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「ビジネスパーソンの新入社員に対する期待感」に関する調査結果

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新入社員に期待する能力は、技術的な即戦力より社会人としての基本的動作

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報道発表資料 平成18年5月17日

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社

gooリサーチ結果 (No.117)

「ビジネスパーソンの新入社員に対する期待感」に関する調査結果

~新入社員に期待する能力は、技術的な即戦力より社会人としての基本的動作~

国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1)を共同で提供するNTTレゾナント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:資宗 克行)と株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 將介)は、企業に勤務する「gooリサーチ・ビジネスモニター」を対象に、「ビジネスパーソンの新入社員に対する期待感」に関する意識調査を実施しました。

新入社員に対しては、就社意識より就業意識を持っていることに期待する意見が6割以上を占めており、また、技術面における即戦力より、コミュニケーション能力、向上心、協調性、基本的な対人マナー、誠実さ、素直さなど、社会人としての基本的動作に対する期待が高くなっています。

また、新入社員に対する主な研修方法として、職場でのOJT実施の割合が約4割と最も多く占めていますが、カリキュラムの不備、指導する時間の不足、指導者の能力など課題となっていることが分かりました。

各企業が期待する能力を発揮する社員に育成するためには、受け入れ側の企業が求める人材を明らかにし、適切な研修を行うことが必要であることが考えられますが、今後自社内での取り組みが困難な場合には、柔軟な研修計画を組むことが可能なEラーニングや外部のプロフェッショナルによるサポートを取り入れることが、今後のニーズとして高まるものと予想されます。

総括

有効回答者2,229名のうち、今年の4月に新入社員が入社した割合は約6割程度であり、入社人数は昨年度と比べて「増加した」という回答が、「減少した」という回答を上回っています。ビジネスパーソンは新入社員に対して、「就社意識」より「就業意識」を期待しており、即戦力となる技術的知識や独創性などより、まずは社会人として職場で協調性を身につけ、向上心を持って成長することを望んでいることが明らかとなっています。また、新人社員研修は職場でのOJTが最も多くなっていますが、カリキュラムがきちんと作られていない、時間が不足しているなど、受け入れる側の体制に関する問題点が浮き彫りになっていることが分かりました。

調査結果のポイント

(1) 新入社員の採用人数は微増傾向、特に大企業では景気回復の背景もあり相対的に高い。

今年の4月に新入社員を受け入れた企業は6割以上を占める。入社人数の占める割合は全社員の「1%超5%以下」という回答が28.2%と最も多い。また、昨年度との比較では「ほとんど変わらない」が46.7%と半数を占めるが、「大幅に増加した」、「少し増加した」を合わせると39.5%を占めており増加傾向にある。

(2) 新入社員に対する期待として、技術や知識、独創性や論理性などより、職場での協調性と向上心を持って成長していくことへの期待が大きい。

新入社員に対しては、全体の6割以上が就社意識より就業意識を期待しており、能力面では「コミュニケーション能力」、精神面では「向上心」、対人面では「協調性」、「基本的な対人マナーにのっとった行動」、性格面では「誠実さ」、「素直さ」を期待している。

(3) 受け入れ側の研修体制が不十分である要因として、「カリキュラムの不整備」、「研修時間の不足」、「指導力不足」、「指導者の準備不足」等の様々な課題が挙げられる。

新入社員研修は職場でのOJTが40.7%で最も多いが、研修内容について3割以上が不十分であると指摘しており、主な理由として、「カリキュラムの不整備」(51.8%)、「研修時間の不足」(46.6%)、「指導力不足」(44.7%)、「指導者の準備不足」(41.7%)、「新入社員研修に関する職場の雰囲気の不足」(41.0%)など多岐にわたる課題が挙げられ、受け入れ側の研修体制の問題点が浮き彫りとなった。

《 補足 》

(*1)【 gooリサーチ 】 http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントと、日本のリーディングシンクタンクである三菱総研の調査企画力、コンサルティング力が融合した、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。携帯電話でアンケートに答える 「gooリサーチ・モバイル」モニター(5.3万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(3.4万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(2.7万人)を含め、73万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています。(モニターの人数はいずれもH18年5月現在)

<本調査およびgooリサーチに関するお問合せ先>

NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 リサーチグループ
(Tel) 03-5224-5380、(FAX) 03-5224-5201、(E-mail)research@goo.ne.jp

NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 広報グループ
(Tel) 03-5224-5500、(E-mail) pr@nttr.co.jp

<gooリサーチに関するお問合せ先>

株式会社三菱総合研究所 Eリサーチグループ
(Tel) 03-3277-0719、(Fax) 03-3277-0523、(E-mail) e-res@mri.co.jp

株式会社三菱総合研究所 広報部広報グループ
(Tel)03-3277-0003、 (Fax)03-3277-3490、(E-mail) ccd-mg@mri.co.jp

調査概要

1. 調査対象 gooリサーチ・ビジネスモニター
2. 調査方法 非公開型インターネットアンケート
3. 調査期間 平成18年4月11日(火)〜平成18年4月12日(水)
4. 有効回答者数 2,229名
5. 回答者の属性 【勤務先企業】
建設・不動産:8.7%、製造業24.0%、金融・保険行4.6%、流通業5.3%、電気・ガス・水道業1.6%、運輸・倉庫業2.6%、通信・IT関連14.7%、サービス業16.3%、官公庁・自治体8.0%、その他14.4%

【勤務先従業員数】
1〜9人18.8%、10〜49人15.5%、50〜99人7.6%、100〜499人18.8%、500〜999人7.8%、1000人以上31.5%

【年齢】
20〜29歳17.4%、30〜39歳39.8%、40〜49歳30.9%、50〜59歳10.7%、60〜69歳1.1%、70歳以上0.2%

調査結果データ

1. 今年度の新入社員の入社状況

(1)入社した新入社員の割合

今年の4月に新入社員がどの程度入社したかを尋ねたところ「入っていない」が36.2%で最も多いが、「わからない」の8.5%を除く55.3%で新入社員が入社した。全従業員に対する割合は「1%超5%以下」(28.2%)が最も多く、次いで「1%以下」(17.2%)と続く。【図1-1】

【図1-1】新入社員入社状況(n=2,229)

【図1-1】新入社員入社状況のグラフ

さらに企業規模別で見ると、小規模の会社では「新入社員は入っていない」のウェイトが高いが、大規模になるに従って「1%超5%以下」の割合が高くなる傾向にある。景気回復の影響が大企業において、より表れていること、中小企業では新入社員ではなく中途採用で対応していること等が影響しているものと想定される。【図1-2】

【図1-2】企業規模による新入社員の入社人数の違い(n=2,229)

【図1-2】企業規模による新入社員の入社人数の違いのグラフ

(2)昨年度との入社人数の比較

昨年4月の入社社員数と比較して今年の新入社員の人数はどのように変わったかという質問に対しては、「ほとんど変わらない」が46.7%と約半数を占めており最も多く、次いで「少し増加した」が30.5%、「大幅に増加した」も9.0%にのぼっており、新入社員の人数は増加傾向にあることがうかがえる。【図2】

【図2】新入社員入社の増加傾向(n=1,232)

【図2】新入社員入社の増加傾向のグラフ

*図1-1で「わからない」の回答者は母数より除く

2. 新入社員に期待すること

(1)就社意識より就業意識

新入社員に対しては就社意識より就業意識を持っていることを望む意向が6割以上を占めており多数を占めることが明らかになった。【図3】

【図3】就社意識と就業意識のどちらを望むか(n=1,422)

【図3】就社意識と就業意識のどちらを望むかのグラフ

(2)能力面、精神面、対人面、性格面で期待すること

能力面では「コミュニケーション能力」(31.9%)に対する期待が最も多く、「実行力・行動力」(21.7%)、「基礎知識・基礎能力」(17.1%)と続いている。【図4】

【図4】能力面で期待すること(n=1,422)

【図4】能力面で期待することのグラフ

企業規模別に能力面で期待することを見ると、大企業では「コミュニケーション能力」への期待が高い一方、中小企業では「専門的知識、技術力」への期待が高い。【図4-2】

【図4-2】企業規模による期待する能力面の違い(n=2,229)

【図4-2】企業規模による期待する能力面の違いのグラフ

また、精神面では「向上心」(41.4%)が最も多く、「適応力」(24.0%)、「忍耐力」(19.4%)と続く。【図5】

【図5】精神面で期待すること(n=1,422)

【図5】精神面で期待すること(n=1,422)のグラフ

さらに、対人面では「基本的な対人マナーにのっとった行動」(42.5%)が最も多く、次に「協調性」(37.5%)に期待している。【図6】

【図6】対人面で期待すること(n=1,422)

【図6】対人面で期待することのグラフ

性格面では「誠実」(34.0%)、「素直」(33.8%)、「社交的」(12.9%)の順となっている。【図7】

以上の結果より、技術や知識、独創性や論理性などより、まずは職場で協調性を持って仕事に取り組む能力があり、加えて向上心を持って成長していくことを期待していることが見て取れる。

【図7】性格面で期待すること(n=1,422)

【図7】性格面で期待することのグラフ

3. 新入社員研修についての意識

(1)現在の研修スタイル

新入社員研修の主なスタイルについて尋ねたところ、職場でのOJTについて「あまり丁寧にやっている時間がない」という回答が40.7%を占めており、OJTにおいて十分かつ丁寧な研修対応が出来ていない実態が明らかとなった。【図8】

【図8】新入社員研修のスタイル(n=1,422)

【図8】新入社員研修のスタイルのグラフ

(2)新入社員研修の問題点

新入社員研修が満足のいく内容で出来ていないと考えている人の割合が全体で32.5%(「どちらかといえば不十分」(24.3%)+「全く不十分」(8.2%))を占めている。企業規模別で見ると、目が行き届きやすく、細やかな指導をしやすい環境と想定される小規模企業と、研修体制が整備しやすい大規模企業と比べて、50〜99人の中規模企業を中心に研修が不十分であるという割合が高くなっているのが特徴的である。【図9】

【図9】企業規模による新入社員研修実施に関する評価(n=1,422)

【図9】企業規模による新入社員研修実施に関する評価のグラフ

また、研修が不十分と考える理由としては「カリキュラムの不整備」(51.8%)、「研修時間の不足」(46.6%)、「指導力不足」(44.7%)、「指導者の準備不足(41.7%)、職場の体制不備(41.0%)などが挙げられ、受け入れ側の問題点が明らかとなった。【図10】

【図10】新入社員研修の問題点(n=461)

【図10】新入社員研修の問題点のグラフ

(3)今後の新入社員研修のあり方について

どのような研修があれば、新入社員が十分成長できると思うかを尋ねたところ、「OJTでも定期的にテストを行う」(41.7%)という回答がもっとも多いが、「精神面での向上を重視した研修」(40.7%)への期待も同程度に多く、ビジネスパーソンにふさわしい精神面の向上を図ることが業務知識・内容と同程度に重要と考えられていることがうかがえる。その他、時間や場所の制約が少ない「Eラーニング」や「仕事に直結しない内容でプロフェッショナルによる研修」「資格の取得に結びつく研修」に対する期待もあることが明らかとなった。【図11】

【図11】今後の新入社員研修で取り入れたいこと(n=1,422)

【図11】今後の新入社員研修で取り入れたいことのグラフ

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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