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ニート・フリーターに関するアンケート

2006/01/26共同調査 [働く]ビジネス・経済 データストアあり

若年労働者が減少 産業界に大きな転機

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gooリサーチ と 日刊工業新聞 による共同企画調査

日刊工業新聞 2006年1月10日連載

gooリサーチと日刊工業新聞社による共同企画調査<第22弾>

ニート・フリーターに関するアンケート

~若年労働者が減少 産業界に大きな転機~

あまりうれしくない現象かもしれないが、英国生まれの「ニート」、日本社会にすっかりなじんでしまった感がある。通学もせず働いてもいない無業者を指し、推計でその数64万人。200万人を超えるフリーターの増加とともに、多方面への影響が懸念されている。

そこで日刊工業新聞社はgooリサーチを運営するNTTレゾナントと協力し、ニート・フリーターについて一般を対象にしたネットアンケート(回答1076人)を12月に実施した。同時期に単独で行った企業対象のアンケート(回答218社)も合わせると、一般人・企業とも、「ニートは社会にとって問題」という共通認識ができてきているようだ。

(編集委員・藤元正)

調査結果データ

【かっこわるい−30%超】

ネットアンケートによれば、ニートの言葉の意味を知っている人の割合は全体の90.0%。認知度はかなり高い。

また、回答者自身がニートと答えたのは968人中1.8%(17人)、フリーターが3.6%(35人)。年齢層ではどちらも20代が最多。自分や子供・配偶者・付き合っている相手のいずれかが、ニートかフリーターなのは9.2%だった。

ニート、フリーターという呼び名の印象について聞いたところ(複数回答)、「かっこいい」は3%以下と少なく、逆に「かっこわるい」と感じる人は30%を超えた(図1)。ニートについては10代で58%、20代で42%、30代で36%が「かっこわるい」とし、年代が低いほど印象が良くない。一方のフリーターへの悪印象はそれぞれ39%、34%、29%。30代、40代ではニートの呼称が「問題解決に逆効果」という意見も目立った。

【図1-1】ニートという呼び名の印象

【図1-2】フリーターという呼び名の印象

【ニートは問題−8割】

「社会にとって問題か」との質問にも、ニートとフリーターに対する印象は異なる(図2)。ニートは80.5%が「問題」とし、「問題でない」は3.5%。60代以上では問題とする人が86%と高く、20代、30代ではその割合が75-76%と少し低い。問題でないは20代でもっとも多く、5%だった。

フリーターについては問題が55.2%、問題でないは12.9%。10代で問題とするのは40%。17%が問題ないとした。問題でない理由で多かったのは「フリーターは働いているから」(58件)。「働いていれば必ずしも定職に就く必然性はない」(8件)と合わせると、全体の6.1%を占める。

【図2-1】ニートは問題か

【図2-2】フリーターは問題か

【現代社会の「歪み」浮上】

「社会問題」と感じつつ、政府や自治体、企業の対策を求める声は56.1%。決して高いとは言えない。必要なしが8.8%、どちらとも言えないは35.1%。対策の難しさ、本人の選択、家族の責任という見方が背景にあるためと思われる。

ニート・フリーター増加の理由(自由回答)からは、そうした現代社会の歪みが浮かび上がってくる(図4)。親や家族の甘やかし、その裏返しである甘え。教育の責任や、親の経済基盤を頼り、我慢して働かなくとも、そこそこ食べていける日本社会特有の「豊かさ」を挙げる人も多い。

長い不況に起因する就職難、就労構造の変化。利益確保のため、なかなか正社員を雇おうとせず、パートや派遣、アルバイトに依存する企業。こうした環境ではぐくまれた職業観・価値観の多様化、そして希望の喪失。ニートやフリーターを容認する社会の風潮にどっぷりつかり、「やりたい仕事が見つからない」と、目的もなく、自分探しの旅を続ける人たちが出てくるのも当然か、とさえ思えてくる。

【図4】ニート・フリーター増加の理由

【対策にはショック療法の声も】

対策については、雇用支援や教育、企業の正社員採用増を求める声が強かった(図5)。中にはニートに税金などペナルティーを科す、強制的に職に就かせる、生活保護廃止、自衛隊に入れるといったショック療法もあった。少数意見ではワークシェアリング、企業の利益第一主義の見直しなど。

「日本は成熟した社会になったのだから、働きたい職場で好きな時間に働く」。自由回答に寄せられたこんな意見にも確かに一理ある。ただ、問題は全員がそうした能力や機会を持っているわけではないこと。

自身がニートという回答者は、「物質的に豊かになる一方で他人とのかかわりが薄れている。お金もモノも食べ物もたくさんあるのに、いろいろな意味で貧しいと感じる」と訴える。戦後一貫して、物質的な豊かさを追求してきた日本社会。繁栄の陰で置き去りにされた別の「貧しさ」は、社会の貧しさでもある。

【図5】具体的な対策

<調査概要>

  • 実施期間: 2005/12/14~2005/12/15
  • 有効回答数: 1,076
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この調査結果の集計結果などを無料にて提供しています。

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