未だ大きな課題があることが明らかとなった。

また、「専門用語が多く分かりにくい」(38.3%)については、ここ最近増加傾向にあり、高度に専門化した内容が読者には分かりづらいものとなってしまってきていることも近年では大きな課題となっている。【図3】

【図3】報告書の問題点(「環境goo」会員)

【図3】報告書の問題点(「環境goo」会員)

(4) 報告書を読む目的の多様化

報告書を読んだ目的としては、「環境や社会的責任に関する企業の姿勢や活動を知るため」が2000年の調査開始以来一貫して最も多くあげられている。2006年調査では過去の調査に比べ低下しているものの、依然6割を超え、「環境問題や企業の社会的責任に関心があるので」という、環境やCSRに対する一般的な関心を理由としてあげる人の割合を上回っている。過去の調査結果と比較すると、ここ数年はこれらの項目の割合が低下している一方で、「投資や融資の参考とするため」(10.9%)や「自社の環境や企業の社会的責任を知るため」(24.0%)など他の目的が増加している。これらの結果から、環境・社会報告書に対して求める情報が多様化しており、これら多種多様な読者ニーズを満たす幅広い層をターゲットとした報告書の作成が求められていることが明らかとなった。

また、環境に関心の高い「環境goo」会員においても、報告書を読んだ目的として「たまたま目に付いたので」を挙げる人が増加しており、ここでも環境・社会報告書に関して認知度の向上という課題が浮き彫りになっている。【図4】

【図4】環境・社会報告書を読んだ目的の経緯(「環境goo」会員)

【図4】環境・社会報告書を読んだ目的の経緯(「環境goo」会員)

(5) 環境・CSR活動について知るために効果的なメディア

「企業の環境や社会的責任に関する活動を知るために効果的なメディアは何か」(複数回答)という問いに対して、「環境・社会報告書、サステナビリティレポート(冊子)の発行」を挙げる割合は、「環境goo」会員では27.4%、「gooリサーチ」モニターでは24.5%とほぼ同じ割合となっている。

一貫して高く指示されているのは「企業の自社HPでの情報発信」であり、いずれの回答者グループでも半数近い回答率となっている。また、「マスメディアによる環境や社会的責任に配慮した商品の広告」も4割を超える割合であり、「マスメディアによる環境や社会的責任に関する企業PR」も4割に迫る。
自社の環境・CSR活動を効果的に世間へ伝えるためには、環境・社会報告書の内容を充実させるだけではなく、ウェブサイトをはじめとした様々なメディアを通じた効果的な情報発信が重要であることが明らかとなった。【図5】

【図5】環境・CSR活動について知るために効果的なメディア

【図5】環境・CSR活動について知るために効果的なメディア


環境・社会報告書シンポジウムについて

<シンポジウムの概要>


名 称:環境・社会報告書シンポジウム
テーマ:〜責任から信頼へ:社内と社外をどう巻き込むか〜
日 時:平成19年2月13日(火) 13:30〜17:45
コーディネーター: 川北秀人氏(IIHOE 人と組織と地球のための国際研究所代表)
パネリスト[50音順]:
    池田 秀文氏 (経済産業省 産業技術環境局 環境調和産業推進室長)
    上山 靜一氏 (株式会社イオン 環境・社会貢献部 部長)
    魚住 隆太氏 (あずさサスティナビリティ株式会社 代表取締役社長)
    後藤 敏彦氏 (環境監査研究会 代表幹事)
    関 正雄氏 (株式会社損害保険ジャパン CSR・環境推進室 室長)
    田村 太郎氏 (ダイバーシティ研究所 代表)
主 催:NTTレゾナント (「環境goo」)
後 援:環境省、経済産業省、サステナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク (NSC)
協 力:株式会社損害保険ジャパン
協 賛:
    あずさサスティナビリティ株式会社
    株式会社損害保険ジャパン
場 所:株式会社損害保険ジャパン 本社ビル 2F 大会議室

※参加のお申込みはすでに終了しております。

○取材ご希望の方は下記までご連絡ください。
NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 広報グループ
(Tel) 03-5224-5500、(E-mail) pr@nttr.co.jp

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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