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地域産業に関するアンケート

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地域が求める、新しい産業像とは 住民100人に聞く―これからの地域と産業のあり方

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gooリサーチ と 日刊工業新聞 による共同企画調査

日刊工業新聞 2005年10月31日 広告特集

gooリサーチと日刊工業新聞社による共同企画調査<第20弾>

地域産業に関するアンケート

~地域が求める、新しい産業像とは
住民100人に聞く―これからの地域と産業のあり方~

戦後60年。飛躍的な発展を遂げた日本経済は成熟期に入り、産業構造が大きく変わり始めた。こうした大変革期で課題となっているのが、地盤沈下に歯止めがかからない地域産業の再生。官民一体となった取り組みはむろんだが、それにも増して今後は住民の協力が必要不可欠となってくる。しかしこれまでの産業振興策を見てみると、住民の考えを十分に反映させているとは言い難い。むしろ行政・産業界と住民との間に大きなミゾが生じているケースが少なくないといえる。住民との共生による地域産業の活性化には何が必要なのか。日刊工業新聞社北東京支局は、NTTレゾナントと共同で一般消費者を対象とした地域産業にかかわる意識調査を実施。住民が求める新しい地域の産業像を探った。

調査結果について

■東京のモノづくりに新たな課題

調査の対象としたのは、北東京支局が担当するエリアから選定した北、板橋、豊島、練馬、中野の5区。それぞれの区の在住者(20―50歳代)各100人に、地元産業のイメージや地域経済活性化に結び付く施策などについて聞いた。

まず5区トータル(有効回答数539人)での傾向を見ると、「あなたがお住まいの地域にどのような産業があるかご存知ですか」という設問に対して、「知っている」と回答したのは155人(28.76%)にとどまった。さらに「知っている」と回答した155人に、具体的な産業(複数回答)を聞いたところ、「印刷・出版・デザイン」が最も多く63.87%。次いで「流通(商業・卸売・小売り)」(54.84%)、「機械・精密加工(金属製品・部品・光学機器を含む)」(31.61%)、「医療・福祉関連」(31.61%)などの順となっている。全般的にサービス業に集中する傾向はあるものの、製造業に対する認知度も比較的高いことが読み取れる。

お住まいの地域に、どのような産業があるのかご存じですか。

一方で「あなたのお住まいの地域にはどのような産業がふさわしいと思いますか」との設問(有効回答数539人、複数回答)に対しては、トップが「流通(商業・卸売・小売)」で42.30%。続いて「医療・福祉関連」(41.74%)、「IT・情報関連(アニメーションなどコンテンツを含む)」などとなっている。「機械・精密加工(金属製品・部品・光学機器を含む)」(10.95%)や「エレクトロニクス(電子機器・電子機械)」(8.53%)など製造業に対する評価は意外と低く、今後、東京でのモノづくりをどう進めていくのか新たな課題を突きつけられたといえる。

お住まいの地域には、どのような産業がふさわしいと思いますか。

産業振興策が認知されているかどうかについても聞いた。539人中、在住している区が実施している産業振興策を知っていると答えたのはわずか16人(板橋区1人、北区7人、練馬区3人、豊島区4人、中野区1人)。さらにその振興策を評価すると回答したのは12人(板橋区1人、北区5人、練馬区3人、豊島区2人、中野区1人)にすぎなかった。ただ絶対数は少ないものの「産業政策にポリシーがある」、「政策にかかわる情報開示を行っている」、「融資制度が充実している」ことなどを評価していると回答していることから、これに沿った広報活動を展開していけば、それぞれの区の在住者にする産業振興策の認知・理解度を高められるかもしれない。

お住まいの地域の行政が実施している産業振興政策では、どの点を評価しますか。

■板橋区

既存産業を活かしつつ医療・福祉関連などの新産業を呼び込む

既存産業を活かしつつ、医療・福祉関連などの新産業を呼び込む―。板橋区在住者は、こうした見方をしているようだ。同区在住者の有効回答数は103人。このうち区内にどのような産業があるか知っていると答えたのは35人(33.98%)。

お住まいの地域に、どのような産業があるのかご存じですか。(板橋区)

具体的な産業(複数回答)として「印刷・出版・デザイン」(91.43%)、「機械・精密加工(金属製品・部品・光学機器を含む)」(45.71%)などを挙げている。

ただ同区にふさわしい産業(有効回答数103人、複数回答)となるとやや傾向が異なる。地元産業の認識と同様に「印刷・出版・デザイン」(51.46%)がトップだったが、「医療・福祉関連」(43.69%)、「IT・情報関連(アニメーションなどコンテンツを含む)」(29.13%)などを挙げた回答者も多かった。同区内産業の特徴でもある「機械・精密加工(金属製品・部品・光学機器を含む)」については20.39%にとどまった。回答者の約90%が同区が大田区に次ぐ製造業の集積地であることを知らないとしていることからも、製造業にとってはかなり肩身の狭い状況にあるといえる。

お住まいの地域の産業について(板橋区)

また地域経済の活性化のために、86人(83.50%)が産学連携が必要と回答。誘致したい大学(複数回答)としては、東京工業大学(39.53%)や芝浦工業大学(34.88%)、東京電機大学(32.56%)などが上位を占めた。今後、地域住民と産業が共生できるまちづくりに必要なことについて、自由記述方式で聞いたところ、「地域の特色を出せるような産業の誘致・育成」や「住民の理解と企業の配慮」、「地域住民が働けるような産業や職場づくり」などの意見があった。

地域経済の活性化のために、大学との産学連携は必要だと思いますか。(板橋区)

■北区

医療・福祉やIT・情報関連産業の誘致・育成を

コアとなる印刷・出版・デザインはむろん、医療・福祉やIT情報関連産業の誘致・育成が望ましい―。北区在住者が描く今後の地域産業のイメージだ。同区在住者の有効回答数は107人。このうち区内にどのような産業があるのか知っていると答えたのは38人(35.51%)。

お住まいの地域に、どのような産業があるのかご存じですか。(北区)

具体的な産業(複数回答)として「印刷・出版・デザイン」(92.11%)を筆頭に、「流通(商業・卸売・小売り)」(55.26%)、「機械・精密加工(金属製品・部品・光学機器を含む)」(36.84%)などを挙げている。

同区にふさわしい産業(有効回答数107人、複数回答)としては、「印刷・出版・デザイン」がトップと変わらないものの、「医療・福祉関連」(34.58%)と「IT・情報関連(アニメーションなどコンテンツを含む)」(30.84%)が上位に入り、隣接する板橋区と同様の傾向が出た。

お住まいの地域の産業について(北区)

特徴的だったのが年齢別の動向。30代で「医療・福祉関連」と「IT・情報関連(アニメーションなどコンテンツを含む)」を挙げる回答者が多かったほか、20代と40代で「機械・精密加工(金属製品・部品・光学機器を含む)」のウェートが比較的高いといった傾向が表れている。

お住まいの地域の産業について(年齢別)(北区)

産学連携が地域経済活性化に必要か否かの設問については、80人(74.77%)が必要と回答。誘致したい大学(複数回答)としては、東京大学(50.00%)や早稲田大学(36.25%)、東京工業大学(35.00%)などが上位を占めた。地域住民と産業が共生できるまちづくりに対しては、「産業がもたらすメリット、デメリットをきちんと住民に説明し、意見交換をしながら行政参加のまちづくり」や「あらかじめ住民の声を聞いて産業を興す」などの意見があった。

地域経済の活性化のために、大学との産学連携は必要だと思いますか。(北区)

■練馬区

医療・福祉など特徴ある地場産業の育成を

練馬区の産業としてふさわしいのは、医療・福祉やIT・情報関連―。練馬区在住者は、既存の商業よりも、特徴のある地場産業の育成を求めているようだ。同区在住者の有効回答数は119人。このうち区内にどのような産業がるのか知っていると答えたのは34人(28.57%)。

お住まいの地域に、どのような産業があるのかご存じですか。(練馬区)

具体的な産業(複数回答)として「流通(商業・卸売・小売り)」(41.18%)、「機械・精密加工(金属製品・部品・光学機器を含む)」(35.29%)などを挙げている。

一方で同区にふさわしい産業(有効回答数119人、複数回答)としては、「医療・福祉関連」が最も多く49.58%。続いて「IT・情報関連(アニメーションなどコンテンツを含む)」(41.18%)、「流通(商業・卸売・小売り)」(36.13%)が上位を占めた。同区は区内に集積しているアニメ産業の育成に力を入れているが、それを知っていると答えたのは119人中42人。まだまだアピール不足の感は否めない。

お住まいの地域の産業について(練馬区)

産学連携が地域経済活性化に必要か否かの設問については、87人(73.11%)が必要と回答。誘致したい大学(複数回答)としては、東京大学(39.08%)や東京工業大学(34.48%)、早稲田大学(32.18%)などが上位を占めた。地域住民と産業が共生できるまちづくりに対しては、「都市計画的なフォーラムなどを開き、居住区およびそれが持つ問題点について理解を深め、議論できるような場がまず必要」や「雇用吸収力があり、環境にやさしい産業の育成・誘致。企業側において地域に密着した施策の推進」などの意見があった。

地域経済の活性化のために、大学との産学連携は必要だと思いますか。(練馬区)

■豊島区

流通業主体にファッションや医療・福祉関連が中核となる産業を形成

流通業を中心に、ファッションや医療・福祉関連が中核となる産業を形成する―。これが豊島区在住者がふさわしいと考える地域産業のイメージだ。同区在住者の有効回答数は104人。このうち区内にどのような産業があるのか知っていると答えたのは26人(25.00%)。

お住まいの地域に、どのような産業があるのかご存じですか。(豊島区)

渋谷、新宿に次ぐ巨大な繁華街を抱える池袋がコアとなっているだけあって、具体的な産業(複数回答)として最も多かったのは「流通(商業・卸売・小売り)」(76.92%)。続いて「出版・印刷・デザイン」(57.69%)、「医療・福祉関連」(38.46%)、「IT・情報関連(アニメーションなどコンテンツを含む)」(38.46%)などを挙げている。

同区にふさわしい産業(有効回答数119人、複数回答)として、最も多かったのは「流通(商業・卸売・小売り)」で52.88%。このほか「衣類・アパレルファッション」(49.04%)、「IT・情報関連(アニメーションなどコンテンツを含む)」(46.15%)、が上位を占めた。同区が地域産業と位置付けている「出版・印刷・デザイン」は32.69%で5番目だった。

お住まいの地域の産業について(豊島区)

産学連携が地域経済活性化に必要か否かの設問については、84人(80.77%)が必要と回答。誘致したい大学(複数回答)としては、早稲田大学(47.62%)を筆頭に東京大学(38.10%)や東京工業大学(36.90%)などが上位を占めた。地域住民と産業が共生できるまちづくりに対しては、「区全体を統一的に把握し、全体のバランスを考えながら住・生活環境の中に適度に産業や企業の要素を取り入れる」や「産業が地域に入ってくることに伴うメリットがデメリットを上回ること」などといった意見があった。

地域経済の活性化のために、大学との産学連携は必要だと思いますか。(豊島区)

■中野区

流通業をコアに、医療・福祉やIT・情報関連産業の集積を

流通業をコアに、医療・福祉やIT・情報関連産業の集積を図る―。中野区在住者は、既存産業を活かしつつ、新たな地域産業の創出に期待を寄せているようだ。同区在住者の有効回答数は106人。このうち区内にどのような産業があるのか知っていると答えたのは22人(20.75%)。

お住まいの地域に、どのような産業があるのかご存じですか。(中野区)

具体的な産業(複数回答)としてあげたのは「流通(商業・卸売・小売り)」(77.27%)が最も多く、「出版・印刷・デザイン」(45.45%)、「IT・情報関連(アニメーションなどコンテンツを含む)」(31.82%)などの順となっている。同区にはIT・情報関連産業が比較的集積しているとされるが、それを知っていると答えた在住者は、106人中でわずか10人(9.43%)にとどまった。

一方で同区にふさわしい産業(有効回答数106人、複数回答)としては、「流通(商業・卸売・小売り)」が最も多く51.89%。続いて「医療・福祉関連」(45.28%)、「IT・情報関連(アニメーションなどコンテンツを含む)」(43.40%)、「衣類・アパレルファッション」(34.91%)が上位を占めた。

お住まいの地域の産業について(中野区)

産学連携が地域経済活性化に必要か否かの設問で、必要と回答したのは75人(70.75%)。誘致したい大学(複数回答)としては、東京工業大学(40.00%)や早稲田大学(40.00%)、東京理科大学(29.33%)、東京大学(29.33%)などが上位を占めた。地域住民と産業が共生できるまちづくりに対しては、「地域特性に合致した産業を誘致し、地域住民も参加しやすい環境をつくる」や「企業の情報公開と地域住民への配慮」などといった意見があった。

地域経済の活性化のために、大学との産学連携は必要だと思いますか。(中野区)

<調査概要>

  • 実施期間: 2005/10/14~2005/10/17
  • 有効回答数: 539

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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