インターネットリサーチなら、NTTグループの信頼と実績、NTTコム リサーチへ

「日本人の品格・道徳観」に関する調査結果のアイキャッチ

「日本人の品格・道徳観」に関する調査結果

自主調査 生きる Download

「礼儀正しさ」「謙虚さ」が失われつつあるという現代日本の意識への警鐘

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

報道発表資料 平成18年6月16日

gooリサーチ結果 (No.121)

「日本人の品格・道徳観」に関する調査結果

~「礼儀正しさ」「謙虚さ」が失われつつあるという現代日本の意識への警鐘~

NTTレゾナント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:資宗 克行)は、国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1)登録モニターを対象に「日本人の品格・道徳観」に関する調査を実施しました。

昨今、「日本人の品格・道徳観」など現代日本の風潮に警告を発する書物が発売され、話題となっており、品格・道徳観に関する意識が高まっているといえます。今回の調査では、最近の風潮として、日本人が「礼儀正しさ」や「謙虚さ」を忘れつつあり、これが各種社会問題の背景、一因になっているとの見方が多いことが明らかとなりました。また、道徳観の維持・回復のためには、家庭におけるしつけが最も重要とされており、家庭における人間教育の重要性と大人の意識改革の必要性が再認識される結果となりました。

総括

有効回答者2,114名のうち、半数以上の人が、日本人の品格・道徳観に関する書籍に関心を持っていることが明らかとなりました。特に「謙虚さ」「礼儀正しさ」といった道徳観は、従来日本人が元々持っていたものとして高く意識されている一方で、最近失われつつある、との危機意識が傾向として表れています。

こうした道徳観の後退が、「法に触れなければ何をしてもよい」という見方が出たりすることや、未成年者の犯罪・凶悪犯罪の増加、家庭崩壊等の社会問題につながっている、との見方が示されました。今後、品格・道徳観を持ち続けるための施策として、家庭におけるしつけが期待されているといえます。

調査結果のポイント

(1) 日本人の品格・道徳観に関する書籍の読書経験もしくは意向者は約半数

昨今、日本人の品格・道徳観に関する書籍が出版され人気を博しているが、これら書籍を読んだ経験のある人と、今後読みたいと回答している人を合わせると過半数にのぼり、また購読した人の65%が自身の考え方や意識に変化があったと回答している。

(2) 日本人が元々持っている品格・道徳観について、失いつつあるものとしては、「礼儀正しさ」「謙虚さ」がともに高く、いずれも5割前後。

日本人が元々持っている品格・道徳観としては、「謙虚さ」「礼儀正しさ」などが挙げられる一方で、日本人がこれらを失いつつある、との見方が約半数にのぼっている。日本人として残しておくべき品格・道徳観として「思いやりの気持ち」「礼儀正しさ」を挙げる人が65%を超える結果となった。

(3) 日本人が取り入れるべき考え方・主義としては「論理を重視する」が相対比較で最も高い。

日本人が元来持っていない考え方・主義としては「個人主義」がもっとも多く挙げられた。「取り入れるべき主義」「取り入れるべきでない主義」としては、相対的に「取り入れるべき」の割合が大きいのが「論理を重視する」となり、ビジネスパーソン等にロジカルシンキングが求められるような時流を反映したものとなった。

(4) 今後、品格・道徳観を持ち続けるには「家庭でのしつけ」が不可欠との意見が半数を占める。

品格・道徳観を失いつつあることが、「法に触れなければ何をしてもよい」という考えや、「家庭崩壊」「未成年の犯罪」「凶悪犯罪の増加」などにつながっている、との見方が多かった。社会問題の背景として、道徳観の後退が一因となっていると認識されていると思われる。具体的な行為としては、「タバコの吸殻の投げ捨て」「高齢者が立っている前で座り続ける学生」など、日常の行動に表れていると捉えられている。今後、品格・道徳観を持ち続けるためには、「家庭でのしつけ」が最も有効であるとする人が約48%にのぼり、家庭における人間教育の重要性が再認識される結果となった。

《 補足 》

(*1)【 gooリサーチ 】 http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントと、日本のリーディングシンクタンクである三菱総研の調査企画力、コンサルティング力が融合した、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。携帯電話でアンケートに答える 「gooリサーチ・モバイル」モニター(5.5万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(3.3万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(2.7万人)を含め、77万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています。(モニターの人数はいずれもH18年6月現在)

<本調査およびgooリサーチに関するお問合せ先>

NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 リサーチグループ
(Tel) 03-5224-5380、(FAX) 03-5224-5201、(E-mail)research@goo.ne.jp

NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 広報グループ
(Tel) 03-5224-5500、(E-mail) pr@nttr.co.jp

調査概要

1. 調査対象 「gooリサーチ」登録モニター
2. 調査方法 非公開型インターネットアンケート
3. 調査期間 平成18年5月26日(金)〜平成18年5月28日(日)
4. 有効回答者数 2,114名
5. 回答者の属性 【職業】
会社経営・役員3.2%、会社員32.8%、契約社員・派遣社員5.2%、自営業・自由業・SOHO勤務 7.4%、アルバイト・フリーター 5.8%、専業主婦・主夫  18.4%、学生 18.9%、その他8.3%

【年齢】
〜19歳 17.9%、20〜29歳 16.7%、30〜39歳 19.0%、40〜49歳 22.2%、50〜59歳 18.1%、60〜69歳 4.6%、70歳以上 1.5%

【性別】
男性48.8%、女性51.2%

調査結果データ

1.日本人の品格・道徳観に関連する書籍の購読状況

(1) 関連書籍に関心がある人は約半数

藤原正彦さんのベストセラー「国家の品格」の発行部数が200万部を超え、現代日本の風潮に警告を発するなどで多くの人々の支持を得ているようだが、このような「日本人の品格・道徳観」に関連する書籍の読書経験については、「実際に読んだ(または読んでいる)」人は約8%、「まだ読んでいないが読もうと思っている」意向をもつ人が43.2%となっており、約半数の人がこのような書籍に関心を持っていることが明らかとなった。【図1】

【図1】「日本人の品格・道徳観」に関する書籍の読書経験(n=2,114)

【図1】「日本人の品格・道徳観」に関する書籍の読書経験のグラフ

(2) 関連書籍読後の意識の変化

関連書籍購読後の「日本人の品格・道徳観に対する」考え・意識の変化については、「かなり考えに変化があった」が13.1%、「多少は変化があった」が51.8%にのぼり、読者のうち約65%がこのような書籍により、多少なりとも意識の面で影響を受けたという結果となっている。【図2】

【図2】「日本人の品格・道徳観」に関する書籍購読による自己意識の変化の有無(n=168)

【図2】「日本人の品格・道徳観」に関する書籍購読による自己意識の変化の有無のグラフ

2.日本人の品格・道徳観

(1) 日本人が元々持っている品格・道徳観は「謙虚さ」「礼儀正しさ」がトップ

「日本人が元々持っている品格・道徳観」をあらわす表現としてふさわしいと思うものを挙げてもらったところ、「謙虚さ」「礼儀正しさ」を挙げた人は70%を超える結果となった。これに続いて「情緒を重んじる」,「思いやりの気持ち」がともに60%以上で、「恥ずかしいことをしないという考え」,「忍耐」を挙げた人も50%以上となった。【図3】

【図3】日本人が元々持っている品格・道徳観(n=2,114)(複数回答可)

【図3】日本人が元々持っている品格・道徳観のグラフ

(2) 日本人が失いつつある品格・道徳観

「日本人が元々持っている品格・道徳観」のうち、失いつつあるものとしては「礼儀正しさ」が54.1%と最も多かった。そのほか、「謙虚さ」(47.5%),「思いやりの気持ち」(45.3%)、「恥ずかしいことをしないという考え」(45.1%)、「忍耐」(40.5%)が続く。【図4】

【図4】日本人が失いつつある品格・道徳観(n=2,114)(複数回答可)

【図4】日本人が失いつつある品格・道徳観のグラフ

(3) 日本人が残しておくべき品格・道徳観

日本人が残しておくべき品格・道徳観は何か、との質問に対しては、「礼儀正しさ」、「思いやりの気持ち」がそれぞれ66%に達し最も多かった。次いで「謙虚さ」(53.5%)、「情緒を重んじる」(49.7%)などがこれに続く。【図5】

【図5】日本人が残しておくべき品格・道徳観(n=2,114)(複数回答可)

【図5】日本人が残しておくべき品格・道徳観のグラフ

3.日本人の考え方・主義について

(1) 日本人が元来持っていない考え方・主義

日本人が元来持っていないと思われる考え方・主義についてたずねたところ、「個人主義」が56%と最も多かった。そのほか、実力主義(37.8%)、合理主義(36.2%)などがこれに続いている。【図6】

【図6】日本人が元来持っていない考え方・主義(n=2,114)(複数回答可)

【図6】日本人が元来持っていない考え方・主義のグラフ

(2) 日本人が取り入れるべき考え方と取り入れるべきでない考え方

日本人が取り入れるべきと思う考え方・主義について尋ねたところ、「実力主義」(21.4%)が最も多く、「論理を重視する」(20.1%)、「平等という考え方」(19.9%)が続いた。一方取り入れるべきでないと思うものとしては「特になし」が30.7%と最も多かったが、それ以外では「個人主義」(27.5%)、「競争社会」(21.9%)が多かった。

また、取り入れるべきものとそうでないものとの比較においては、「論理を重視する」が「取り入れるべき」ものとしての比重が最も大きく表れており、ロジカルシンキング等がビジネスパーソンに求められている今の時世を反映した結果が出ている。【図7、図8】

【図7】日本人が取り入れるべきだと思うもの(n=2,114)(複数回答可)

【図7】日本人が取り入れるべきだと思うもののグラフ

【図8】日本人が取り入れるべきではないと思うもの(n=2,114)(複数回答可)

【図8】日本人が取り入れるべきではないと思うもののグラフ

4.品格・道徳観を失いつつあることに伴う影響・行動

(1) 日本人が品格・道徳観を失いつつあることについての影響

日本人が品格・道徳観を失いつつあることの影響について、実例を挙げて影響が出ているものを挙げてもらったところ、「法に触れなければ何をしてもよい、という考え」を指摘する人が35.9%となり、最も多かった。ついで、「未成年の犯罪」「凶悪犯罪の増加」「家庭崩壊」「地域コミュニティの崩壊」等を上げる人がそれぞれ30%以上にのぼった。【図9】

【図9】日本人が品格・道徳観を失いつつあることによる影響(n=2,114)(最大3つまで回答可)

【図9】日本人が品格・道徳観を失いつつあることによる影響のグラフ

(2) 日本人の品格から見て望ましくないと思われる行動

日本人の品格から見て、望ましくないと思われる行動について10個の例の中から選択してもらったところ、「タバコの吸殻の投げ捨て」が42.4%ともっとも多く、「法に触れなければ何をしてもよいという考え」が41.9%とこれに続いた。そのほか、「高齢者が立っている前で座り続けている学生」(34.1%)、「法律に反していないが卑怯な行為を行う人」(30.1%)、「援助交際をする学校の先生」(29.4%)などがこれに続いた。これらのほか、「全部」、「品格以前の問題」といった見方も寄せられた。【図10】

【図10】日本人の品格から見て望ましくないと思われる行動(n=2,114)(最大3つまで回答可)

【図10】日本人の品格から見て望ましくないと思われる行動のグラフ

(3) 品格・道徳観を持ち続けるために有効な施策

品格・道徳観を持ち続けるために有効な施策として一つ挙げてもらったところ、「家庭でのしつけ」を挙げる人が47.6%ともっとも多く、次いで「地域ぐるみでのしつけ」が19.4%であった。自由回答の中には、「個人の自覚」「大人への再教育」など、子供への教育以前に大人の意識改革が必要、という意見も寄せられた。 【図11】

【図11】品格・道徳観を持ち続けるために有効な施策(n=2,114)

【図11】品格・道徳観を持ち続けるために有効な施策のグラフ

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

関連リンク

2006/01/26共同調査
ニート・フリーターに関するアンケート

タグ: . . .

上へ戻る