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「家づくりの不安に関するアンケート」調査結果

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根強い「工事の品質」「費用」に対する不安感

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報道発表資料 平成16年11月4日

gooリサーチ結果 (No.66)

「家づくりの不安に関するアンケート」調査結果

~根強い「工事の品質」「費用」に対する不安感~

国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1)を共同で提供する株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、取締役社長:谷野 剛)とNTTレゾナント株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:資宗 克行)は、gooリサーチ・ホームページ上で「家づくりの不安に関するアンケート」調査を実施しました。有効回答者数は1,379名でした。

調査結果のポイント

■ 根強い「工事の品質」「費用」に対する不安感

住宅購入を希望する消費者(購入意向者)の不安として最も多くあげられたのは、「手抜き工事がされないか(77.0%)」であり、「予算内でおさまるか(65.9%)」、「価格(見積り)が適正か(60.1%)」と続いた。家づくりの場における消費者の工事品質と価格に対する不安・不信感の高さが、改めて浮き彫りとなった。

また、住宅購入経験者が困ったこととしても、「価格の目安や基準が分からない(53.9%)」が最も多く、価格の不透明性への不満が高いことが明らかとなった。

■ 第三者による支援サービスへの期待

近年、家づくりの不安を設計者や工事会社とは違う第三者の視点で支援する様々なサービスが提供されており、アンケートでは支援サービスを12種類提示することで、それぞれのサービスの利用意向を聞いた。

利用意向が高いのは、「見積りチェック」「契約チェック」「工事マネジメント」「概算見積り算定サービス」など、家づくりの節目を第三者の視点で確認するサービスであった。特に購入意向者の利用意向が高いのは、不安度の高さが指摘された工事の品質と価格に関連する「概算見積り算定サービス」27.2%と「工事マネジメント」25.5%であった。

サービスに対する許容価格は、「工事マネジメント」が最も高く4〜5万円程度、その他は、「概算見積り算定サービス」で2万円前後、「見積りチェック」「契約チェック」はいずれも1万円前後となった。

実際の提供価格と利用者の許容価格には乖離があるが、これまでの家づくりプロセスにはなかった第三者による工事マネジメントや見積り・契約等のチェックを、有償であっても受けようとする消費者の存在が浮き彫りになったといえる。

《 補足 》

(*1)【 gooリサーチ 】 http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントと、日本のリーディングシンクタンクである三菱総研の調査企画力、コンサルティング力が融合した、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。携帯電話でアンケートに答える「gooリサーチ・モバイル」モニター(4.6万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(2.2万人)を含め、24万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています。(モニターの人数はいずれもH16年10月現在)

<本調査およびgooリサーチに関するお問合せ先>

株式会社三菱総合研究所 産業・市場戦略研究本部 E-リサーチ事業推進室
(Tel) 03-3277-0719、(Fax) 03-3277-0523
産業政策研究部 生活産業研究チーム
(Tel) 03-3277-0562、(Fax) 03-3277-0523
株式会社三菱総合研究所 広報部広報グループ
(Tel) 03-3277-0003、(E-mail) goo-press@mri.co.jp、ccd-mg@mri.co.jp

<本調査およびgooリサーチに関するお問合せ先>

NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 リサーチグループ
(Tel) 03-5224-5380、(FAX) 03-5224-5201、(E-mail)research@goo.ne.jp
NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部 広報グループ
(Tel) 03-5224-5500、(E-mail) pr@nttr.co.jp

調査概要

1. 調査対象 一般インターネット・ユーザ及びgooリサーチ登録モニター
2. 調査方法 公開型インターネットアンケート
3. 調査期間 平成16年4月16日(金)〜平成16年4月20日(火)
4. 有効回答者数 1,379名
(過去10年に戸建て注文住宅の購入を経験した者(1,049名)、及び、今後3年以内に戸建て注文住宅の購入する意向のある者(330名)に限る)

調査結果データ

1.回答者構成

(1) 性別構成

本調査の回答者の男女内訳は、男性47.6%、女性52.4%であった。

(2) 年代別構成

年代別構成では、19歳以下が0.8%、20〜29歳が13.2%、30〜39歳が48.7%、40〜49歳が29.1%、50〜59歳が6.3%、60歳以上が2.0%であった。

2.住宅購入の状況

(1) 依頼先

購入経験者の依頼先は「ハウスメーカー」が52.7%と最も多く、「工務店」が37.1%と続き、両者で全体の約9割を占める。(図1)

購入意向者の場合も「ハウスメーカー」が42.7%と最も多いが、その次は「設計事務所・建築家」が20.2%と続き、購入経験者との間で依頼先の変化が見られる。(図2)

図1 家づくりの依頼先(購入経験者)

図1 家づくりの依頼先(購入経験者)

図2 家づくりの依頼先(購入意向者)

図2 家づくりの依頼先(購入意向者)

(2) 建築費

購入経験者の建築費(附帯工事・諸経費含む)は、「2,000〜2,500万円」が25.0%と最も多く、「3,000万円以上」が23.8%とそれに続く。(図3)

購入意向者の場合、「2,000〜2,500万円」が26.6%と最も多く、以下「1,500万円〜2,000万円」と金額が下がる傾向にある。(図4)

図3 建築費(購入経験者)

図3 建築費(購入経験者)

図4 建築費(購入意向者)

図4 建築費(購入意向者)

(3) 工法

購入経験者の場合、「木造軸組(在来)工法」が52.7%と約半数を占める。(図5)

一方、購入意向者の場合は「木造軸組(在来)工法」が28.5%で最も多いが、「わからない」という層が30.2%を占めている、これは住宅購入の直前までは工法等への知識が少なく、希望工法が決まっていないためと推察される。(図6)

図5 工法(購入経験者)

図5 工法(購入経験者)

図6 工法(購入意向者)

図6 工法(購入意向者)

3.住宅購入において困ったこと・不安なこと

(1) 住宅購入において困ったこと(複数回答)

購入経験者が困ったこととして最も多いのは、"費用"に関することであり、「価格の目安や基準が分からない(53.9%)」、「予算内におさまらない(41.0%)」と不安項目の上位2項目をしめる。次に、"設計"に関する「プラン・間取りに満足いかない(29.8%)」が続き、「依頼先選びの目安や基準がわからない(27.4%)」と依頼先選びの際に必要な、客観的な事業者情報の不在に関することが続く。(図7)

家づくりに関する本、雑誌が相次いで提供され、費用や事業者に関する情報は増加しているが、客観的なものかどうかわかりにくい等、消費者が活用できていない現状が伺える。

図7 住宅購入において困ったこと(購入経験者)【複数回答】

図7 住宅購入において困ったこと(購入経験者)

(2) 住宅購入にあたって不安なこと(複数回答)

購入意向者の住宅購入にあたっての不安としては、"工事の品質"に関する「手抜き工事がされないか(77.0%)」が最も多く、次いで"価格"に関する「予算内でおさまるか(65.9%)」、「価格(見積り)が適正か(60.1%)」、"依頼先選び"に関する「良い依頼先が見つかるか(62.3%)」の順であった。(図8)

図8 住宅購入にあたっての不安(購入意向者)【複数回答】

図8 住宅購入にあたっての不安(購入意向者)

(3) 住宅メーカーのホームページに対する不満(複数回答)

住宅メーカーのホームページに対する不満として最も多かったのは、「第三者が述べる中立的な情報がないこと(41.0%)」であり、「複数の住宅メーカーの情報を一度に収集できないこと(35.5%)」、「多くの住宅メーカーの情報を横断的に検索できないこと(33.5%)」と続いた。(図9)

この結果より消費者が、メーカー横断的で第三者的な情報が提供されるホームページを求めていることが伺える。

図9 住宅メーカーのホームページに対する不満点【複数回答】

図9 住宅メーカーのホームページに対する不満点

4.住宅購入支援サービスの利用意向と許容価格

本調査では、近年ニーズが高まっている、設計者や工事会社とは違う第三者の視点で住宅購入を支援するサービスの利用意向を聞いた。支援サービスの主な内容は、以下の通り回答者に提示した。

表1 住宅購入支援サービス一覧
サービス内容 解説
家づくりセミナー 良い家をつくるため、あるいは家づくりで失敗しないために必要なノウハウを、セミナー形式で提供。
例えば、「信頼できる事業者の探し方」「土地の探し方」「資金計画の立て方」「良い住宅を建てるためのポイント」などについて、それぞれの専門家がわかりやすく解説します。
家づくり相談 家づくりに関する個別の質問・相談に、家づくりの専門家が答えるサービス。(60分間のサービス)
例えば、「住宅メーカー・工務店等の選び方」「土地の探し方」「資金計画の立て方」「建物の工法など技術的なこと」などについて、相談にのります。
家づくり要望書の作成 建て主の家づくりに対する要望を「家づくり要望書」としてまとめるサービス。設計者に建て主の要望を正確に伝えるのに役立ちます。
専門スタッフが「現在のライフスタイル」「家づくりに対する希望」「予算」を聞き、新しい住まいでの「暮らし方イメージ」「性能に対する要望」などをまとめます。
事業者の紹介 優良な事業者(住宅メーカー、工務店、設計事務所、建築家)を紹介するサービス。
事業者の紹介は、「これまでの実績(手がけた物件数、得意な工法、デザインの雰囲気)」「設計料や平均価格帯」「経営者・設計者の人柄など」「すでに建てた人の評判」などオリジナルの調査結果をもとに、建て主と相談しながら行います。
資金計画の作成 今後の生活設計を踏まえた資金計画を作成するサービス。
計画に合わせて、有利なローンを提供する金融機関の紹介なども行います。
概算見積り算定サービス このサービスでは、建て主が希望する建物の大よその建築コストを計算し、「材料にかかる費用」と「工事作業にかかる費用」を分けた詳細な見積りを作成します。
まず、このサービスでは、建て主の希望に近いプラン(実際のプランではありません、在来木造軸組み工法が基本)で、必要な「材料と数」「工事と回数」をそれぞれはじき出します。それに、地域ごとに把握した材料と工事の相場価格を掛け合わせ、建物の大よその価格を計算し、概算見積書として作り上げます。この概算見積書では、「材料にかかる費用」「工事作業にかかる費用」が細かく表示されています。
これまで事業者が作成してきた見積りは、「木工事一式」など、内訳がわからないのが一般的でした。しかし、これでは一体どんな作業や材料にいくらかかっているのか、根拠がわかりません。このような根拠のわからない建物の価格を明確なものにするのがこのサービスです。こうして出来上がる「概算見積書」は、事業者(住宅メーカー、工務店、設計事務所、建築家)と価格交渉をする際にお役立ていただけます。
見積りチェック 事業者(住宅メーカー、工務店、設計事務所など)から提出された見積りをチェックするサービス。
相場と比べて見積りが妥当か、チェックします。
契約チェック 事業者(住宅メーカー、工務店、設計事務所など)が作成した契約書一式をチェックするサービス。
契約に不備や間違いがないか、建て主に不当に不利な点はないかなどをチェックします。
設計コンペの実施 設計者の選定をサポートします。まず、建て主のニーズに対して複数の設計者(設計事務所、建築家、住宅メーカー、工務店)から提案を集めます。専門スタッフが、提案されたプランの価格妥当性をチェックしたり、提案者の特徴を説明するなど、選定までをサポートします。
設計サポート 設計開始から設計が確定するまで(かかる時間は問いません)をサポートします。特に「建て主の要望に合っているか」「過剰な設計や設備仕様になっていないか」第三者の目でチェックします。また、建て主の設計等に対する不安・疑問にも随時答えます。
工事会社入札の実施 工事会社の選定をサポートします。まず、複数の工事会社から見積りをとり、専門家がチェックします。また、工事業者の技術力、経営状況に関する情報を提供し、選定をサポートします。
工事マネジメント 着工から竣工まで(かかる時間は問いません)をサポートします。「設計図書通りに工事が行われているか」「仕様通りの材が使われているか」「品質は十分か」など専門的な視点でチェックします。また、建て主の工事等に対する不安・疑問にも随時答えます。

(1) 住宅購入支援サービスの利用意向と許容価格

購入意向者、購入経験者ともに利用意向が高いのは、「見積りチェック」「契約チェック」「工事マネジメント」「概算見積り算定サービス」など、家づくりの節目を第三者の視点で確認するサービスであることが明らかになった。(図10)

また、どのサービスについても購入意向者の方が、利用意向が高い結果となった。特に購入意向者の利用意向が高いものとして、不安度の高さが指摘された工事の品質と価格に関連する「概算見積り算定サービス(27.2%)」と「工事マネジメント(25.5%)」が挙げられる。(図10)

サービスに対する許容価格をあわせて聞いたところ、「工事マネジメント」が最も高く、購入経験者で約5万円、購入意向者で約4万3千円という価格になった。その他、利用意向の高いサービスの価格として、「概算見積り算定サービス」が2万円前後、「見積りチェック」「契約チェック」がいずれも1万円前後という結果であった。ところが、実際のサービス提供価格は、「工事マネジメント」40〜60万円程度、「見積りチェック」5〜10万円程度、「契約チェック」5〜10万円程度であり、消費者の許容価格は、いずれも既存サービスの価格を大きく下回っている(第三者による「概算見積り算定サービス」はほとんど提供されていない)。(図10)

こうした住宅購入支援サービスが一般に提供されるようになったのはここ数年であり、実際の価格とアンケート結果の許容価格との乖離は、サービスの認知度の低さによるものが大きいと考えられる。しかしながら、これまでの家づくりプロセスにはなかった第三者による工事マネジメントや見積り・契約等のチェックを、有償サービスであっても受けようとする消費者の存在が浮き彫りになったといえる。

図10 住宅購入支援サービスの利用意向と許容価格

図10 住宅購入支援サービスの利用意向と許容価格

NTTコム リサーチは、平成24年10月1日にエヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社からNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社へ事業譲渡され、平成25年12月9日にgooリサーチより名称変更いたしました。gooリサーチの調査結果(共同調査含む)等についてはこちらまでお問合せください。

この調査結果の単純集計を無料にて提供しています。

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