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ロボットに関するアンケート

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gooリサーチ と 日刊工業新聞 による共同企画調査

日刊工業新聞 2005年10月26日から連載

gooリサーチと日刊工業新聞社による共同企画調査<第21弾>

ロボットに関するアンケート

自宅にロボットがある人は100人中9人―。日刊工業新聞社がNTTレゾナントと共同で「gooリサーチ」を利用して実施した「ロボットに関するアンケート」で分かった。世界的な製造業の生産拡大で、産業用ロボットの需要が増加。人型のサービスロボットの開発も活発となっている。この活況の中で、11月30日から東京・有明の東京ビッグサイトで「国際ロボット展」が開催される。これに合わせ、ロボットが一般にどのくらい認識されているかアンケート結果を掲載するとともに、出展者を紹介する。

回答者

■ ロボットに関するアンケート(1)

Q:ロボットという言葉を初めて使った作家は?

A:チェコのカレル・チャペック

この設問は五つの答えの中から選択する形で行った。正答率は11.9%。最も多かったのは「分からない」の44.0%だった。

ロボットという言葉を初めて使った作家は?

「ロボット」という言葉が初めて登場したのは、チャペックが1920年に執筆した戯曲「RUR」。荷役や労働を意味するチェコ語「robota」が基になった。

ちなみに、選択肢にあった「アシモフ」は人間と共生するロボットの行動規範を示した「ロボット三原則」、「手塚治虫」は「鉄腕アトム」で知られる。日本ではアトムをきっかけに研究者を志した人が多く、ロボット産業の発展の原動力になったとの意見がある。

■ ロボットに関するアンケート(2)

Q:あなたの自宅にロボットはありますか?

A:「ある」98人(8.9%)、「ない」999人(91.1%)

「ある」の男女別は、男性50人、女性48人とほとんど差がない。年代別では20代男性、30代男性、30代女性、50代女性がそれぞれ12人で最多。

あなたの自宅にロボットはありますか?

ソニーの「AIBO」発売以来6年。ロボットの家庭への普及のペースが速いのか否か。

松下電器産業のホームページで全自動洗濯機の歴史をひもとくと、給水から脱水まで全自動化した洗濯機の1号機を開発したのは65年。普及率が8.6%になったのが71年。それから30年余り、今や2漕式の洗濯機を見かけることは珍しくなった。ロボットは家庭にどのように普及していくのだろう。

■ ロボットに関するアンケート(3)

Q:漫才ができるロボットはあると思いますか?

A:「ある」

正答率は36.9%。

漫才ができるロボットはあると思いますか?

その名は「パペじろう」。もともとNECが子供とのふれ合いを目的に開発した「PaPeRo」の会話能力を強化し、作製した。最近、人間とのコミュニケーション能力を持つロボットの開発が盛んに進められているが、認識技術の性能の向上や会話内容の充実が大きな課題。PaPeRoは8個のマイクを使い、雑音が多い状況でも特定の音声を認識する技術を搭載。さらに文字や動画を認識する機能を備えている。過去のイベントで、お笑いタレントとの掛け合い漫才を行い、見事な「ボケ」を披露。芸能界デビューも夢ではない?

■ ロボットに関するアンケート(4)

Q:空飛ぶロボットはあると思いますか?

A:「ある」

正答率は38.8%。

空飛ぶロボットはあると思いますか?

セイコーエプソンが開発した「μFR―II」は、手のひらに乗るほど小さい飛行ロボット。上空から撮影した画像を、無線通信技術を使って地上に電送する機能を持ち、災害救助などでの活用が見込まれている。プロトタイプは電源でつながれていたため、飛行範囲が限定されていた。そこでジャイロセンサーを最小化して揚力を向上。さらにリニアアクチュエーターの高速応答化などにより自律飛行の範囲を大幅に拡大した。

地上から空へ―。3次元空間という活動領域を獲得したことで、ロボットが活躍する場がますます増えそうだ。

■ ロボットに関するアンケート(5)

Q:自宅にあったら便利だと思うロボットは?

A:1位は清掃ロボット

この設問は自由記述を含む六つの答えから複数を選択する形で行った。選択率が最も高かったのは清掃ロボの76.1%で、10代から60代以上まで全年代で1位。以下、洗濯ロボの42.8%、炊事ロボの40.5%が続いた。多くの人がこれらの作業を面倒だと感じているようだ。

自宅にあったら便利だと思うロボットは?

自由記述では、犯罪の増加や少子高齢化といった現代社会を反映し、防犯・留守番ロボ、介護ロボ、会話や遊び相手ロボという回答が多かった。これらを総合すると究極のロボットは、自由記述にあった「自分のコピー」(30代・女性)ということになる。

■ ロボットに関するアンケート(6)

Q:アンケート(5)で回答した自宅にあったら便利だと思うロボットはいくらなら購入しますか?

A:最多回答は10万―20万円。

この設問は、10万円以上の五つの答えから選択する形で行った。最多回答は10万―20万円の65.3%。10代から60代以上までの全年代で50%を超えた。以下、20万―30万円が13.1%、30万―40万円が2.6%、40万円以上が1.8%と続いた。どの年代でも価格帯が低いほど選択率が高く、家庭用ロボットには、やはり「安さ」を求めているようだ。

自宅にあったら便利だと思うロボットはいくらなら購入しますか?

今春から家庭ロボットが相次ぎ発売となり、市場の拡大が期待されているが、価格は最も安い製品で約30万円。普及のカギはやはり価格?

■ ロボットに関するアンケート(7)

Q:世界で初めて、ヒューマノイド型ロボットを開発した大学はどこ?

A:早稲田大学

この設問は五つの中から選択する形で行った。正解率は21.3%。最も多かったのは「分からない」の46.7%で、米マサチューセッツ工科大学が27.9%、英ケンブリッジ大学が2.2%、その他が1.9%だった。

世界で初めて、ヒューマノイド型ロボットを開発した大学はどこ?

世界初のヒューマノイド型ロボットは、早稲田大学の加藤一郎研究室が73年に作製した「WABOT―1(ワボット・ワン)」。視覚センサーによる対象物の認識や、簡単な会話機能を備えていた。

これをきっかけに日本では、ロボットの研究開発が急速に進展。実用化でも科学技術の先進国である英米をリードし、今日までロボット大国の地位を維持している。

■ ロボットに関するアンケート(8)

Q:3種の家庭用ロボットの中で高価なのは?

A:三菱重工業の「wakamaru(ワカマル=写真)」

ワカマル(三菱重工業)

この設問は、ZMPの「nuvo(ヌーボー)」、テムザックの「ロボリア」、三菱重工業の「wakamaru(ワカマル)」の中から選択する形で行った。正解のワカマルは157万5000円。ちなみにヌーボーは58万8000円、ロボリアは29万4000円。

3種の家庭用ロボットの中で高価なのは?

これらの製品は一般家庭向けに、今春から相次いで発売された。いずれも各種センサーやカメラを搭載し、防犯やコミュニケーションに活用できる。3製品とも台数限定販売だが、実績により増やす計画がある。近い将来、ロボットがペットのように人間と一緒に暮らす時代が来るかもしれない。

■ ロボットに関するアンケート(9)

Q:産業用ロボットを初めて開発したのはどの国?

A:米国

この設問は七つの答えの中から選択する形で行い、正解率は13.6%だった。ロボット大国のイメージが強いせいか、日本との回答が52.1%と最も多かった。

産業用ロボットを初めて開発したのはどの国?

産業用ロボットの定義は、教示と再生によってモノを置く、つかむといった作業ができる機械。
その概念は58年に米国人が出願した特許で発表された。同特許に基づいて米国メーカーが58年に試作機を開発。62年には別の2メーカーが実用化に成功した。

しかし現在は、米国メーカーの大半がロボット事業から撤退し、残る有力メーカーは1社のみ。先行メリットだけで優位性を保つのは難しいようだ。

■ ロボットに関するアンケート(10)

Q:これは何ロボット?

ガードロボD1(綜合警備保障)

A:警備ロボット

これは何ロボット?

この設問は、ロボット5種の写真を掲示し、それぞれの用途を八つの選択肢の中から回答してもらった。写真は綜合警備保障が開発した巡回警備ロボット「ガードロボD1」。正解率は90.6%。ガードロボD1は、あらかじめ設定した経路を移動しながら、搭載したカメラや各種センサーで火災や漏水といった異常を検出する。建物内に侵入した不審者を追いかける機能がある。腕に装備した消火器を使い消火活動も行う。無線LANで監視センターと接続、警備員とも連携する、という優れもの。ロボットのおかげでセキュリティーがますます向上しそう。

■ ロボットに関するアンケート(11)

Q:これは何ロボット?

シーム溶接ロボ(不二越)

A:溶接ロボット

これは何ロボット?

溶接ロボット(写真)は産業用ロボットの代表格として、早くから製造現場に導入された。「危険」、「汚い」といった過酷な労働条件で、単純な繰り返し作業を人間に代わって担当。生産性の向上に果たした役割は大きい。ただ今回のアンケートでは、外観から用途を言い当てるのが難しかったようで、正解率は44.9%にとどまった。

用途としては、溶接ポイントが「点」のスポット溶接と、「線」のアーク溶接に大別される。将来は、作業条件をあらかじめロボットに教えるティーチング方式から、ロボットが自律的に動く方式にシフトするとみられ、各種センサー技術の改良が進んでいる。

■ ロボットに関するアンケート(12)

Q:これは何ロボット?

リハビリロボ(安川電機)

A:リハビリロボット

これは何ロボット?

このロボット(写真)は、安川電機がロボットアーム技術を応用し、下肢のリハビリテーション用に開発した。正解率は46.8%。屈伸運動の際、目標の角度に近づくにつれて患者の下肢をゆっくり動かすほか、目標角度に到達すると、そのまま一定時間保持するなど、医療スタッフのきめ細かい動きに近づけた。

リハビリテーション用途を含む医療・福祉分野は、産業用以外で最もロボットの普及が期待されている分野の一つ。日常生活での高齢者の自立支援や、遠隔操作による外科手術支援など応用範囲は幅広い。少子高齢化の進展もあり、今後これらのロボットへのニーズが増えそうだ。

■ ロボットに関するアンケート(13)

Q:これは何ロボット?

実装機(ヤマハ発動機)

A:表面実装機

これは何ロボット?

表面実装機(写真)はコンデンサーや集積回路(IC)、トランジスタといった電子部品を、プリント基板上に形成された回路パターンに装着する装置。「マウンター」とも呼ばれる。正解率は40.4%。

見た目は一般的なロボットのイメージから程遠い。しかし、軸が三つ以上という産業用ロボットの定義を満たすことから、日本ロボット工業会がロボット製品として分類するようになった。携帯電話やパソコンなどの精密電子機器の製作で使われる。精密電子機器は普及拡大とともに、小型化、軽量化が急速に進展している。これに対応し、実装技術の高速・高精度化が著しい。

■ ロボットに関するアンケート(14)

Q:これは何ロボット?

大型ガラス基板搬送ロボ(不二越)

A:搬送用ロボット

これは何ロボット?

このロボット(写真)は、不二越が液晶ガラス基板向けに開発した。正解率は22.8%。搬送ロボットの対象物はこのほか、自動車や造船、建材、半導体部品と幅広く、特に手作業やクレーンでは時間がかかる大型部品の搬送に威力を発揮。1台だけの動作に加えて、複数のロボットの協調動作によって搬送するシステムもある。

近年は、デジタル家電の市場拡大を受け、液晶パネルの原材料である大型液晶ガラス基板の大量生産が進展。すでに第8世代(2500ミリ×2200ミリメートル)の基板に対応したロボットが製品化されており、第9世代以降の基板への対応も時間の問題といえそう。

■ ロボットに関するアンケート(15)

Q:日本で産業用ロボットの生産が始まったのはいつ?

A:1969年

日本で産業用ロボットの生産が始まったのはいつ?

日本で初めて産業用ロボットを製品化したのは川崎重工業。米国メーカーに遅れること7年、「川崎ユニメート」を完成した。折しも60年代の日本は高度成長期のまっただ中のため労働力不足が深刻で、以降、各メーカーによる開発、生産に弾みがついた。

外観は当初、先端にアームを付けただけの簡素な構造だったが、軸数の増加に伴いより柔軟な動きになってきた。単純な重労働を人間に代わって担当するだけでなく、製品の品質の安定化や向上に貢献。日本の自動車や電気機械産業が常に競争力を維持しているのも、ロボットの技術力が下支えしているといえそう。

■ ロボットに関するアンケート(16)

Q:現在、世界で稼働している産業用ロボットの台数は?

A:85万台

現在、世界で稼働している産業用ロボットの台数は?

産業用ロボットは70年代が「実用化時代」、80年が「普及元年」と言われる。米国メーカーが製品化した62年以降、稼働台数は右肩上がりで増加してきた。85年の14万台、95年の61万台、00年の75万台という過去の実績からも、伸び率の高さが分かる。

国別では、日本、米国、英国、ドイツ、イタリア、フランスといった先進国で大半を占める。続いてスウェーデン、オーストリアなどが2番手グループを形成している。 中国やロシアを中心とする新興国の経済成長が著しいだけに、今後も稼働台数が増え続けるのは確実。もはやロボット抜きの生産現場を想像しにくくなっている。

■ ロボットに関するアンケート(17)

Q:日本の産業用ロボットの生産台数は世界で何位?

A:1位

日本の産業用ロボットの生産台数は世界で何位?

国連欧州経済委員会の年次報告書によると、04年の世界の稼働台数約85万台のうち、日本は36万台と4割以上を占める。80年代から世界トップを維持し、2、3番手の米国とドイツを大きく引き離す。

国内では、2大ユーザーの自動車と電気機械産業に加えて、あらゆる分野で企業規模の大小を問わず導入が進んできた。それが世界最大の供給国であると同時に、世界最大市場を形成している背景だ。熟練作業者の技能をロボットに置き換えようとする開発も進んでおり、用途は広がり続ける一方。「ロボット大国」としての地位は、当分揺るぎない。

■ ロボットに関するアンケート(18)

Q:現在の日本のロボット市場規模は?

A:約6000億円

現在の日本のロボット市場規模は?

製造業全体の設備投資拡大を受け、日本のロボット市場は昨年から活況が続いている。日本ロボット工業会は、05年の生産額が6300億円になると強気に予想している。これは04年の5900億円を400億円程度上回り、過去最高だった00年の6475億円に迫る勢いだ。国内ではロボット普及の「飛躍元年」と言われる85年以降、生産額が右肩上がりで増加してきた。だが、これまで6000億円以上となったのは91年と00年の2回のみ。ITバブル崩壊の影響で02年には3914億円にまで低下していた。久々の大台超えは、日本のロボット産業の底力を示している。

■ ロボットに関するアンケート(19)

Q:経済産業省が予測した2025年のロボット市場規模は?

A:6兆2000億円

経済産業省が予測した2025年のロボット市場規模は?

2025年のロボット市場が、現在の約10倍に急拡大すると予想されているのは、製造業以外での需要増が期待できるため。すでに警備や医療・福祉分野向けロボットが製品化されており、今後も市場が順調に拡大しそう。もちろん、製造業向けも組立作業を中心に適用範囲が広がっている。さらに、各種施設の定期検査や農作業、災害現場での救助活動、水中構築物のハンドリングなど、あらゆる用途で応用研究が進行中だ。人間とのコミュニケーションをテーマにした製品の販売も相次ぎ、一般家庭にも浸透しつつある。近い将来、ロボットが身の回りにある風景が当たり前になるかも?

■ ロボットに関するアンケート(20)

Q:ロボットはどっち?

短軸ロボ(ヤマハ発)

直動案内機器2(日本トムソン)

A:上

ロボットはどっち?

正解率は46.8%。直線上を往復運動する単軸ロボットは(写真上)は、ワークの搬送などに利用される。軸が一つで「1軸ロボット」とも呼ばれる。6軸多関節をはじめとする他のロボット製品と比べると、往復運動だけのため機構が簡略で価格も安い。

一方の直動案内機器(同下)は、直線上を往復運動する動きは単軸ロボットと同じだが、構成部品としてロボットに組み込まれる。滑らかな動きによって軸方向の位置決めの高精度化を支えている。ロボットと同様に、直動案内機器も日本メーカーが世界シェアで圧倒。ロボット関連技術のすそ野の広さと国際競争力の高さを見せつけている。

■ ロボットに関するアンケート(21)

Q:ロボットで思い浮かべるメーカーは?

A:最多回答はホンダ

この設問は自由回答形式で行った。回答者数1097人のうち、ホンダが280人と最も多かった。以下、ソニーが255人、トヨタが85人と続き、人型や犬型ロボットを手がける大手メーカーが上位を占めた。いずれも"広告塔"として企業イメージの確立に大きな役割を果たしている。

一方、産業用ロボットメーカーでは、ファナックが55人でトップ。このほか、ロボット事業を展開している三菱重工業や村田製作所、富士通に加え、玩具メーカーの名前もあった。企業の規模や業種を問わず、ロボットにかかわるメーカーは増え続けている。日本のロボット産業からますます目が離せない。

■ ロボットに関するアンケート(22)

A:全設問の平均正解率は38.2%

今回のアンケートで、自由記述形式を除く全設問の正解率は、平均38.2%だった。
外観から各種ロボットの用途を答えてもらう設問で正解率が90%を超えるなど、全体にロボットへの関心の高さがうかがえた。また、歴史に関する設問では年代の高い回答者が、最近話題の一般家庭向けロボットがらみでは若年層が、正解率が高かった。

日本はこれまで「ロボット大国」として、世界に先駆けたロボットをたくさん生み出してきた。今回のロボット展にも最新の技術がズラリと並ぶ。会場の東京ビッグサイトに足を運べば、新発見が必ずある。

※本記事は、2005年10月26日〜2005年12月1日に日刊工業新聞に連載として掲載された「ロボットに関するアンケート」をまとめたものです。

<調査概要>

  • 実施期間: 2005/10/11~2005/10/12
  • 有効回答数: 1,097

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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